井村雅代コーチの経歴!スパルタはパワハラ?若い頃も!名言も?

シンクロの母と呼ばれる井村雅代さんの若い頃や結婚はどうだったのでしょうか。そしてスパルタコーチとして日本だけでなく中国や英国での活躍も気になるところですね。井村雅代さんの名言やCMから、人生成功の秘訣を学んでいきましょう。

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目次

  1. 1井村雅代コーチとは
  2. 2井村雅代の経歴
  3. 3井村雅代のスパルタはパワハラ?
  4. 4井村雅代の若い頃
  5. 5井村雅代の名言【Part1】
  6. 6井村雅代の名言【Part2】
  7. 7井村雅代は愛に溢れるスパルタコーチ

井村雅代コーチとは

井村雅代さんはアーティスティックスイミング(旧シンクロナイズドスイミング)のコーチです。日本だけでなく中国、英国の代表チームのコーチとしても活躍しています。

井村雅代のプロフィール

  • 愛称:不明
  • 本名:井村雅代(いむらまさよ)旧姓:福井(ふくい)
  • 生年月日:​​​​​​1950年8月16日
  • 年齢:72歳(2022年12月現在)
  • 出身地:大阪府
  • 血液型:不明
  • 身長:不明
  • 体重:不明
  • 活動内容:日本、中国、イギリスのアーティスティックスイミングの指導者、元選手
  • 所属グループ:井村シンクロクラブ
  • 事務所:井村シンクロクラブ
  • 家族構成:夫(同僚の教師と結婚)

井村雅代の学歴

井村雅代さんは小学校時代に、大阪府堺市の浜寺水練学校で水泳を習っていました。中学校時代からシンクロナイズドスイミングを始めます。高校は大阪府立生野高等学校、大学は天理大学を卒業します。

井村雅代の結婚や家族は?

教員免許を取り中学校の教諭になりますが、1977年に同僚の体育科教諭と結婚し、現在の井村姓になります。子供に関する情報はありません。結婚相手の情報もあまり見かけられませんが、離婚の情報は全くありませんから結婚生活は続いていると考えていいでしょう。

そして、一途にシンクロに取り組む井村さんを支えてくれている結婚相手であることは間違いないでしょう。素晴らしい結婚相手に恵まれてこその井村さんの偉業と言ってもいいかもしれませんね。こんな結婚相手とめぐり会いたいものです。

 

自分自身や身の回りのことと置き換えてみても明らかですが、結婚した相手とのパートナーシップはパフォーマンスに多大な影響を与えることは明らかです。良きにつけ悪しきにつけ結婚相手の影響は大きいものですね。

ましてや世界を相手に闘っていく井村雅代さんのような方にとって、結婚相手との良好なパートナーシップは不可欠なものでしょう。アスリートに限らず、誰しも独身から結婚とステージが変化していくことは多いですから、結婚問題とは真剣に向き合いたいですね。

井村雅代の経歴

「シンクロの母」とも呼ばれる井村雅代さんですが、若い頃からスパルタコーチが誕生していく過程、そして結婚やCM出演などの経歴を紹介してみます。

小学生時代から水泳を開始

井村雅代さんの華々しい経歴のスタートは、小学生の時の水泳との出会いがきっかけになります。競泳種目からスタートしたようですが、若い頃のこの出会いが世界に繋がっていたのですね。

中学生でシンクロデビュー

中学生になった井村雅代さんには、シンクロの母への第一歩になるシンクロとの出会いがありました。そして高校は偏差値70の文武両道の大阪府立生野高等学校に、大学は天理大学に進学していきます。

随分若い頃からシンクロに出会っていたわけですが、シンクロの選手としては、日本選手権で2度優勝をして、公開競技になった1972年のオリンピックミュンヘン大会に出場しました。

教員免許を取得し保健体育の教師時代もあった

井村雅代さんは大学で教員免許をとって、1974年(昭和49年)から大阪市内の大阪市立喜連中学校、大阪市立住吉中学校などで保健体育科の教諭となりました。ここでのちの結婚に繋がる出会いがあります。

数々の著書も出版

井村雅代さんの著書はたくさんあります。2001年の「愛があるなら叱りなさい(幻冬舎)」2001年の「女は女が強くする(草思社)」2012年の「あなたが変わるまで、わたしはあきらめない―努力する心の育て方(光文社知恵の森文庫)Writing 松瀬学」

