【BLEACH】藍染惣右介の名言まとめ!最強の敵が放つ言葉とは

「BLEACH」物語中最強の敵と呼び声の高い藍染惣右介の名言12言をご紹介します。藍染惣右介が放った数々の名言の中で特にファンから人気が高いものを選びました。最強の敵の言葉はどんな瞬間にどんな相手に向けて放たれていたのでしょうか?

【BLEACH】藍染惣右介の名言まとめ!最強の敵が放つ言葉とはのイメージ

目次

  1. 1【BLEACH】藍染惣右介とは
  2. 2藍染惣右介ってどんなBLEACHキャラ?
  3. 3藍染惣右介の名言&格言【Part1】
  4. 4藍染惣右介の名言&格言【Part2】
  5. 5藍染惣右介の名言&格言【Part3】
  6. 6藍染惣右介の名言&格言【Part4】
  7. 7藍染惣右介(最強の敵)が放つ名言・格言は多い
  8. 8藍染惣右介は名言や格言を放つ漫画アニメBLEACH最強の敵

【BLEACH】藍染惣右介とは

「BLEACH」の最重要と言って良い登場人物が藍染惣右介です。「BLEACH」の、原作漫画全74巻全698話、アニメ版全366話の長い歴史の中で常に最強ではないかと言われていたキャラクターでした。

その長い歴史の中で、最強のキャラクターと言われ続けてきた藍染惣右介は、「BLEACH」の物語の序盤から終盤までにあまりにも多くの名言と格言を紡ぎ出しました。

「BLEACH」には主人公黒崎一護を始め、数多くの魅力に溢れたキャラクターが登場し、数多くの名言を残しました。「BLEACH」は名言の宝庫と言われています。そしてその名言の宝庫の中で特に名言を多く生み出したと言われているのが、この藍染惣右介なのです。

この記事では藍染惣右介の数ある名言の中から厳選した12の名言をご紹介します。物語の重要なネタバレを含みますので、「BLEACH」原作を最後まで読破していない方やアニメしか観ていない方、実写版を観てこれから原作漫画とアニメを観るという方は予めご了承下さい。

アニメ「BLEACH」の概要

藍染惣右介の名言のご紹介に入る前に「BLEACH」アニメ版の概要をご紹介します。「BLEACH」原作は2001年から2016年まで15年をかけて集英社の漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」に連載され、日本と海外合わせてコミックスの累計発行部数が1億2000万部を超えた大ヒット漫画です。

「BLEACH」はstudioぴえろ制作でアニメ化され、テレビ東京系列を中心に21局ネットで全366話が放映されました。「BLEACH」アニメ版も大ヒットし、アニメ版を放映したテレビ東京は最も業績に貢献している3作品の中にこの「BLEACH」を挙げました。

ですが、「BLEACH」アニメ版は2004年10月5日から2012年3月27日までで原作漫画に先立って修了していますので、物語の完結までが描かれていません。そのため、そのうちアニメ版の続編が制作されて「BLEACH」の物語完結までが描かれるのではないか?と期待する声もあります。

「BLEACH」アニメ版は原作漫画にないオリジナルエピソードも数多く、そのエピソードも「BLEACH」ファンに高く評価されています。

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藍染惣右介ってどんなBLEACHキャラ?

藍染惣右介は護廷十三隊五番隊隊長を務めていた死神です。「BLEACH」原作漫画の第9巻第79話、「BLEACH」アニメ版では第23話から登場しました。常に穏やかな笑顔を絶やさない温厚な人物で、周囲の人間から好かれ慕われていた好漢でした。

しかしそれは冷酷極まりない野心家である藍染惣右介の仮面に過ぎなかった事が、「BLEACH」の物語が進行するに従って明らかになっていきます。そしてそれと共に藍染惣右介の人気は上昇していきました。

