地下鉄御堂筋事件の真相に迫る!犯人逮捕や裁判など事件その後も調査

1988年に大阪府大阪市で起きた地下鉄御堂筋事件をご存知でしょうか?電車内で起きた痴漢事件とそれに付随して起こった強姦事件です。痴漢に対する認識や、女性専用車両の導入のきっかけといわれています。地下鉄御堂筋事件の犯人逮捕や裁判などについてご紹介します。

地下鉄御堂筋事件の真相に迫る!犯人逮捕や裁判など事件その後も調査のイメージ

目次

  1. 1地下鉄御堂筋事件とは
  2. 2地下鉄御堂筋事件の真相
  3. 3地下鉄御堂筋事件の犯人逮捕
  4. 4地下鉄御堂筋事件の裁判や判決について
  5. 5地下鉄御堂筋事件のその後や被害者の現在
  6. 6地下鉄御堂筋事件と女性専用車両の関係
  7. 7地下鉄御堂筋事件は痴漢注意の逆恨みで起きた強姦事件

地下鉄御堂筋事件とは

地下鉄御堂筋事件とは、都市部の電車に女性専用車両が取り入れられるきっかけになったことで有名な事件です。後に社会問題まで発展した地下鉄御堂筋事件とはどんな事件だったのでしょうか?

1988年に大阪市内で起きた痴漢と強姦事件

地下鉄御堂筋事件は1988年11月4日に大阪市内で起きた痴漢と強姦事件のことをいいます。大阪市営地下鉄(現在の大阪市高速電気軌道Osaka Metro)の御堂筋線の車内で痴漢事件が起こり、強姦事件までに発展しました。

地下鉄御堂筋事件の真相

1988年に地下鉄御堂筋線の車内で痴漢と強姦が起きた地下鉄御堂筋事件ですが、この事件がきっかけとなって女性専用車両が本格的に導入されることになりました。地下鉄御堂筋事件の真相についてご紹介します。

1988年に地下鉄御堂筋線で女性が痴漢被害に

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地下鉄御堂筋事件は、1988年11月4日に大阪市営地下鉄御堂筋線の本町と心斎橋間の車内で女性が痴漢被害に遭ったところから始まります。夜9時ごろに電車に乗っていた女性が男性2人からスカートのジッパーを下ろされて痴漢されているところを、別の女性が発見しました。

痴漢行為を発見した女性は、2週間ほど前にこの男性2人から痴漢行為を受けたことがあったため見覚えがあったといいます。女性は痴漢行為をやめるように注意しました。

痴漢を受けた女性を助けた女性が強姦被害に

痴漢を受けている女性を助けるために声をかけることで、男性2人は痴漢行為をやめて痴漢の被害に遭った女性は助け出されました。しかし、その後、注意をした女性が男性に逆恨みされ強姦被害にあったのです。

無理やり難波駅で下ろされた女性は堺市の街中を連れまわされてしまいました。また、男性2人は「自分は少年院上りだ」などと言って、以前女性と一緒にいた友人に会わせるように脅します。

しかし、呼び出された女性の友人は男性2人から交際を迫られるものの断って帰りました。男性は交際を断られたことにさらに腹を立て、女性に逆上します。

その後女性は一度逃げ出して地下鉄に乗りましたが、男性2人に追いつかれてしまいます。女性は男性2人に無理やりマンションの建築現場に連れ込まれてしまいます。

男性2人は、女性に対してバット殴ったりのこぎりで脅したりした後に、強姦をしました。痴漢されていた人を助けたにもかかわらず、連れまわされたり脅されたりした挙句強姦された女性の被害内容は、世の中を震撼させました。

地下鉄御堂筋事件について報道発表されたのは、事件が起きてから11日後の11月15日でした。事件発表の翌日には新聞でも報道され、大きな注目を浴びました。電車内で起きた過去最悪の痴漢事件ともいわれています。

電車の乗客者の助けは?

