名古屋妊婦切り裂き殺人事件とは!犯人逮捕は?子供や夫などのその後も調査

名古屋妊婦切り裂き殺人事件とは一体どんな事件だったのかを振り返ります。名古屋妊婦切り裂き殺人事件の犯人は逮捕されたのでしょうか?そして被害者の子供と夫はその後どうなったのでしょうか?名古屋妊婦切り裂き殺人事件にまつわる事柄を調査した結果をご覧下さい。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件とは!犯人逮捕は?子供や夫などのその後も調査のイメージ

目次

  1. 1【名古屋妊婦切り裂き殺人事件】とは
  2. 2名古屋妊婦切り裂き殺人事件の概要
  3. 3名古屋妊婦切り裂き殺人事件の受話器とキーホルダーの謎
  4. 4名古屋妊婦切り裂き殺人事件の犯人逮捕は?
  5. 5名古屋妊婦切り裂き殺人事件のその後
  6. 6妊婦を襲う殺人事件は海外でも多い?
  7. 7名古屋妊婦切り裂き殺人事件は残虐な殺人事件

【名古屋妊婦切り裂き殺人事件】とは

名古屋妊婦切り裂き殺人事件というのは、今から32年前に起こった殺人事件です。名古屋妊婦切り裂き殺人事件という名称が示す通りの残虐な事件で、日本中を恐怖に陥れました。以降、犠牲者となった妊婦をA子さん、その夫をB夫さんと仮名で表記します。

1988年に愛知県名古屋市で起きた猟奇殺人事件

名古屋妊婦切り裂き殺人事件が起こったのは1988年3月18日の午後でした。愛知県名古屋市中川区に住んでいた臨月の妊婦が絞殺され、腹部を切り裂かれた状態で発見されたのです。地元紙『中日新聞』は「史上稀に見る猟奇的な凶悪事件」と報じました。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の概要

この章では、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の概要を解説します。名古屋妊婦切り裂き殺人事件はどのような状況下で発生した事件なのか、そしてA子さんがどのような状態で発見されたのか、お腹の子供はどうなったのか、といった情報について調査した結果をご覧下さい。

事件現場は戸田駅付近の2階建てアパートの一室

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の事件現場は、愛知県名古屋市中川区にある近畿日本鉄道名古屋線の駅である戸田駅の近くに建つ2階建てのアパートの一室でした。このアパートは4部屋ありましたが、A子さん一家が住んでいたのは2階で、その隣室は当時空き家となっていたそうです。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の被害者は妊婦

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の被害者は、前述の通り臨月の妊婦です。A子さんは当時27歳で、第一子の出産を控えていました。出産予定日から5日ほど経過していたので、子供はいつ生まれてもおかしくない状態でしたが、入院はせず、出産の兆候が現れるのを待っている状態でした。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件当日の朝

名古屋妊婦切り裂き殺人事件が発生した当日の朝、A子さんは普段どおりに出勤する夫を見送りました。その日、A子さんの友人が子供と共に訪れる予定になっていたので、A子さんは夫を見送った後、洗濯や掃除などの家事を済ませていたようです。

被害者の夫からの電話

その日、B夫さんは勤務先から自宅へ2回電話をかけています。1度目は正午頃に電話でA子さんの状態を確認したのですが、仕事を終えたB夫さんが2度目に電話をかけた時、A子さんは電話に出ませんでした。

この電話をかけたのは18時50分頃だったそうです。B夫さんは「出かけているのだろう」と思い、妻が電話に出なかった事を疑問に感じませんでした。

夫の帰宅後の悲劇

それから約1時間後、B夫さんは帰宅しました。普段は施錠されている玄関が開いたままだった事と部屋が点灯されていなかった事を不審に思いながらも、まず寝室に行ってスーツを着替えました。その時赤ん坊の泣き声に気付いたのです。B夫さんは「生まれたのか?」と思いながら居間へ行き、電気を着け、その時初めて惨劇に気付いたのです。

夫が被害者の妻と子供を発見後に救急車を手配

血溜まりの中で倒れているA子さんとその側で泣いている我が子を発見したB夫さんは、救急車を手配しようとしましたが、電話が見つからず、階下の住人に電話を借りる事にしました。「電話が引きちぎられているから電話を貸して欲しい」という彼の言葉に、階下の住人は驚きながらも電話を貸し、119番通報が成されたのです。