「BLEACH」物語全編で、藍染惣右介は策謀を巡らせ、多くのキャラクターを陥れ、窮地に追いやり、果ては殺したりと悪逆非道な行動を繰り返します。それでも多くのファンに愛されている藍染惣右介は、それだけの魅力を兼ね備えたキャラクターなのです。

藍染惣右介のプロフィール

藍染惣右介のプロフィールをご紹介します。藍染惣右介は前述の通り初登場時は護廷十三隊の五番隊の隊長です。110年前は五番隊の隊長を平子真子が務めており、藍染惣右介は副隊長としてその右腕を担っていました。

身体データは身長186cmで体重は74kg、好きな食べ物は豆腐で嫌いな食べ物はゆで卵だそう。読書を好み、特技は書道で名人級の腕を持っていました。藍染惣右介が担任を務める書道の授業は、選択科目だと言うのに受講希望者が殺到し、教室に生徒が入り切らないほどでした。

藍染惣右介は、その気性もルックスも、初登場時と中盤以降では別人のように違います。初登場時の温和な表情を浮かべたメガネ姿の藍染惣右介が好きだという人もいれば、前髪を長い一房を残してオールバックにしたメガネなしの藍染惣右介が好きだという人もいます。

藍染惣右介というキャラクターは、内面も外面も大きく分けて二通り楽しめる奥行きの深い人物です。そしてその人物が紡ぎ出す名言は数え切れないほどあります。

藍染惣右介はBLEACH最強の敵

「BLEACH」アニメ版で藍染惣右介は最強の敵です。「BLEACH」原作漫画では最終章「千年血戦篇」で更に強い敵ユーハバッハが登場するのですが、アニメ版ではその1つ手前の章「死神代行消失篇」までしか描かれていません。

ですので、今後アニメ版で「BLEACH」最終章「千年血戦篇」が制作されるまでは、「BLEACH」アニメ版において藍染惣右介こそが文句なしの最強の敵なのです。

ただ、「千年血戦篇」で登場する最強の敵ユーハバッハは、キャラクター性という意味では藍染惣右介に較べると物足りないという声も多いため、その意味では原作を含めても藍染惣右介が最強の敵と言っても過言ではありません。

アニメや漫画「BLEACH」で放つ名言や格言も話題に

藍染惣右介の口から紡ぎ出される名言・格言は、「BLEACH」原作漫画が雑誌に掲載される度または「BLEACH」アニメ版が放映される度にSNSなどで大きな話題になっていました。藍染惣右介が名言を語るコマのコラージュ画像もTwitterなどで多く見られます。

「BLEACH」の原作漫画もアニメ版もどちらも未見だという人でも、藍染惣右介の有名なセリフを一度位目にした事があるのではないでしょうか?そして、あのコラージュ画像の元ネタは「BLEACH」の藍染惣右介だったのかと思う人もいるのではないでしょうか?

この記事では、ファンにもファンでない人にも有名な藍染惣右介が生み出した名言・格言の中で、特に人気が高いもの、有名なものをご紹介させていただきます。

藍染惣右介の名言&格言【Part1】

それでは藍染惣右介の名言&格言を4パートに分けてご紹介します。藍染惣右介の名言&格言【Part1】でご紹介するのは、藍染惣右介が遂に冷酷な本性を現した時のあのセリフを含めた3つです。

名言&格言「私が天に立つ」

藍染惣右介の名言&格言Part1-1は「私が天に立つ」です。これは藍染惣右介の野心を見事に言い表した言葉です。ただ存在しているだけでその存在を知らしめようとせず何の力も表さない霊王に代わって自分が全てを支配する、というのが藍染惣右介の野望なのです。

藍染惣右介の野望に対し反発していた浮竹十四郎らも、天に立つ理由をきっぱりと言い切った藍染惣右介には返す言葉がありませんでした。言い切った時の藍染惣右介の表情も超然としています。これに対抗できる者は中々いないのではないでしょうか?

