【和歌山カレー事件】林真須美は冤罪?毒物事件の詳細と真犯人は?

ヒ素という毒物によって多くの死者負傷者を出した和歌山カレー事件ですが、その犯人として死刑が確定した林真須美に冤罪だという噂があるようです。林真須美は本当に冤罪なのでしょうか?だとすれば真犯人は誰なのでしょう?世間を揺るがした和歌山カレー事件の真相に迫ります。

【和歌山カレー事件】林真須美は冤罪?毒物事件の詳細と真犯人は?のイメージ

目次

  1. 1林真須美とは
  2. 2和歌山カレー事件の詳細
  3. 3林真須美の生い立ち
  4. 4和歌山カレー事件の裁判の判決
  5. 5和歌山カレー事件の真相
  6. 6和歌山カレー事件の真相は冤罪の可能性もあり

林真須美とは

林真須美とはいったいどのような人物なのでしょうか?和歌山カレー事件でその名が多くの人に知られるようになりましたが、その生い立ちや現在についてあまり知らない人もいるかもしれません。

林真須美がどのような生い立ちを経て和歌山カレー事件に関わることになったのか、その真相について迫っていきましょう。

和歌山カレー事件の犯人

林真須美は和歌山カレー事件の犯人として逮捕され、2009年には最高裁で死刑判決が確定しました。裁判の間、林真須美は冤罪を訴えていたといいますが、こうした訴えはすべて棄却され、林真須美は日本で11人目の女性死刑囚となりました。

2019年7月現在、林真須美は大阪拘置所に収監されています。ただ、現在もまだ冤罪を晴らすことは諦めておらず、獄中から無罪を訴え続けているとも言われています。

和歌山カレー事件の詳細

まずは和歌山カレー事件の詳細について見ていきましょう。一体どのような経緯で事件は発生したのでしょうか?和歌山カレー事件の詳細について紹介します。

夏祭りのカレーを食べて体調不良

事件が起こったのは1998年7月25日、この日は林真須美が住む園部地区で夏祭りが行われており、多くの人が祭り会場に集まっていたと言われています。

そして、その夏祭り会場では参加者に振る舞うカレーが作られていましたが、カレーを食べた人が次々と体調不良を起こし、救急車が何台も到着するような騒ぎになってしまいます。中にはカレーを食べた瞬間に味に違和感を覚えていた人もいたそうです。

死亡者4名と負傷者63名

この夏祭り会場で振る舞われたカレーを食べた人のうち、4人が死亡しました。そして、負傷者63名という大惨事となってしまったのです。

カレーはその場で食べた人もいれば、持ち帰って食べた人もおり、倒れたり嘔吐した場所もさまざまだったと言われています。死亡者には小学校4年生の男の子や女子高生も含まれていました。また、園部第十四自治会の会長と副会長も死亡したそうです。

林真須美が犯人として逮捕

当初は食中毒という見方がされていましたが、捜査が進むに従って、食中毒ではなくヒ素という毒物がカレーに混入されたたことによる毒物殺人事件ということが判明しました。

事件当初から林真須美は、カレーの傍にいたということもあり、ヒ素を入れることが可能な人物として事情聴取なども受けていたようです。そして、1998年10月4日、カレー事件とは別の知人男性に対する毒物殺人未遂と保険金詐欺の容疑で林真須美は逮捕されます。

「ヒ素」は身近な薬物

林真須美がカレー事件の犯人とされた理由のひとつとして、カレーに混入されたとされるヒ素が自宅にあったということが挙げられているようです。夫の林健治がシロアリ駆除の仕事をしていたということもあり、林真須美が毒物のヒ素を手に入れることは容易だったと考えられます。

そのうえに林真須美はこのヒ素を混入することができるカレーの見張り役の一人でもあり、状況証拠は揃ったと見て、警察は別件逮捕に踏み切ったということのようです。

裁判で死刑判決が下される

警察の取り調べに対しても林真須美は黙秘を続け、さらに裁判の1審でも黙秘を続けました。黙秘権は被告に与えられた権利ではありますが、1審で最後まで黙秘を貫いたことは、ワイドショーなどの情報番組でも話題になりました。

物的証拠がなく状況証拠しかないという状況の中で、黙秘を貫けば死刑判決は免れると林真須美は考えたのだろうとマスコミなどは報じていました。林真須美は2審以降も冤罪を訴え続けましたが、最高裁で下された判決は死刑でした。

林真須美の生い立ち

林真須美の生い立ちについても見ていきましょう。林真須美はどのような家庭で育ったのでしょうか?林真須美の生い立ちについて紹介します。

和歌山の裕福な家庭で育つ

林真須美は和歌山の裕福な家庭で育ったと言われています。高校を卒業した後は看護学校に入り、寮生活をしていたのだそうです。ただ、この寮生活がかなり厳しかったようで、林真須美は恋愛に逃げ場を求めたようでした。

