ブアカーオの現在は出家して僧侶に?引退までの戦績やタイでの人気も調査!

今回はムエタイ選手のブアカーオについて調べてみました。ブアカーオはK-1などで活躍しましたが、引退して出家し、僧侶になったという噂があります。そんなブアカーオのこれまでの戦歴や魔娑斗との激闘、引退や出家の真相などについて紹介していきます。

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目次

  1. 1ブアカーオのプロフィール
  2. 2ブアカーオの現在
  3. 3ブアカーオの戦績
  4. 4ブアカーオのタイでの人気を調査
  5. 5ブアカーオの筋肉や愛車について
  6. 6ブアカーオは現在も現役格闘家でタイでも大人気

ブアカーオのプロフィール

愛称:不明
本名:ソムバット・バンチャーメー
生年月日:1982年5月8日
年齡:40歳(2023年3月現在)
出身地:タイ、スリン県
血液型:不明
身長:174cm
体重:68Kg
活動内容:キックボクシング、ムエタイ
所属グループ:不明
事務所:不明
家族構成:父親、妹

ブアカーオの経歴

ブアカーオは父親が商人だったため、比較的裕福で恵まれた家庭で育ちました。しかし母親を亡くしています。ムエタイ選手としての最初の戦績は2000年にサガッペット・ソーサグンパンと戦ったのが、公式発表されている最初の試合となるようです。ちなみにその時は4ラウンドKO勝利しています。

2004年7月7日、K-1 WORLD MAX2004に初出場・初優勝を果たし、ブアカーオの名前は格闘界に知れ渡ることになりました。その後も素晴らしい戦績を残しつつ、数々のタイトルを獲得し、タイ国内のみならず、世界的に有名なムエタイ選手になりました。

ブアカーオの現在

近年、ブアカーオは格闘を引退し、出家して僧侶になったとか、サッカー選手になったなどの噂が流れていました。今現在はどうなっているのでしょうか?そのあたりの真相などを調査してみました。

2019年の誕生日で年齢37歳のブアカーオ

2019年の5月でブアカーオは37歳に、2023年現在は40歳になります。格闘家としては高齢ですが、今現在まだ引退したという情報などは入ってません。

現在は出家して僧侶に?

2017年10月に、僧侶姿になったブアカーオの画像がネットに流出し、「ブアカーオが出家して僧侶になった」という噂が流れました。ムエタイ選手だったブアカーオがなぜ出家して僧侶になったのか?これにはある理由がありました。

チャクリー王朝第9代国王ラーマ9への追悼のため出家

実は、2016年10月にタイのプミポン国王ことチャクリー王朝第9代国王ラーマ9世が逝去したために、その追悼として一時的に出家し、その間は頭と眉毛を剃って、僧侶として修道院で生活していたのだそうです。

タイの僧侶は毎日、掃除・読経・托鉢・勉強・説教などの10個のルーティーンをこなします。かなり厳しい修行だそうですが、僧侶となったブアカーオはこれを9日間続け、それが終わるとすぐにトレーニングに戻ったそうです。

2017年には映画出演で主演も務める人気ぶり

ブアカーオはこれまでに4本の映画に出演しています。2010年には江戸時代前期にタイの日本人町を中心に東南アジアで活躍した山田長政を描いた「YAMADA〜Samurai of ayothaya」にて、古代ムエタイ戦士として出演し、話題となりました。

そして2017年には「The Legend of the Broken Sword Hero」で主役を演じました。ブアカーオはタイの豪傑だったプラヤー・ピチャイダープハックを演じ、戦いで剣を折られながらも、その折れた剣と古代ムエタイの技で敵を倒していく男を熱演しました。

ブアカーオは現在引退?

TVなどの格闘番組で見なくなったブアカーオですが、引退してしまったのでしょうか?情報によると、引退はしていないものの、2013年には経済学を学ぶためにラッタナー・バンディット大学に入学し、その大学のサッカーチームに入ったそうです。

そのサッカーチーム「RBAC FC」はタイの3部リーグに所属しており、2014年にはフォワードとして出場も果たしているそうです。しかし大学卒業と同時にサッカーはやめたようです。

現在も現役格闘家

ブアカーオは現在40歳ですが、まだ引退しておらず、いまだ現役のファイターとして活躍しています。しかもキックボクシングのランキングでは70Kg級での世界ランキングは10位(2018年12月時点)となっており、力は衰えていないようです。

MMAへの転向の噂も浮上

ムエタイ仕込みの組みの強さ、立ち技から相手を軽々と投げるパワー、そしてキックも強烈なブアカーオにはMMA(総合格闘技)への転向待望論が日本でありました。実際にブアカーオはMMAの練習を積んでおり、2016年には中国のキックボクシング団体であるクンルンファイトから、MMAデビュー戦のオファーがあったことを海外メディアが報じました。