名言の全容は「最初から誰も天に立ってなどいない 君も僕も神すらも だがその耐え難い天の座の空白も終わる これからは私が天に立つ」です。その場にいた登場人物達だけでなく、原作漫画の読者やアニメ版の視聴者にとっても震えが来る名言です。

名言&格言「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」

藍染惣右介の名言&格言Part1-2は「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」です。藍染惣右介を慕って忠実に使えていた雛森桃を無残に殺した(ように見えた)藍染惣右介に対し、日番谷冬獅郎は激烈な怒りと共に「殺す」と言い放ちます。

それに対して藍染惣右介が冷然とした笑みと共に紡ぎ出したのがこの言葉です。名言の全容は「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」です。「強がり」と単語1つで片付くものを、ゆっくりとこう言って聞かせる藍染惣右介。

そしてその言葉通りに、全力で襲いかかってきた日番谷冬獅郎を、あっさりと下したのでした。言葉だけでなく真に強者である事を見せつけたのです。この結果により、この「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」というセリフはは更に説得力のある名言となったのでした。

藍染惣右介のキャラクター性の魅力が溢れているセリフです。このセリフで藍染惣右介のファンになったという人も少なくありません。藍染惣右介アンチの人も唸らせたこの名言は藍染惣右介の名言&格言の中でもトップクラスの人気を誇っています。

名言&格言「憧れは理解から最も遠い感情だよ」

藍染惣右介の名言&格言Part1-3は「憧れは理解から最も遠い感情だよ」です。この名言は前の項でご紹介した「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」と同じシーンで上の名言と同じく、雛森桃を傷つけられて激昂した日番谷冬獅郎に放った言葉でした。

雛森桃がどんな気持ちで藍染惣右介に憧れ、どれほど忠実に藍染惣右介に仕えていたのか、健気な雛森桃を側で見ていたからこそ、日番谷冬獅郎は藍染惣右介に言わずにはいられませんでした。

そんな日番谷冬獅郎に、藍染惣右介に言い放ったのがこの名言です。名言の全容は「憧れは理解から最も遠い感情だよ」です。これはとてもシビアで厳しい言葉ではあるのですが、リアル世界でも応用できる言葉でもある、格言と言っても良い名言です。

自分に憧れているからこそ雛森桃は利用しやすかったとも言ってのけた藍染惣右介。確かに憧れというのは美しい言葉なのですが、藍染惣右介にとってはそれは個人の勝手な思い込みであり、自分には道具としやすくなる要素でしかない、という事と共に、別の事を言いたかったのかも知れません。

自分を遠い存在として憧れるのではなく、冷静に藍染惣右介を見極め、藍染惣右介の真の姿を理解した上で付いてこようとする者にしか存在価値はない、と。ただ仮面で真の姿を覆った自分を盲信するだけの雛森桃は、藍染惣右介には取るに取らない存在だったのでした。

藍染惣右介の名言&格言【Part2】

藍染惣右介の名言&格言【Part2】でご紹介するのは、藍染惣右介が紡ぎ出した名言と格言の中で「まさに格言」としか言いようのないあのセリフを含めた3つです。藍染惣右介の「格言」としてあなたが心に浮かべたあのセリフと一致しているでしょうか?

名言&格言「人は皆猿のまがいもの神は皆人のまがいもの」

藍染惣右介の名言&格言Part2-1は「人は皆猿のまがいもの神は皆人のまがいもの」です。こちらは藍染惣右介が「BLEACH」の物語の中で発した名言ではなく、原作漫画に毎回掲載されている巻頭ポエムです。言霊とも呼ばれています。

その巻のあらすじを見ればこの名言の意味が分かってくるのではないでしょうか?名言の全容は「人は皆、猿のまがいもの 神は皆、人のまがいもの」です。「猿が進化して人になり、人が進化して神になる」という説の逆説の格言とも言えます。

人のまがいものに過ぎない神=霊王を自分は退けて、人のまがいものではない神になりきってみせる、という藍染惣右介の思いがこの言葉の裏には隠されているのではないでしょうか?