2013年井村雅代、五明みさ子、宇津木妙子共著の「教える力―私はなぜ中国チームのコーチになったのか(新潮社)」2013年の「シンクロの鬼と呼ばれて(新潮文庫)」2016年の「井村雅代コーチの結果を出す力(PHP研究所)」などがあります。
 

中国やイギリスのヘッドコーチも務めるシンクロ界の母

井村雅代さんは2004年のアテネオリンピック後、日本代表のコーチを退任して、2006年に2008年中国北京オリンピックに向けてアーティスティックスイミング中国代表チームの監督に就任しました。2008年に中国の監督を一旦退任しますが、2010年に再度中国の監督に就任します。

2013年にはイギリス代表のコーチに就任して、わずか2ヶ月半の指導で世界水泳選手権デュエットのテクニカルルーティンとソロのフリールーティンを8位に導きました。

中国へ渡り売国奴など炎上も

長年日本代表のコーチを務めた井村雅代さんの中国移籍は、日本に大きな波紋を投げかけました。時には「売国奴」とまで言われ、ネットなどでも炎上してしまいましたが、そんな批判に耐えて、中国でもオリンピックメダリストを育てて「中国シンクロチームの母」と称されるようになりました。

日本だけでなく中国、英国でも結果を残されていますが、井村雅代さんの指導方法は世界的に通用するという証になっていますね。

東京海上日動のCMに出演

井村雅代さんの出演している東京海上日動のCMは「CM挑戦シリーズ・スイマー応援(シンクロ)篇」ですが、そのCM動画は見当たりませんでした。このCM動画は「CM挑戦シリーズ「スイマー応援(池江選手)」篇」です。
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このCMに出演している池江璃花子選手は白血病と診断されて闘病を経て元気に復帰し、現在は以前よりもさらなる大活躍する姿を観せています。

このCM動画は「CM挑戦シリーズ・スイマー応援(瀬戸選手)篇」です。競泳の瀬戸大也選手の東京オリンピックでの活躍を期待させてもらえるCMになっていますが、本当に楽しみですね。

このCM動画は「CM東京2020 挑戦シリーズ・挑戦者たち篇」ですが、老若男女あらゆる人たちの美しいチャレンジする姿があるCMになっています。

CM動画のシンクロ篇は、井村雅代さんと選手たちが厳しい練習をして、世界の舞台で夢を目指して闘う姿を描いている素敵なCMになっています。どこかでまたこのCM動画を観たいですね。

井村雅代のスパルタはパワハラ?

井村雅代さんのスパルタコーチぶりはとても有名です。一方ではパワハラではないかとの声もありますが、愛あるスパルタなのかパワハラなのか、そのあたりを探ってみました。

日本シンクロにメダルを蘇らせたスパルタ言語学

練習場ではシンクロの選手たちの指導に、井村雅代コーチの厳しい言葉が飛び交います。その厳しさは、まさにスパルタそのもので圧倒されるものがありますが、ひとつひとつの言葉は的確で、そして決して感情的なものではありません。叱ることと怒ることの違いが、井村雅代さんの言葉にははっきり感じられます。

パワハラでは無く愛の鞭

井村雅代さんの切り取られたスパルタな言葉だけを見ると、その厳しさからパワハラではないかとの批判も出てくるでしょうが、それは真実を突いているとは言えないでしょう。またそうでないことは結果が物語っていますね。井村雅代さんの言葉は、むしろ愛の鞭、愛あるスパルタと言った方がいいでしょう。

愛のスパルタ井村雅代の練習内容

ただ単に押し付けられた練習では、決して結果は出ません。指導を受ける選手がその内容を理解、納得していなければ結果は出ません。ましてやオリンピックのメダル獲得というような結果は出るはずがありません。それだけ井村雅代さんは選手との間に信頼関係を築いた上での指導方法を実践していると言えるでしょう。

しかしどんなに納得した練習でも、人間は弱いものですから安易な方向に流れてしまいがちですから、そこに叱咤が必要になることは必然的にあるものです。短期間に結果を残していくにはスパルタは必要不可欠と言ってもいいでしょう。