夫の林健治と出会ったのもこの頃で、林真須美は林健治に夢中になり、看護学校を中退してしまうことになります。

17歳年上の林健治と結婚

そして、林真須美は17歳年上で当時はシロアリ駆除の仕事をしていた林健治と結婚します。交際中には林真須美に高価なプレゼントをしたりするなど、林健治の側からの猛烈なアピールがあったとされています。当時の林健治はかなり羽振りも良く、林真須美はあっという間に夢中になってしまったようでした。

ただ、実際の林健治は、林真須美が思い描いていたような男ではなく、二人の間では結婚間もない頃からトラブルがあったと言われています。

林健治はギャンブル好きのDV男

林健治の本性が現れたのは、結婚式の日だったと言われています。結婚式で行き違いがあったということで、林健治は新婦の林真須美を殴ったのだとか。その後も林健治のDVは続いたと言います。ただ、林真須美も夫を殴り返すなど、ただDVを受けて嘆くだけの妻ではなかったようです。

保険金詐欺で贅沢な生活を送る

その後、夫婦は保険金詐欺を働き、贅沢な生活を送っていたそうです。きっかけは母親の死だったそうです。その際に保険金1億4000万円が出たことで保険金の味をしめ、保険金詐欺を思いついたのだそうです。夫婦は保険金詐欺で得たお金で贅沢な生活をしていました。

累計約8億円相当の犯行

二人の保険金詐欺の真相ですが、夫の林健治が自ら毒物であるヒ素を飲み、高度障害手当を受け取るというものだったようです。このため、林健治は現在も生きているものの、後遺症に苦しんでいるとも言われています。こうした手口も、林真須美が保険の外交員を仕事してしていたことから可能だった詐欺とも言われています。

二人が保険金詐欺で得たお金は、総額で8億円相当とも言われています。この8億円を使って和歌山に豪邸を建て、さらに高級外車を購入したり、ギャンブルに湯水のようにお金をつぎ込むなど、かなり贅沢な暮らしをしていたそうです。

和歌山カレー事件の裁判の判決

和歌山カレー事件の裁判についても詳しく見ていきましょう。裁判の判決は林真須美に死刑を宣告しますが、どのような経緯で判決が下されたのでしょうか?和歌山カレー事件の裁判の判決について紹介します。

状況証拠だけで死刑判決

和歌山カレー事件の裁判ですが、状況証拠のみで死刑判決が確定した珍しいケースだったようです。この状況証拠のみで死刑が確定したのは林真須美のみだと言われています。

和歌山カレー事件は現在に至るまで物的証拠というものが何一つ上がっていません。そのために、和歌山カレー事件の真相は冤罪ではないかという声が年々大きくなってきているようです。

林真須美は冤罪との噂

和歌山カレー事件は実は冤罪で、林真須美以外の真犯人がいるのではないかという説には、さまざまな根拠があるようです。死刑判決を受けた林真須美が冤罪だという説の真相について迫ってみました。

冤罪の根拠①動機がない

林真須美の冤罪の根拠としてまず挙げられているのが、林真須美には動機がないということのようです。林真須美は事件のときには保険金詐欺で豪華な暮らしをしていましたし、不特定多数の人間を殺害・負傷させても、保険金をかけていたわけでもないので何のメリットもありません。

夫の林健治も、林真須美は「損得でしか動かない」と証言しており、林真須美が一時の感情で大量殺人を企てるようなことは、確かに考えがたいと言えるでしょう。

冤罪の根拠②見張りは1人ではない

また、カレー事件の際のカレーの見張りですが、林真須美ひとりではなく、他にも複数の人間がいたことが明らかになっています。報道などでは林真須美のみがヒ素を入れることが可能だったということになっていましたが、実際には他にも毒物を入れることが可能な人間が複数いたということになります。

冤罪の根拠③誰でも毒物を入れることが可能だった

先ほども紹介したように、カレーの見張りは一人ではなかったため、誰でも毒物を入れることができた可能性があります。また、ヒ素は紙コップから混入されたため、誰でも不自然に思われることなく入れることが可能だったそうです。

警察は状況証拠を積み重ねて、林真須美のみがヒ素を入れることが可能だったと主張していましたが、実際にはそうでなかったことが現在は明らかになっています。

冤罪の根拠④使用されたヒ素

警察が主張した「林真須美の自宅にあったヒ素」、「紙コップのヒ素」、「カレーに入っていたヒ素」が一致したという状況証拠ですが、これはすでに覆っているそうです。「林真須美の自宅にあったヒ素」と「紙コップのヒ素」は不一致であることが現在の科学鑑定で証明されているそうです。