名言&格言「本当に恐ろしいのは目に見えない裏切りですよ平子隊長」

藍染惣右介の名言&格言Part2-2は「本当に恐ろしいのは目に見えない裏切りですよ平子隊長」です。これはかつて五番隊の隊長を平子真子が務め藍染惣右介が副隊長だった時の名言です。

虚化出来なかった人間がそのまま消えるという事件の謎を追ううちに罠にハマり、事件を探索していた仲間共々虚化してしまった平子真子に、この事件の黒幕であり平子真子らを罠にハメた張本人である藍染惣右介が投げかけた言葉でした。

名言の全容は「目に見える裏切りなど知れている 本当に恐ろしいのは目に見えぬ裏切りですよ 平子隊長」です。平子真子でなくても背筋が凍るような恐ろしい名言です。護廷十三隊五番隊隊長の任を解かれた上に虚として処断されそうになったところを救われて逃亡する羽目に陥った平子真子。

藍染惣右介を副隊長にしていたのも藍染惣右介の真の姿を察し、己の監視下に置くためでした。そんな平子真子の真意を、藍染惣右介もまた察していたのでした。そして隊長平子真子の思惑を逆手に取って、平子真子とその配下達を自分の周囲から追い払う事に成功したのです。

名言&格言「ようこそ私の尸魂界へ」

藍染惣右介の名言&格言Part2-3は「ようこそ私の尸魂界へ」です。このセリフは「BLEACH」原作漫画の最終章「千年血戦篇」でのものなので、アニメ版で観る事は出来ません。

「BLEACH」最強の敵ユーハバッハが原作漫画最終章で尸魂界に攻め込んできた時、その相手と対峙した時に藍染惣右介が放った名言です。

この時藍染惣右介は尸魂界で捕縛されているのですが、このセリフ通り尸魂界が自らの居城ででもあるかのような口ぶりで最強の敵ユーハバッハを迎えたのでした。後に、不敵な藍染惣右介をユーハバッハは手下に引き入れようとしますが、藍染惣右介は拒絶しています。

もし戦闘能力共に「BLEACH」トップクラスの敵である藍染惣右介とユーハバッハが手を組んでいたらどうなっていたのでしょうか?共に野望の果ては同じでもその目的が180度違う藍染惣右介とユーハバッハだったので相容れなかったのは当然ですが、もしもを予想するとわくわくしませんか?

藍染惣右介の名言&格言【Part3】

藍染惣右介の名言&格言【Part3】でご紹介するのは、アニメ版では描かれていない最終章「千年血戦篇」で藍染惣右介が口にした最後の名言を含めた3つです。この名言は是非アニメ版で声優を務める速水奨さんの声で聞いてみたいと思いませんか?

名言&格言「一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」

藍染惣右介の名言&格言Part3-1は「一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」です。これは藍染惣右介が、自分を倒すために平子真子・日番谷冬獅郎・京楽春水達が力を合わせて戦いを挑んだ後、その戦いの終盤で藍染惣右介が投げかけたセリフです。

平子達は藍染惣右介を絶妙な連携技で追い詰めていき、遂に致命傷と成りうる深手を藍染惣右介に負わせてたと完全に勝利したと確信したのでした。

しかし、それは藍染惣右介の斬魄刀の始解「鏡花水月」の能力による幻覚でした。藍染惣右介を倒したと思い込んでいた平子真子達は、逆に藍染惣右介の力にねじ伏せられ、倒れ伏していたのです。その時の藍染惣右介のセリフがこの名言でした。

名言の全容は「一体いつから―――鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」です。そう問いかける藍染惣右介の表情の陰影も冷ややかに澄んだ眼差しも、この名言とセットで忘れられない、と語るファンが多いです。原作漫画もアニメ版もどちらも素晴らしかったです。