デビュー戦の相手は、中国キックボクシング界のスーパースターであるイー・ロンという噂も流れましたが、今現在、ブアカーオがMMAに転向したとの情報は入っていません。しかしイー・ロンとは2015年と2016年に戦っており、1勝1敗(どちらも判定)という成績でした。

ブアカーオの戦績

ブアカーオの戦いぶりや戦績などを調べてみました。ここでは彼の今までの戦績や獲得したタイトル、そして日本のトップファイター・魔娑斗との激闘などを紹介していきます。

2019年4月時点で272試合中236勝の戦績

ブアカーオの今までの戦績は2019年時点で272試合中236勝71KOとなっています。すべての試合の戦績はわかりませんが、公式に記録されている最初の戦績は2000年に勝利したサガッペット・ソーサグンパン戦であり、ブアカーオが17歳のときでした。

獲得タイトルは?

ブアカーオは2018年11月29日時点で、12個ものタイトルを獲得しています。最初のタイトルは地元タイの大会で、オムノーイスタジアム認定ライト級王座とフェザー級王座。2002年には、これもタイで行われた「TOYOTAタイランド・ムエマラソン140ポンド・トーナメント」の決勝戦で日本のキックボクサー小林聡を破って優勝しています。

2004年、2006年にはK-1 WORLD MAXで優勝。それ以外にも、タイ国プロムエタイ協会フェザー級王座、S1世界スーパーウェルター級王座、WMC(世界ムエタイ評議会)のスーパーウェルター級とジュニアミドル級の王座など、輝かしい戦績を残しています。

魔娑斗とは2度対戦

ブアカーオは過去に2度、日本のトップファイターだった魔娑斗と対戦しています。魔娑斗は2002年から2008年までのK-1 WORLD MAX世界一決定トーナメントにおいて、2度の優勝、2度の準優勝という戦績をもった、「反逆のカリスマ」と呼ばれるトップファイターです。

「K-1WORLD MAX 2004」にて魔娑斗に勝利で優勝

前回優勝していた魔娑斗と、初出場にも関わらず勢いのあるブアカーオ。魔娑斗は決勝までの戦いで疲労が蓄積し、なおかつ片目が塞がった状態での戦いとなりました。一方のブアカーオは万全の状態でした。終始、魔娑斗をキック主体で攻め続け、優位に試合を進めたブアカーオが判定で勝利し、初優勝を飾りました。

 

「K-1WORLD MAX 2007」では魔娑斗に敗れる

そして3年後、K-1 WORLD MAXで2度優勝していたブアカーオは、準々決勝で再び魔娑斗と戦うことになります。この試合でブアカーオは3年前とは違ってパンチ主体で戦いますが、1ラウンドに魔娑斗からダウンを奪われたことが最後まで響き、判定負けしてしまいました。

ファイトマネーは1試合いくら?

ブアカーオのファイトマネーがいくらなのかは、公開されていないのではっきりはわかりませんが、今現在、ブアカーオが主戦場にしている中国のクンルンファイトでのファイトマネーは1試合1000万円を超えるそうです。

一度、ブアカーオとヨードセングライ(元WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王者)との試合が行われることが発表され、そのファイトマネーは勝者が1億1000万円総取りだということも同時に発表されたことがありました。しかしヨードセングライの怪我による引退で、この対戦は流れています。

ブアカーオの入場曲にも注目

ブアカーオの入場曲は「Bangrajan Wanphen Kharabao」です。TVの戦隊モノのテーマソングのようなこの曲を、ブアカーオは15年近くも使っています。

ブアカーオのタイでの人気を調査

K-1に出場以来、日本国内でのブアカーオの人気は高く、K-1に参戦していた外国人選手の中でも随一の女性人気があり、ファンを公言する女性有名人が多いです。そんなブアカーオの母国での人気はどれほどなのでしょうか?

タイの2015年スポーツ選手人気世論調査で3位

ムエタイが賭けの対象になっていたところを世界的なスポーツとして有名にしたブアカーオは、2015年にバンコクの大学が行ったスポーツ選手の人気世論調査で、男性アスリートで3位に入るほどの人気を誇っていました。

人気はプロモーション活動が決め手?