救急隊員が到着

通報した時にB夫さんは「赤ちゃんが生まれている」と救急隊員に告げたので、救急隊員は適切な処理をするためにへその緒を切るためのハサミや鉗子を準備して、B夫さん夫婦の住むアパートへ向かいました。

被害者である妻の遺体の状態について

被害者であるA子さんの発見時の状態は、無残なものでした。両手首を後ろ手で縛られ、首には電気コタツのコードが巻かれていました。そして青いマタニティウェアに覆われた腹部は、胸元から腰に向かって縦一直線に切り裂かれていたのです。

子供の状態は呼吸が出来る状態だった

A子さんの側にいた子供は、泣き声を上げていた事でも判るように、自発呼吸が可能な状態でした。しかし、A子さんを殺した犯人がA子さんの腹部を切り裂いたためか、子供の体にも3ヶ所傷がありました。

病院に搬送された時の子供の様子

病院に搬送された時の子供の様子は、出血による貧血とチアノーゼを起こしていて、非常に危険な状態でした。生まれたばかりだったので、体温調節がうまく出来なかった上に、その時はまだ3月で気温も低かったので、低体温症を引き起こしてしまっていたのです。

奇跡的と言われる子供の生存

左足の膝裏と左の太腿の裏を含めた3箇所を傷付けられていた子供は、危篤と言っても良い状態でした。しかし、B夫さんとB夫さんの父の血を輸血し、医師と看護師が1時間に及ぶ手術で手を尽くした結果、生命の危機を脱する事が出来ました。それはまさに奇跡でした。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件から15日後に退院

適切な治療と手厚い看護の結果命を取り留めた子供は、救出された翌日からミルクが飲めるようになり、事件発生から15日後経った1988年4月2日に無事退院する事が出来ました。この時、B夫さんと主治医が記者会見を行なっています。B夫さんは、「子供の名前は妻とあらかじめ決めていた名前を付けた」と語りました。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の受話器とキーホルダーの謎

名古屋妊婦切り裂き殺人事件が報じられた後、生まれた子供の安否を気遣っていた日本中の人は子供が助かった事で安堵したのですが、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の新たな情報は、そんな世論を愕然とさせました。この章では、名古屋妊婦切り裂き殺人事件にまつわる受話器とキーホルダーの謎について検証します。

被害者のお腹に詰め込まれていた受話器

名古屋妊婦切り裂き殺人事件について、発生から3日後に衝撃的な情報がもたらされました。それは、A子さんから子供を取り出した犯人が、A子さんのお腹に受話器を詰め込んでいた、というあり得ない内容の情報でした。A子さんを発見したB夫さんが自宅の電話で救急車を呼べなかったのは、それが原因だったのです。

受話器以外にミッキーマウスのキーホルダーも

A子さんの遺体に詰め込まれていたのは受話器だけではありませんでした。ミッキーマウスのキーホルダーが付いた車の鍵も入れられていたのです。それは、B夫さんの自家用車の鍵でした。犯人は、何故受話器やキーホルダーをA子さんのお腹に詰め込んだのでしょうか?これは、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の最大の謎とも言われています。

悲惨な状態を目撃した夫や警察の声とは

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の発生現場は、極めて悲惨な状態でした。そんな惨状を目の当たりにしたB夫さんと警察は、一体どんな感情を抱いたのでしょうか?B夫さんと警察の声を調べました。

被害者の夫の証言から伝わる恐ろしい状態

被害者A子さんが殺されている現場を見た夫のB夫さんとB夫さんの父は、「普通の人には想像できないような恐ろしい状態で息絶えていた」と新聞記者のインタビューに答えています。絞殺されただけではなく、腹部を切り裂かれて子供が取り出されているという状況です。そうとしか表現のしようがなかった事でしょう。

警察官の証言から前代未聞の事件を想像?