名言&格言「人はその歩みに特別な名前をつけるのだ勇気と」

藍染惣右介の名言&格言Part3-2は「人はその歩みに特別な名前をつけるのだ勇気と」です。この名言もアニメ版では語られていません。アニメ化されていない「BLEACH」最終章「千年血戦篇」でのセリフなのです。

恐怖のない世界を作り上げようとしている「BLEACH」最強の敵ユーハバッハに対して、藍染惣右介が静かに語りかけた名言です。名言の全容を記すととても長いのですが、隅から隅まで名言なのでご紹介します。「―――ユーハバッハ 貴方の望んだその世界には確かに恐怖は無いだろう」

「死の恐怖の無い世界では人はそれを退けて希望を探す事をしないだろう 人はただ生きるだけでも歩み続けるがそれは恐怖を退けて歩み続ける事とはまるで違う だから人はその歩みに特別な名前をつけるのだ 勇気と」

これが、藍染惣右介が「BLEACH」の終盤に残した名言です。藍染惣右介は恐怖で人を支配する絶対者にならんがために野望に身を投じたのではない、という事がよく顕れた名言でした。別の場面ですがこの名言とセットとも言える名言を後の章でご紹介します。

そして、このセリフは、絶対者になろうとした自分の野望を阻み続けた主人公黒崎一護らに向けたものでなく、自分と違う形で絶対者を目指したユーハバッハに放った言葉だからこそ、それまでの名言とは意味合いと重みが大きく違うのです。

名言&格言「君の知る藍染惣右介など最初から何処にも居はしない」

藍染惣右介の名言&格言Part3-3は「君の知る藍染惣右介など最初から何処にも居はしない」です。温厚な仮面を脱ぎ捨て、本性を現した藍染惣右介。以前から藍染惣右介を疑っていた者もいました。

ですが、護廷十三隊の隊長や副隊長を務める人間も含めた大多数の人間は、藍染惣右介の偽りの顔に完全に騙されていたのです。藍染惣右介本人に真意を告白されても信じられない気持ちでいる相手に対し、藍染惣右介はこのセリフを言い放ちました。

名言の全容は「君の知る藍染惣右介など 最初から何処にも居はしない」です。この名言を口にした時の冷酷な微笑も印象的な名場面でした。また「騙したつもりはないさ ただ君達が誰一人理解していなかっただけだ 僕の本当の姿をね」というセリフもあります。

藍染惣右介本人は本当に騙したつもりがなかったのかも知れません。名言&格言Part1-3でご紹介した「憧れは理解から最も遠い感情だよ」と底に流れている感情は同じです。藍染惣右介の真の姿を見抜く事の出来ない者への嘲りの言葉なのです。

藍染惣右介の名言&格言【Part4】

藍染惣右介の名言&格言【Part4】でご紹介するのは、こちらもアニメ版では描かれていない最終章「千年血戦篇」のセリフを含めた3つです。名言&格言のご紹介はこの章が最後です。あなたの好きなセリフが含まれていない可能性もありますがどうかご了承下さい。

名言&格言「勝者とは常に世界がどういうものかでは無くどう在るべきかについて語らなければならない!」

藍染惣右介の名言&格言Part4-1は「勝者とは常に世界がどういうものかでは無くどう在るべきかについて語らなければならない!」です。これはとても珍しい事に、普段冷徹なセリフと表情とで相手を激昂させる側の藍染惣右介が激昂した時のセリフです。

藍染惣右介を激昂させたのは、藍染惣右介を窮地に追い込んだ1人である浦原喜助に向けて放った名言でした。

このセリフの前に浦原喜助は落ち着いた表情でこう藍染惣右介に語りかけています。「霊王の存在が無ければ尸魂界は分裂する 霊王は楔なんス 楔を失えば容易く崩れる 世界とはそういうモノなんスよ」と。浦原喜助の思う霊王の存在意義を語ったのでした。

それに対して激昂した藍染惣右介の名言の全容は「それは敗者の理論だ!!勝者とは常に世界がどういうものであるかでは無くどう在るべきかについて語らなければならない!!!」です。