井村雅代の若い頃

井村雅代さんは、シンクロのコーチとしての顔がクローズアップされていますが、中学生の時から始めたシンクロの選手としての井村雅代さんはどうだったのでしょうか。

井村雅代の若い頃の画像

残念ながら井村雅代さんの若い頃の画像は見当たりませんでした。演技している井村雅代さんの姿もぜひ観てみたいものですね。

若い頃のシンクロ現役時代の成績

井村雅代さんの選手時代の成績は、シンクロの日本選手権で2度優勝をしています。そして1972年に開催されたミュンヘンオリンピックに出場しました。この時シンクロは公開競技でした。井村雅代さんは選手としても大活躍していますね。

若い頃のシンクロパフォーマンス動画は?

写真同様、井村雅代さんのシンクロ演技の動画は見当たりませんでした。これもぜひ観てみたい動画のひとつですね。

井村雅代の名言【Part1】

井村雅代さんはたくさんの著書もありますし、そのスパルタな言葉がクローズアップされていますから、名言も数多くあります。その素敵な数々のスパルタ名言のPart1をお届けします。

逃げたらアカンよ

「逃げたらあかんよ。」という井村雅代さんのこの言葉は、選手の短所を長所に変えることは難しくても、短所でなくすることは可能だとの思いから、選手たちにかける愛のあるスパルタな言葉ですね。若い頃からこんな言葉の中で育ちたいものです。

心の才能

井村雅代さんの言う「心の才能」とは、シンクロに限らず、どんなことでもチャレンジしていれば必ず壁にぶつかりますが、その時に簡単に諦めずに素直にもっと頑張ろうと思える心のことを指しているようです。

限界をつくらない「心の才能」こそが一流選手の条件と井村雅代さんはおっしゃっています。才能というと技術的な面ばかりがクローズアップされますが、実は心の能力の方が大きいものですね。

すべてを同じものさしで測ろうとするのはまちがい

井村雅代さんのこの名言は「学力の1番もあれば運動の1番もあります。やさしさの1番も大切なことです。」の言葉に続いています。人それぞれに長所や持ち味がありますから、それを最大限に生かす方法を若い頃から見出すことが指導者としては大切なことですね。

自分の可能性をどこまで信じるか

井村雅代さんのこの名言は「自分の可能性をどこまで信じるか。自分がこれでいいと思ったら、これ以上向上できない。」が全文のようです。人間は自分の思った通りになっていくものですね。諦めてしまえばそこで終わってしまいます。諦めなければ、さらにその先に進んでいけます。

最後はどれだけ自分の可能性を信じて、チャレンジし続けたかどうかで決まっていくものですね。もちろん全てのチャレンジが上手くいくことはありませんが、諦めない限り可能性がなくなることもありません。

人間は引っ張られたほうが変わりやすい

この井村雅代さんの名言の全文は「人間は引っ張られたほうが変わりやすい。その引っ張り役が教師であり、コーチであり、会社の上司であるわけです。その人の熱意や情熱のによって「できるかな」から「できるみたい」に変っていくんです。」です。
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人間は自分が変わりたいと思ったとしても、特に若い頃はどうすればいいのか、どの方向に向かえばいいのかや、その方法がわからないものです。そこで弾みがつく指導者の言葉や行動がとても重要なものになるわけですね。もちろん無闇に、強引にではなく、理解を添えることも大切です。

ゴールが見えているかどうかが大事

井村雅代さんのこの名言は「指導者は、人を育てるとき、ゴールが見えているかどうかが大事です。ゴールが見えてもいないのに、がんばろうよなんていったい何をがんばるんやって。」という指導者に向けた言葉ですが、同時に選手自身の若い頃にも言えることですね。

どこに向かっているのかがわからないことほど、不安になり、エネルギーが湧いてこないものはありません。これは実生活の中で考えるとわかりやすいですね。通常はどこに行くかも決めないまま歩き出すことはほとんどありません。人生やチャレンジにおいても同じことですね。

分析できたら次に初めてハートの出番

「情熱だけで物事を解決できるならいいけれど、そううまくはいかない。そこに論理や分析がなかったら、物事はいいようには向かない。傾向と対策があって、分析できたら、次に初めてハートの出番です。」がこの名言の全文です。