地下鉄御堂筋事件が起きた際に、電車の中には多くの乗客がいました。しかし、被害者の女性によると周囲の人は関わることを恐れて助けてくれることはなかったといいます。同じ空間に居合わせたものの、なかなか関われる状況になかったのかもしれません。

また、被害者の女性も同乗していた周囲の人に助けを求めることができなかったと話しています。まさか逆恨みされるとは思っていなかったことと、相手が男性2人であったことも関係していると推測されます。

地下鉄御堂筋事件の犯人逮捕

痴漢事件が強姦事件にまで発展した1988年の地下鉄御堂筋事件は、女性専用車両が取り入れられることになった大きな事件です。地下鉄御堂筋事件の犯人は捕まったのでしょうか?また、2人の犯人はその後どうなったのかをお伝えします。

警察は無職の男性2人を逮捕

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警察は地下鉄御堂筋事件の犯人として無職の男性2人を婦女暴行罪で逮捕しました。痴漢を注意して強姦された女性は、警察の事情聴取で「痴漢を見過ごすことができず、周りも一緒に助けてくれると思って勇気をふりしぼって注意したが逆恨みされた。」とコメントしています。

また、「電車でも喫茶店でも周りはおかしいと思いながらも助けてくれなかった」と話しました。警察から改札を出る際に助けをなぜ求めなかったのか?と聞かれると、「もう一度声を出して誰も助けてくれなかったら、犯人たちに何をされるかわからず怖かった」と言いました。

犯人の犯行動機とは

当時22歳と23歳だった犯人の男性は、無職であったため母親にお願いしてお金をもらっては痴漢行為をしていたといいます。地下鉄御堂筋事件の犯人2人のうち1人は、犯行の動機は「彼女と別れてむしゃくしゃしていたから」だと証言しました。

犯人2人の関係は痴漢メンバー?

地下鉄御堂筋事件の犯人2人の関係は痴漢メンバーであることが後にわかっています。2人はそれぞれ大阪市西成区と大阪府住之江区に住んでいたため、お互いの住居はかなり離れた場所にありました。

2人が知り合うきっかけになったのも痴漢で、痴漢行為をきっかけに知り合って痴漢仲間として協力し合っていたといいます。

地下鉄御堂筋事件の裁判や判決について

1988年に起きた地下鉄御堂筋事件は裁判にかけられました。地下鉄御堂筋事件は社会的に見ても当時は大きな犯罪だという認識がなかったために、被害者は事件の後もさらに傷つくことになりました。地下鉄御堂筋事件の裁判や判決についてお伝えします。

犯人が犯行を認め裁判の判決が下る

地下鉄御堂筋事件の犯人は痴漢行為をしていたことと女性に強姦したことを認めました。痴漢行為に対して全く反省している様子が見られなかったとコメントする傍聴者もいました。

また、地下鉄御堂筋事件の犯人の弁護人も「逃げようと思えば逃げられた。女性が周りに助けを求めなかったのにも落ち度がある」「周りが見て見ぬふりをしなければ犯罪にはならなかった」とコメントしました。

被告人の弁護士は、犯人2人の母親を証人として裁判に呼びました。犯人2人の生い立ちや家庭環境について話をさせ、同情の余地があることを裁判官に訴えかけました。加害者の男性2人が犯行を認めたため、実刑判決が下されています。

犯人2人に「懲役3年6ヶ月」の判決

1988年11月に起きた地下鉄御堂筋事件の判決は、1989年2月23日に下りました。検察側は被告人に対して懲役4年を求刑しましたが、判決は「懲役3年6カ月」を言い渡しました。

懲役3年6カ月と求刑内容に対して短くなった理由として、被告人がまだ若く、家庭環境を加味すると情状酌量の余地があると判断されたことが挙げられました。

裁判の判決に対する批判が殺到

地下鉄御堂筋事件の裁判の判決に対しては、多くの批判が殺到しました。原告に対する理不尽とも思える弁護人の話や、3年6カ月という求刑内容が不十分だと憤りの声がたくさん上がりました。残酷な性犯罪であったにも関わらず刑が軽すぎると思った人が多かったためです。

また、性犯罪を受けた女性に対して「過剰な露出をしていた」という偏見がもたれたことや、裁判を通して弁護人の言葉が女性をさらに傷ついたことが批判殺到につながりました。