自分と同等とも言える、世界を変えるほどの絶大な力を持っている浦原喜助に対してだからこそ、こうしたセリフが出てきたのでした。力を持ちながらその力を野望のために使わない浦原喜助の生き方を、藍染惣右介はどうしても受け容れる事が出来なかったのです。

藍染惣右介の名言&格言の中で最も「人間味」があり「温度」があり「感情」があるセリフだと言えるでしょう。だからこそ、藍染惣右介の名言&格言の中でもこの名言は特別な一言なのです。

名言&格言「生きものというのは不思議でねその矮小な心で願う程度の事は実現できるようにできている」

藍染惣右介の名言&格言Part4-2は「生きものというのは不思議でねその矮小な心で願う程度の事は実現できるようにできている」です。これは、崩玉の能力が藍染惣右介の中で覚醒する寸前に、藍染惣右介が黒崎一心に語ったセリフの一部です。

浦原喜助が創った崩玉の真の力について語る藍染惣右介。自分が「こうではないか」と疑った崩玉の真の能力を確かめるために何をしたのかも告白します。

110年前に自分の所属していた護廷十三隊五番隊の隊長だった平子真子やその仲間を裏切って虚化させ、果てに仮面の軍勢になるよう仕向けた事、朽木ルキアを黒崎一護の元へ向かわせた事、計略の結果が予想通りになるかを確認し、崩玉を手にしたのだと。

名言の全容はとても長いので、後半の一部だけを記載します。藍染惣右介は語ります。「崩玉の能力にも制限はある 崩玉の能力は周囲の心を具現化するもの しかしそれは対象が元来それを成し得る力を有していなければ達成される事は無い」

「そういう意味では望む方向へ導くとも言える …だが生きものというのは不思議でね その矮小な心で願う程度の事は実現できるようにできている」と。それに対し聞いていた黒崎一心は「てめえ……」と呻くように言うしかありませんでした。
 

名言&格言「進化には恐怖が必要だ。今のままではすぐにでも滅び消え失せてしまうという恐怖が」

藍染惣右介の名言&格言Part4-3は「進化には恐怖が必要だ。今のままではすぐにでも滅び消え失せてしまうという恐怖が」です。これは、100年以上味方の振りをして藍染惣右介に仕えていた市丸ギンが遂に目的達成のために藍染惣右介に牙を剥いた後のセリフです。

藍染惣右介の斬魄刀の弱点を掴み、自分の斬魄刀の卍解を使えば藍染惣右介を倒す事が可能と考えていた市丸ギンは、計画通りに藍染惣右介を倒し、その体から目的の物…幼馴染松本乱菊の魂魄の一部を含んだ崩玉を奪取する事に成功しました。

しかしそれも束の間、市丸ギンが奪取した崩玉が藍染惣右介に力を注ぎ込み続けていたために一度破壊したはずの藍染惣右介の肉体は復活し、市丸ギンは非業の死を遂げるのでした。その時藍染惣右介が発したのがこの名言です。

名言の全容は「進化には恐怖が必要だ 今のままではすぐにでも滅び消え失せてしまうという恐怖が ありがとう ギン 君のお陰で私は終に死神も虚も超越した存在となったのだ」です。死にゆく部下市丸ギンにかけた言葉だったのでした。

一部が、藍染惣右介の名言&格言Part3-2とリンクしている事にお気付きでしょうか?「名言&格言Part3-2の名言の全容の一部「死の恐怖の無い世界では人はそれを退けて希望を探す事をしないだろう」の下りです。