何の目的もなくエンジンを空ぶかししても意味はありません。向かうべき方向、動き出せる手段や方法が明確であってこそ、そのエネルギーが大いに役立つものです。夢、目標があって手段があってこその情熱やエネルギーですね。

短く見えることがダメなんです

井村雅代さんのこの名言の全文は「脚が短いのは構わない。短く見えることがダメなんです。脚が短くても、筋をぎゅーっと伸ばして、人の目をぐーっと上にいくようなオーラを出したら、長く見えるじゃないですか。」です。

実際に見えるものを大きく魅せたり、長く魅せたりすることは可能なことですね。それがこの言葉の中にあるオーラと呼べるものかもしれません。アーティストやアスリートのパフォーマンスは、物理的に見える範囲だけで表現されているものではないことに気づくと可能性は大きく広がっていきますね。

仕事が来たらまず全力投球で頑張れ

井村雅代さんのこの名言は「仕事が来たら、まず全力投球で頑張れ。その仕事が自分に合うか合わないか、まず自分が会社に合わせてみて、その色に染まってみてから判断しなさい。半身に構えて仕事をするなと言いたい。」が全文です。

何事においても大切なことですね。まず懸命にやってみることなしに、それまでの拙い経験や単なる好き嫌いだけで、おざなりな対応をしてしまっては勿体ないです。まずは与えられたチャンスと捉えて全力で取り組んでみて、そこから自分流にアレンジしていくことが大切ですね。

人間として成長してほしいんです

この名言は「でも、シンクロをやることを通して何かをつかんでほしい。人間として成長してほしいんです。できないことができるようになる、その達成感を子供たちに味わってほしいんですよ。」という井村雅代さんの思いから出たものですね。

井村雅代さんの厳しい言葉の裏には、深い愛情が込められています。だからこそ選手たちの心にも届き、明確な結果として現れてくるのでしょう。自分自身のことではなく、選手の、それもアスリートとしてだけでなく人間としての成長を願った言葉には重みがあるでしょう。

裏でガタガタ言わないこと

「裏でガタガタ言わないこと。練習が終わってから、あの子はどうこうって、女性特有の陰口あるでしょう。あれは絶対しない。」井村雅代さんのこの名言の全文です。これは女性に限ったことではないでしょう。

常にその場だけで、しっかりとストレートに伝えることを実践していくことで、その人から発せられる言葉の信頼性や重みが違ってくるでしょう。一度でも裏で言っていることが漏れ伝わってしまっては、言葉に乗せた想いが届くことは難しくなりますね。

泣いてもその分疲れるだけやで

この名言の真意は「泣いて上手になるんやったら、私が代わっていくらでも泣いたげる。泣いてもその分疲れるだけやで!」でした。泣くことも大変なエネルギーが必要なものです。特に泣くことだけに行動を限定してしまうとなおさらですね。

人間の喜怒哀楽の感情は、行動のエネルギーの源として使ってこそ意味あるものになります。泣いてもいいでしょう。しかしそこで立ち止まってしまっていては、そのエネルギーがもったいないですね。悲しみのエネルギーを推進力に変えてこそ、感情を感じた心の成長に繋がります。

より高いレベルを求めて欲しいから真剣に叱る

「常に今ある自分の一歩先でも、より高いレベルを求めて欲しいから、真剣に叱るのです。」井村雅代さんのこの名言も深い意味のある言葉ですね。前提として「怒る」ことと「叱る」ことの違いを明確に把握しておく必要がありますね。

目指せるレベルは果てることなくあります。現状に満足することなくさらに上のレベルを目指してこそ、人間は成長していくものですね。目指していたものを達成してしまうと、安心してしまったり燃え尽き症候群に陥ってしまうケースは多いものです。そんな時にこそ愛ある叱りが必要でしょう。

どのタイミングをとらえて叱るか

井村雅代さんのこの名言の全文はこれです。「どのタイミングをとらえて叱るかによって、効果は大きく違ってきます。いちばんいいのは、何よりも「現行犯逮捕」です。」

同じ言葉を伝えても、そのタイミングで心に届くかどうかが決まってくるでしょう。過去のことを蒸し返されていくら言葉を重ねられても、容易に受け入れられるものではないでしょう。自分自身のこととして感じてみると明らかです。まさに「起こったその時」ですね。