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被告人の男性2人は確かにまだ若く、これからの将来を配慮しなければならない一方で、被告人を擁護しすぎていると思われました。そのため、あまりにも被害者女性に対する配慮が不足していることが指摘されています。

中でも「女性にも落ち度があった」というコメントは辛辣だという印象を与えました。社会的に「性犯罪に甘い」という風潮だったことから、地下鉄御堂筋事件を機に疑問に思う人や不満に思う人が大勢いました。

地下鉄御堂筋事件のその後や被害者の現在

1988年11月4日に起きた地下鉄御堂筋事件は、被害を受けた女性にとってだけでなく社会的にも納得のいかない判決が下り話題になりました。地下鉄御堂筋事件のその後や被害者の現在についてご紹介します。

地下鉄御堂筋事件のその後は女性が立ち上がる

地下鉄御堂筋事件が起きたのは1988年、裁判の判決が下ったのは翌年の2月23日でした。地下鉄御堂筋事件の後、性暴力に対する社会の認識の低さに対して多くの女性が怒りの声を露わにし、立ち上がりました。

「性暴力を許さない女の会」が発足し、1989年4月には「Stop!ザ・レイプ」と呼ばれる集会が開催されています。この集会には400人もの人が集まり、会場のホールが満員になるほどでした。

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「性暴力を許さない女の会」は、地下鉄御堂筋事件が起きた翌月には大阪市交通局や関西にある私鉄各社に対して要望書を提出しています。

要望書には、車内アナウンスや車内広告に性暴力をなくすような工夫を取り入れることが記載されました。

その他にも駅員の増員を求め、可能であれば女性の駅員を増やすことで、性暴力事件を防ぎ何かあったときにはすぐに対処してほしいという内容も盛り込まれています。

他にも性暴力を誘発する広告やポスターなどの掲示もやめてほしいと伝えています。「性暴力を許さない女の会」は地下鉄御堂筋事件をきっかけに性犯罪防止のために活動が継続されていきました。
 

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社会的にセクシャルな話題を出すことが避けられた世の中だったため、最初は断られたり受け入れられなかったりすることも多くありました。しかし、活動が継続されて社会全体としても痴漢に対する考え方が変化していきました。

「痴漢アカン」という加害者に対するポスターが生まれたり、2000年以降に関東や関西で女性専用車両が導入される事にも一役買いました。

大阪市交通局の反応は?

「性暴力を許さない女の会」が提出した要望書に対する大阪市交通局の反応は冷たいものでした。大阪市交通局は痴漢に対して「小さな暴力」と表現をしています。

また、大阪市交通局として性暴力をなくすためにサポートするのではなく、「女性に対して自衛手段をとるように協力を求める」とコメントしました。1988年に地下鉄御堂筋事件が起きた当時は、社会的に痴漢や性犯罪に対しての認識が甘かったことがわかります。

1998年に地下鉄御堂筋事件が起きた翌年に大阪府警と関西鉄道協会が制作した痴漢に対するポスターがあります。このポスターには「痴漢あったら勇気を出して大きな声を出しましょう」というスローガンが書かれていました。

本来であれば男性に痴漢をやめるよう呼びかけなければならないところ、力の差では圧倒的に不利な女性に対して注意を呼び掛けています。現在では考えられない対応方法です。

地下鉄御堂筋事件の犯人のその後

1988年に起きた地下鉄御堂筋事件の犯人はその後どうなったのでしょうか?2人とも3年6カ月の刑期を終えて釈放されています。地下鉄御堂筋事件が起きた当時は、犯人の男性は22歳と23歳でしたが、現在50歳を超えています。

地下鉄御堂筋事件以来、この2人の男性が再び犯罪を起こしたというニュースはないため、出所後はまともな人生を送っていると考えられます。

被害者女性の現在も調査

地下鉄御堂筋事件の被害者となった女性も当時20歳でしたが50代になっています。被害者女性が現在どのように過ごしているのかは明らかになっていません。

1988年の事件その後の地下鉄御堂筋線は?