もしかしたらこのセリフをユーハバッハに語りかけた時、藍染惣右介の脳裏には自分が手にかけた市丸ギンの姿が蘇っていたのかも知れません。
 

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藍染惣右介(最強の敵)が放つ名言・格言は多い

4パートに分けて藍染惣右介の名言&格言をご紹介させていただきましたが、こちらでは紹介しきれないほどまだまだ多くの名言&格言が藍染惣右介にはあります。

藍染惣右介の名言&格言をわずか12言に留めさせていただきましたがそれは紙面の都合で、ここに挙げなかった言葉が名言&格言ではないという事では勿論ありません。

藍染惣右介は最強の敵ながら名言が多数のキャラ

藍染惣右介は最強の敵ながら名言が多数のキャラ、と項タイトルに記しましたが、最強の敵だからこそ名言が多数であるとも言えます。口ばかりで実力の伴わない中途半端な強さの敵が発した言葉は名言たりうるレベルに達していない事がほとんどです。

名言&格言Part1-2でご紹介した「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」は真理です。そして、発する言葉に付随して、あるいはその言葉以上に実力と強さを発揮している藍染惣右介だからこそ、彼の発する言葉には説得力があります。

藍染惣右介のセリフは、相対する者にとって激昂せずにはいられないほど辛辣だったり、相対する者を絶句させたりするものが多いですが、「あまり強い言葉を遣うなよ…弱く見えるぞ」で言う意味の「強い」言葉ではありません。

だからこそ原作漫画の読者やアニメ版の視聴者の心に強く刻み込まれ、その名言に感動した多くの人によって語り継がれてきたのではないでしょうか?

アニメや漫画BLEACHのキャラでも特に強さと名言が圧倒的

「BLEACH」はアニメ版も原作漫画も多くのキャラが登場し、多くの名言を生み出しています。その中でも特に強さと名言が圧倒的だと言われているのが藍染惣右介です。前述の通り原作漫画では最終章「千年血戦篇」で藍染惣右介を上回る強さの敵ユーハバッハが登場します。

しかし、そのユーハバッハは藍染惣右介ほど魅力的なキャラクターではなく、藍染惣右介のような、格言にも成りうるような名言を生み出してはいません。ですので、あらゆる面から藍染惣右介は強さと名言が圧倒的だとファンに言われているのです。

魅力溢れる最強の敵が放つ言葉は名言の宝庫

魅力溢れる最強の敵藍染惣右介が「BLEACH」の物語の中で放ってきた言葉は名言の宝庫でした。藍染惣右介ファンにとっては「藍染惣右介の放つ言葉全てが名言であり格言」と言うかも知れません。

そんなその言葉も、藍染惣右介の名言&格言やそのセリフの背景にあったものを見ていくと、藍染惣右介ファン以外にとってもそれほど大袈裟な表現には思えないのではないでしょうか?

この記事でご紹介した藍染惣右介の名言&格言はどれも素晴らしいものでした。そしてこの記事でご紹介した以外にも藍染惣右介の名言&格言は多数存在し、そのどれもがこの記事で紹介したものと甲乙つけがたいクオリティを持っています。

「BLEACH」の原作漫画とアニメ版を知らない人でも、藍染惣右介の名言を聞けば「BLEACH」の物語全篇を読んでみたいと思うのではないでしょうか?藍染惣右介はそれほどの魅力を持ったキャラクターでした。

だからこそ、「BLEACH」最強の敵と言われるユーハバッハの存在があっても、多くの「BLEACH」ファンが「藍染惣右介こそが物語全篇で最強の敵」と称賛しているのです。

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藍染惣右介は名言や格言を放つ漫画アニメBLEACH最強の敵

藍染惣右介は、「BLEACH」の長い物語の中で多くの名言や格言を放ってきました。そんな藍染惣右介は「BLEACH」の原作漫画とアニメ版に共通して、最強の敵と言えるのではないでしょうか?

前述の通り、この記事でご紹介したのは藍染惣右介の数ある名言&格言のごく一部です。まだ「BLEACH」全篇を知らないという方は、是非この機会に「BLEACH」全篇を知って、藍染惣右介の名言の世界に浸ってみて下さい。

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この記事のライター
fuyuhome
漫画とゲームが好きです。 最近は古いドラマを発掘して観るのにはまっています。 昔の俳優、今の俳優、どちらも違う...

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