自分の中に理由を見つけなさい

井村雅代さんのこの名言の全文です。「うまくいかなかったときは、人のせいにしないで、まずは自分の中に理由を見つけなさい。言い訳とか人のせいにしないで、自分で理由を見つけて解決してけばいい。」とかく人間は、うまくいかないことの原因を自分以外のせいにしがちです。

しかし自分に降りかかってくる出来事は、自分の中から発せられたエネルギーに反応して起こっているものです。そして自分以外の誰かを変えたりすることはとても難しいことです。それよりも自分自身を変えることで、全てが変わっていくことを認識していくことの方がはるかに有意義ですね。

井村雅代の名言【Part2】

井村雅代さんの名言Part2です。さらに深く井村雅代さんのことがうかがい知れる名言の数々をお届けします。

練習以外に自らを支えるものはない

井村雅代さんの名言の全文です。「練習以外に自らを支えるものはない。16日間の合宿なら休みは1日。」どんなチャレンジも積み重ねた練習、準備の裏付けなしに自信を持ったアクションは起こせませんし、結果がついてくることもないでしょう。

ひたすら小さな積み重ねを、日々繰り返していくこと。まさにこれ以外に自分を支え、成果を手に入れる方法はありませんね。

シンクロは笑顔でやるもの

「シンクロは笑顔でやるもの。空元気で隠せ。弱そうな顔をしたら相手が有利になる。寒くても寒そうな顔をするな。」これが井村雅代さんの名言の全文です。何事においても言えることですね。

笑顔でいるのと、そうでない時とでは、身体の硬直具合が全く違ってきます。そしてその結果のパフォーマンスに大きな違いが出てくることは明らかですね。これはシンクロやスポーツだけに言えることではなく、あらゆるパフォーマンスに当てはまることです。

親が死んだとき以外はなし

「泣いても疲れるだけで何の解決にもならん。親が死んだとき以外はなし。」井村雅代さんのこの名言の全文です。悲しい場面に遭遇すると、多くの場合立ち止まってしまい引きずってしまいます。そしてそこに心身ともに大きなストレスとダメージを残します。

そのストレスやダメージのエネルギーは、推進力に変換できてこそ価値のあるものになります。真に立ち止まって悲しむのは、まさにこの言葉通りの局面だけで充分でしょう。それ以外は立ち止まることなく、前に前に進んでいくことですね。

失敗しない人間はいない

「昔の選手は失敗した人がいたら『いいかげんにしてよ』と怒った。今の子は言わない。怒ることで、自分は失敗できないとの、責任が生まれる。失敗しない人間はいない。偉そうに言って失敗できないと思うからこそ、人間は無理して頑張る。」

「有言実行」という言葉もありますが、言葉にすることで行動せざるを得ない状況に自ら追い込むことは、チャレンジしていく上でとても大切なことですね。誰かに言われてやることより、数倍の推進力になります。チャレンジに取り入れていきたいですね。

ゆるキャラの極致

「ゆるキャラの極致。みんなと一緒にいることが大好きで、ちょっと頑張ると、自分は頑張ってるのにと。豊かで平和な日本の若者の象徴だった。」この名言の全文です。とても面白い表現ですね。

どんな組織でも目指すものがある場合は、単に組織に所属しているだけでは役割を果たせません。真のチームワークは、個々が輝いてこその賜物です。横並びや、平均化だけを意識した組織では決して強いものにはなっていきませんね。

ゆとり世代の子たちはついてこない

「今までの厳しいやり方では、ゆとり世代の子たちはついてこない。」と再び日本代表のコーチになった井村雅代さんは感じたようです。そして、叱責した後には必ずフォローすることなど、時代、世代に合わせた柔軟な指導方法を実践しているようですね。

人間は簡単に死なない

「人間は簡単に死なない。死ぬギリギリまで頑張りなさい。」この名言は、バルセロナオリンピックで銅メダリストの奥野史子さんが井村雅代さんに言われた言葉のようです。現役を辞めて20年以上経った今でも夢に出てくるとおっしゃっていました。