1988年の地下鉄御堂筋事件が起きて以来、地下鉄御堂筋線に何か変化はあったのでしょうか?地下鉄御堂筋事件は社会の痴漢や強姦に対する認識を大きく変えていきました。女性専用車両や女性優先車輛の導入が都市部から徐々に取り入れられるようになっています。

大阪市営地下鉄御堂筋線痴漢捏ち上げ事件が発生

女性が痴漢に遭うことが多かったものの、近年では大阪市営地下鉄御堂筋線痴漢でっち上げ事件も発生しています。男性の痴漢を女性がでっち上げる痴漢冤罪が起こり、周りから誹謗中傷を受けたり社会的制裁を受けました。

2008年2月1日の20時30分ごろに大阪市営地下鉄御堂筋線の天王寺駅に停車する直前の車内で、女性が泣き崩れる演技をしました。そこに偶然居合わせていた50代の会社員に痴漢されたと訴えます。女性の交際相手だった男性が目撃者を装って男性に近づきました。

痴漢行為を疑われた男性は痴漢行為をしていないと言いましたが、現行犯逮捕されてしまいます。その後、警察は関係者3人の言い分が食い違っていることから、逮捕された男性は釈放されます。

警察は、女性に対して当時履いていたスカートの提出を求められます。しかし、もう逃げ切るのは無理だと判断して自首しました。目撃したと言った男性は虚偽告訴で逮捕され、女性は書類送検されたといいます。

誤って逮捕された男性は警察から謝罪を受けましたが、22時間拘束されたことがトラウマとなり、今でも通勤電車では無意識に女性の近くにいるのを避けているといいます。

この大阪市営地下鉄御堂筋線痴漢でっち上げ事件をもとに、映画「それでもボクはやってない」が公開されて話題になりました。

また、大阪市営地下鉄では2017年にも同様の痴漢でっち上げ事件が起きています。「わざと男性に痴漢をさせて警察に現行犯逮捕させれば、示談金が得られる」として男性が女性に誘いをかけました。

女性が電子掲示板に「痴漢してもらいたいです」と書き込んだところ、50代の男性がコンタクトをとってきたので行為に同意する旨を返信しました。

2017年5月22日に大阪市営地下鉄堺筋線の車内で、その男性に女性の胸や下半身を触らさせました。一方で女性と共犯の男性がビデオ撮影をし、痴漢行為を行った男性に対して電車を降りたときに現行犯逮捕をして警察に突き出しました。

警察は大阪府迷惑防止条例違反容疑で引き取りました。しかし、後に事件が捏造されたものだということが明らかになり主犯の男女は虚偽告訴剤などの容疑がかけられて逮捕されています。

地下鉄御堂筋事件と女性専用車両の関係

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痴漢を注意した女性が強姦されたという1988年の地下鉄御堂筋事件ですが、女性専用車両と密接な関係があるといわれています。

関西や関東では2000年代以降、電車に女性専用車両が次々と導入されました。地下鉄御堂筋事件と女性専用車両の関係についてご紹介します。

地下鉄御堂筋事件を機に女性専用車両導入へ

地下鉄御堂筋事件は、痴漢や強姦に関する社会の考え方を少しずつ変えていきました。その代表的なものが、電車での女性専用車両の導入です。今や当たり前になった女性専用車両ですが、この事件まではほとんどの電車で見ることはありませんでした。

日本で最初に女性専用車両が導入されたのは1912年のことで、東京都の中央線に「夫人専用電車」が導入されました。朝と夕方に限っての運行でしたが、当時は短期間で廃止されました。

女性専用車両が本格的に導入された初めての電車は京王電鉄です。このことから、女性専用車両が取り入れられるようになったきっかけは地下鉄御堂筋事件ではないといわれることもあります。

しかし、きっかけはどうであれ、地下鉄御堂筋事件を発端に痴漢が女性にとって苦痛以外の何ものでもないということが一般的に認識されるようになったことに間違いありません。

地下鉄御堂筋事件が起きた大阪をはじめとする関西では、終日女性専用車両を設けている路線もあります。ホームの足元や柱に女性専用車両であることを明記しており、車体や社内にも女性専用車両であることを表示しています。

そのため、男性が間違って乗ってしまうことがないようになっています。関西ではJR西日本や大阪メトロ、阪急電車などで終日女性専用車両があり、他の路線でも行先や時間帯を限定して導入しています。