ブアカーオがこれだけ人気があるのは、国内大会での優勝や2度のK-1 WORLD MAXの優勝、そして国内でのプロモーション活動が要因とされています。いままではムエタイをスポーツとは見られない傾向があり、多くのムエタイトップ選手が中国のキックボクシング団体に行ってしまうことが多々ありました。

しかしブアカーオが世界的に有名になり、ムエタイがスポーツとして再認識されたことでタイ国内でもムエタイが人気となり、ブアカーオは国内でスーパースターとして認知されたようです。

SNSのフォロワー数も凄い

ブアカーオはFacebookとインスタグラムを使用しており、彼の現在のフォロワー数はFacebookで397万人、インスタグラムでは81万人(2019年時点)となっています。

しかしフォロワーは購入できるため、インスタグラムでのリアクションがどれだけあるのか調べると、今現在、だいたい1つの投稿につき25000前後のいいねがあるようです。
 

タイでは国民的英雄と言われるブアカーオ

もともとタイ国内でのムエタイ選手の地位は、そんなに高くはありません。しかしK-1チャンピオンとして世界的に有名人となり、タイで多くのメディアに出るようになったブアカーオが、さらに国王が亡くなった際に、追悼として出家し、僧侶になったことで、強くてたくましく母国愛の強い人物ということで、タイでは国民的英雄となっています。

人気と多忙で失踪も?

2012年、ブアカーオが失踪して連絡が取れなくなったことが日本のメディアで話題となりました。警察に捜索願いが出される事態となりましたが、その後無事が確認され、数日後には自らTVに出演し、ファンをホッとさせました。

失踪した理由ですが、セミナーや芸能活動をやりながらの多忙な日々を送り、あまり練習ができない状態だったブアカーオが、それでもハイペースで試合をこなさなかればいけないという生活に疲れ果てて、ついには自分の愛車とともに雲隠れしたのが真相のようです。

さらにTV出演した時には、2009年から怪我をして休みたかったことや、ジムのオーナーの息子であるマネージャーとの確執も関係しているとブアカーオ本人が語っています。

ブアカーオの筋肉や愛車について

ブアカーオの魅力は、ムエタイ選手としては珍しい筋肉量です。ここからはそのブアカーオの筋肉や彼の愛車について、さらにブアカーオが育てている1人の次世代ファイターについて紹介していきます。

ブアカーオは筋肉がバキバキ

ムエタイの選手は締まった体はしていますが、筋肉が多く付いているイメージはありません。しかしブアカーオの筋肉はバキバキです。何故そんなに筋肉を鍛えたのかですが、おそらく小柄なブアカーオが体格の大きなヨーロッパの選手に当たり負けしないように鍛えたのではないかといわれています。

筋肉の鍛え方はマシン?

まだ有名になる前のブアカーオは、マシンなど使わず、ボロボロのサンドバッグをひたすら叩いたり、バナナの木をひたすら蹴って折ったりして鍛えていたそうです。しかしそれだけでは体幹や身体自体は強くなるものの、筋肉を増やすことはなかなか難しいそうです。

本来、ムエタイ選手は先進的なウェイトトレーニングはしないそうです。しかしブアカーオは筋肉を鍛えるためにマシーンを使ってトレーニングをしているそうです。

バンチャメークジム主催で最強スーパーボン育成も?

2012年、ブアカーオはバンチャメークジムを立ち上げ、自身のリングネームも「ブアカーオ・バンチャメーク」に変更します。ブアカーオの豊富な資金力でリングの他にもオクタゴンが設置されたりと、とても近代的なジムを作り上げました。

そのジムには現在、多くの有名選手を抱えており、その中でも代表的な選手はクンルンファイト70Kg級トーナメントを制したスーパーボン・バンチャメークです。

2017年1月1日に行われたクンルンファイト70Kg級トーナメント決勝ラウンドで、スーパーボンはセドリック・マヌーフ、ジョムトーンを倒して優勝し、70Kg級では敵無しとの呼び声が高い選手です。

ブアカーオ2世とも呼ばれているように、スーパーボンは単なる門下生ではなく、ブアカーオの弟子という立場の関係であり、SNSなどでは2人ペアで写っている画像が多くあります。

筋肉だけでなく愛車も話題に

ブアカーオの筋肉は桁外れに凄いですが、乗っている愛車も桁外れの凄いです。その車は、ドイツの高級スポーツカー、ポルシェのケイマンです。

愛車はポルシェ・ケイマン718

ブアカーオの愛車は2人乗りのクーペ「ポルシェ ケイマン718」になります。色はイエロー。これは2015年に発表された「ケイマンシリーズ」の最新車であり、「718」は1957年に制作された「ポルシェ718」に由来するそうです。ちなみにこの車のお値段は大体1000万円近くするのだそうです。

ブアカーオは現在も現役格闘家でタイでも大人気

ここまでブアカーオの引退や出家の噂、戦績などを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。出家して僧侶になったり、サッカー選手になったり、映画に主演したりと色々とマルチな活動をしながらも、格闘家としてのブアカーオは引退せず、今も現役で活躍されています。また日本でも勇姿を見たいものです。

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この記事のライター
倉田幹生

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