わたしは行きっぱなしだからきついとは思う

この名言の全文は「追い詰める指導者は少なくないが、時には緩ませるでしょう。わたしは行きっぱなしだから、きついとは思う。」です。

これは確かにきついでしょう。それだけにフォローがとても大事ですね。そこが自然にできているからこそ、選手も付いて行き、結果が残っていくのでしょうね。

プレッシャーなんかとことん感じればええねん

「プレッシャーなんか、とことん感じればええねん。そうすれば、がちがちになっても、何にもならないことに気がつきます。」これがこの名言の全文です。これも若い頃から気づいておきたいことですね。

プレッシャーを感じないようにしようとすればするほどプレッシャーを感じてしまうものです。それよりもプレッシャーをどんどん感じて、ガチガチになった状態とリラックスした状態の違いを体感して、プレッシャーの中でリラックスできる方法を体得していった方がいいですね。

不運は考えても無駄

この名言の全文は「不運は考えても無駄。不運なときはこれはどん底や、スタート地点やと思って、今よりも一歩前に出る方法を考えるようにします。」です。起こってしまったことはいくら後悔してもどうにもなりません。

そしてそれを忘れようとすることも、いつまでも引きずることになりますから、そこから新たにスタートしていくことにフォーカスしていくべきですね。どこにフォーカスするかで結果は全く違ってきます。

自分にしかできないことをひとつひとつやれば絶対よくなる

「自分にしかできないことをひとつひとつやれば、絶対よくなるんです。」これも井村雅代さんの素敵な名言です。若い頃から実感していきたいことですね。

どんな場面、状況下でも必ず自分にしかできないことはあるものです。そしてどんな大きな成果も小さな積み重ね以外では実現していきません。結果や環境、状況に右往左往することなく、目の前のひとつひとつを丁寧に積み上げていきたいですね。

プレッシャーとはやりがいです

この名言の全文は「プレッシャーとは、やりがいです。ですから、プレッシャーのない人生というのは、やりがいのない人生に他なりません。誰がそんな人生を望んでいるでしょうか。」です。

何のストレスも感じることなく進んで行ける道にはやりがいは存在しません。未知の領域に突入しようとする時には、必ずストレスやプレッシャーは存在するものです。ストレス、プレッシャーは楽しんでいきたいですね。

何度も何度も手を変え品を変えて話をする必要がある

「10人に同じ話をしても、心に届く人と届かない人がいます。今日届かなかった話が、明日届くこともあります。ですから、何度も何度も、手を変え、品を変えて話をする必要があるのです。」この名言の全文です。

壁に張り出した夢や目標も、ずっとそこにあると単なる壁のシミになってしまって、そこから受ける刺激はなくなってしまいます。言葉も同じですね。常に新鮮な刺激を届けられるように変化し続けることが必要不可欠なことです。

チームをゴールに連れていくのがコーチの仕事

コーチの役割は「coach」という英語の語源を理解すると見えてきます。「coach」は四輪馬車の「kocsi」からきています。指導者は「学習者を運ぶ道具」と比喩されたことからコーチと呼ばれるようになりました。

コーチ、指導者は単に教えるだけでは、その役割を十分に果たしていないことになります。目標地点にたどり着かせてこそ、全うしたことになります。

中国では自分が主張しなければ存在意義がなくなり居場所がなくなります

この名言の全文は「中国では、自分が主張しなければ、存在意義がなくなり、居場所がなくなります。自分を認めてもらうためには常に主張し続けなければならないというような環境で育ちます。いい悪いは別にして、こうした人たちと競争していくためには、日本人も自分の考えをはっきりと言えるようになる必要があるでしょう。」です。

しっかりと自己主張していくことは、いつの時代でもどこにいても大切なことでしょう。その上で相手や周りの言葉にも耳を傾けて、自分の中で昇華させていくことですね。これは若い頃から実践していくことが大切でしょう。

井村雅代は愛に溢れるスパルタコーチ

井村雅代さんは、その厳しい指導方法からスパルタな部分だけがクローズアップされていますが、それだけでは、井村さんが残した結果には決して繋がっていきません。そこに愛があるからこそ、結果も選手もついてくるものですね。

現在も愛の鞭をしならせている井村雅代さんですが、その活躍に今後も大いに期待したいですね。

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この記事のライター
濱本哲治

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