冤罪の根拠⑤偶然カレーを食べなかった

事件当時、林真須美はカレーを食べなかったために、毒物を摂取することがなく、吐いたりするなどの症状が現れませんでした。裁判で検察側は、林真須美はヒ素の混入を知っていたからカレーを食べなかったのだと主張しましたが、林真須美は偶然食べなかっただけで、実際には毒物入りカレーを食べる可能性もあったと証言しているようです。

自白を強要されていた

林真須美は最終的には自白をしませんでしたが、取り調べの最中には幾度も自白を強要されていたという真相を、獄中から家族に宛てた手紙の中で告白しているそうです。本人の自白もなく死刑判決が確定したということを見ても、和歌山カレー事件は他に類を見ない特殊な事件であることが分かります。

和歌山カレー事件の真相

和歌山カレー事件の真相はいったいどのようなものだったのでしょうか?林真須美は冤罪で、真犯人はいるのでしょうか?死刑判決が確定した現在も、冤罪説が根強く残る和歌山カレー事件の真相にさらに迫ります。

真犯人は子供?

これはあくまでも仮説ではありますが、事件の真犯人は林真須美の子供ではないかという説もあるそうです。本当に真犯人は林真須美の子供なのでしょうか?

動機はいじめの復讐か

確たる証拠があるわけではありませんが、林真須美の次女が真犯人ではないかという説がネット上には流れています。次女は学校などでいじめを受けていたとされ、同級生も数多く参加したこの夏祭りで、いじめに対する復讐をしようとカレーにヒ素を入れたのが真相ではないかとも言われています。

事件でカレーを食べた女子高生の証言で、カレーの傍に「髪の長い太ったおばさん」がいたとうものがあるそうです。林真須美は事件当時太ってはいましたが、髪は長くありませんでした。

しかし、次女は太っていて髪が長かったということもあり、さらには林真須美とともにカレーの傍にいたことも明らかになっています。こうしたことから、この女子高生の証言は、林真須美の次女を指すものではないかという意見もあるそうです。

林真須美は娘を庇っている?

林真須美が真犯人が次女であることを知っていたのだとすれば、それを告白すれば死刑になることはありませんでした。しかし、林真須美は次女をかばい、真犯人の名を口にしなかったのではないかとも言われています。ただ、これはあくまでもネットに流布する噂のひとつでしかありません。

また、仮に林真須美の次女がヒ素をカレーに混入したのだとすれば、「紙コップのヒ素」と「自宅のヒ素」が異なるものだったという鑑定との辻褄が合わなくなってしまいます。こうしたことから、林真須美の次女が犯人だという説についても、おそらく真相とは違うのではないかという意見も多いようです。

夫の「真犯人わかった」発言

林真須美の夫・林健治は「犯人が誰だか分かった」ということを言っていたそうです。林健治が知る真相は、「真犯人は次女ではなく、他の第三者ではないか」というものだと言われています。

カレー事件に関わる人物の中には、ご近所トラブルを起こしていた人物が複数いたとされ、林真須美とは違い、その人物にはカレーに毒物を入れる動機があります。林健治が言う真犯人というのは、こうした人物の誰かなのではないかと言われています。

和歌山カレー事件は、最初から林真須美を犯人と決めつけ、林真須美以外の人物への取り調べや鑑定がほとんど行われていなかったとも言われいます。ですので、真犯人はほとんど疑われることなく、現在も日常生活を送っているのではないかという見方がネット上ではされているようです。

また、林真須美の長男は現在、自身のTwitterを立ち上げ、母の冤罪を訴えています。その中で長男は、事件後の苦悩を語ることもありますが、父や母が殺人はしてはいないものの、保険金詐欺という悪事を働いたということは素直に認めています。

Twitterでの長男の言葉は理路整然としており、長男を応援しようという人も現在では日々増えつつあるのだそうです。

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1998年に起きた和歌山毒物カレー事件で逮捕された林真須美には4人の子供がいました。林真須美...

和歌山カレー事件の真相は冤罪の可能性もあり

和歌山カレー事件の犯人とされ、現在は死刑が確定した林真須美の冤罪について紹介してきました。林真須美は和歌山カレー事件で死刑判決を受けましたが、現在もそれが冤罪ではないかという説が根強く残っています。

検察が裁判であげた状況証拠が次々と覆る中、現在では再審決定もあるのではないかという見方も出てきているようです。今後の和歌山カレー事件の情報にも注目していきましょう。

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この記事のライター
春日つぼね

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