女性専用車両については現在も存在の是非やマナーについて議論が続いている部分があります。しかし、地下鉄御堂筋事件を受けて痴漢を未然に防ぐことや、女性が安心して電車を利用できることを目的に導入されています。

また女性専用車両に加えて、JR東日本では2018年に各車両への防犯カメラ設置の方針を発表しています。これに対しては「やりすぎではないか?」という声も挙がっていますが、痴漢防止だけでなく、無関係な人が事件に巻き込まれることを防ぐことにも役立つと考えられています。

女性専用車両導入と共にアナウンスも意識

女性専用車両が導入されると共に駅や車内でのアナウンスやチラシも痴漢や性暴力が意識されたものに変化していきました。

地下鉄御堂筋事件が起きたのは1988年でしたが、事件の直後も痴漢対策のポスターが作られたものの「めいわく行為」という言葉を使い「性暴力」や「痴漢」という言葉は避けられています。

しかし、その後1994年5月から大阪府鉄道警察隊が作成したポスターに「痴漢は犯罪です」と使われるようになりました。これは大阪府鉄道警察隊が、前述の「性暴力を許さない女の会」にポスターを製作する際にアドバイスを求めたからです。

「性暴力を許さない女の会」からはこれまでの「めいわく行為」ではなく、明確に「痴漢」という言葉を使うことを求められました。「痴漢は犯罪です」というポスターは初めは掲示を断られることもありましたが、現在では誰の目にも止まるように掲示されるようになりました。

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また、車内アナウンスでも明確に痴漢被害がなくなるようにアナウンスするようになりました。初めは鉄道会社にとっては痴漢でも乗客であったことから、なかなか痴漢防止を呼び掛けることができませんでした。

しかし、地下鉄御堂筋事件を機に鉄道会社としても痴漢に対してはっきりとノーを伝えることが大切だという流れになりました。

その他に注目したいのが通勤ラッシュ時に流れる「空いている車輛からお乗りください」というアナウンスです。通勤時間は1分1秒を争う貴重な時間のため、電車の乗り換えがある人は乗り換えしやすい車輛に乗りがちです。

しかし、そのような場所は乗り換えやすいのと同時に混雑しやすい場所でもあります。混雑すると痴漢に遭いやすいだけでなく、男性にとっては痴漢と勘違いされやすいということにもなります。

通勤時間をはじめ、乗る電車の車両をより空いているところに異動するのも痴漢事件から身を守るのに効果的です。

他にも男性にできることには両手をふさぐことは痴漢に間違われるのを防ぐことも可能になります。おすすめは、両手でつり革につかまることです。

セクシーな車内広告排除も

駅に「痴漢は犯罪です」というポスターを掲示したり、車内アナウンスに痴漢撲滅を呼び掛ける内容を取り入れるなど、鉄道会社でも工夫されるようになりました。それに加えて痴漢を誘うようなセクシーな車内広告も排除されています。

以前は女性の水着姿やグラビア雑誌の広告が中吊り広告になっていました。しかし、地下鉄御堂筋事件をきっかけにセクシーな車内広告も痴漢撲滅のためには不要となり、現在は掲示されなくなっています。

女性の駅員が増えたのも事件の影響?

近年、鉄道会社では女性の駅員が増えています。女性の駅員がいることで痴漢被害に遭っても相談しやすくなりました。

これは地下鉄御堂筋事件がきっかけになっているのかは明確ではありませんが、女性にとっては男性よりもちゃんと対応してもらえるという安心感につながっています。

地下鉄御堂筋事件は痴漢注意の逆恨みで起きた強姦事件

地下鉄御堂筋事件は、痴漢に対して注意した女性が逆恨みで強姦されたという最悪の痴漢事件です。地下鉄御堂筋事件を機に多くの女性が痴漢撲滅を呼びかけ、社会をも少しづつ変えていきました。

地下鉄御堂筋事件は被害に遭った女性にとっては最悪の出来事であったことは間違いありません。しかし、これをきっかけに「痴漢は犯罪です」と社会全体での認識が広がり、電車での強制わいせつ事犯は減少傾向にあるようです。

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nanairohatch

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