そして、仕事柄犯罪が起きた現場を何度も見ている筈の警察官の証言からも、前代未聞の事件が想像できます。警察官達は、「あんな現場は今までに見た事がない」と口々に言いながら現場から戻ってきたのだそうです。

愛知県警が名古屋妊婦切り裂き殺人事件の詳細を発表

名古屋妊婦切り裂き殺人事件が発生した後、愛知県警は事件の詳細を発表しました。しかし、詳細と言っても、事件の現場を見たままに発表したのではありませんでした。現場の惨状については、発生から数日間は明かされませんでした。伏せるしかない内容だったのです。

事件の詳細の一部を発表

名古屋妊婦切り裂き殺人事件について愛知県警が発表したのは、「臨月の妊婦が腹部を切り裂かれて亡くなった」「子供は生きている」「妊婦の自宅には物色されたり争ったりした痕跡は残っていなかった」という内容でした。受話器とキーホルダーなどが遺体の腹部に詰め込まれていたという事については発表しなかったのです。

受話器やキーホルダーについては新聞記者の取材で発覚

名古屋妊婦切り裂き殺人事件で、猟奇的としか形容しようがない受話器やキーホルダーについては、新聞記者が事件を捜査していた刑事や救急隊員に取材をした結果、公表される事になりました。

新聞記者はある刑事が「A子さんのお腹に何が入っていたかなどと言えない」と漏らしたのに着目しました。そしてその刑事を根気よく問い詰めた結果、A子さんの腹部に受話器とキーホルダーが付いた車の鍵が入れられていた事を聞き出したのです。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の犯人逮捕は?

妊婦を殺した上に、その腹部を切り裂いて子供を取り出し、代わりに受話器とキーホルダーが付いた車の鍵を詰め込む、というあり得ない残虐行為を行なった名古屋妊婦切り裂き殺人事件の犯人は、その後逮捕されたのでしょうか?この章では、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の捜査の経緯を解説します。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件の捜査開始

事件発生後、愛知県警捜査一課・中川警察署は特別捜査本部を設置し、捜査を開始しました。発生翌日、A子さんの遺体は司法解剖され、死因や死亡推定時刻が割り出されています。A子さんの死因は電気コタツのコードで首を締められたための窒息死である事が確認されました。

被害者の腹部は死亡後に切り裂かれたと推測

被害者A子さんの腹部ですが、出血の量から、腹部を切り裂かれたのは死亡後であると推測されました。A子さんのマタニティウェアなどは切り裂かれていなかったため、犯人がA子さんを殺害した後にマタニティウェアを捲くり上げ、腹部を切り裂いたのだと判定されています。

子供を取り出したのは犯人?

司法解剖の結果、A子さんの産道が閉じていた事が確認され、子供は犯人がA子さんの腹部を切り裂いた時に取り出したか、子供が飛び出てしまったのか、どちらかだろうという事になりました。A子さんと子供を繋いでいたへその緒は発見時既に切られていたので、これは犯人が切ったのだと言われています。

物的証拠として犯人の靴跡が検出

犯人は、事件現場に指紋などを全く残していませんでした。唯一の物的証拠となったのは、犯人の靴跡です。犯人は土足でアパートに侵入していたため、25cmの靴跡が残っていたのです。その後の捜査で犯人の靴が大手靴メーカーの模造品という事までは判ったのですが、それ以上の情報を得る事は出来ませんでした。

被害者の夫に犯人疑惑が浮上

捜査当初、B夫さんが犯人であるという疑惑が浮上しました。B夫さんが第一発見者である事と、A子さんに抵抗した形跡が全くないため、犯人はA子さんの知人だろうと当たりをつけ、遺体の第一発見者であるB夫さんが犯人なのではないか?と捜査を進めたのです。

夫が犯人として疑われた理由は落ち着き?

事件当時のB夫さんの冷静な行動も、B夫さんが犯人だと疑われた理由の1つでした。事件当日、帰宅時に玄関が施錠されていなかった事、点灯されていなかった事などをおかしく思いつつも、事実の確認よりも着替えを優先した、という行動を疑問視されたのです。

夫が捜査対象から外れ強盗殺人事件として捜査

しかし、捜査の結果、B夫さんがA子さんの死亡推定時刻に間違いなく会社にいた事が確認されたため、B夫さんは捜査対象から外され、名古屋妊婦切り裂き殺人事件は強盗殺人事件として捜査される事になりました。A子さんの財布がなくなっていた上に、クローゼットなどが物色された形跡も確認されたのです。

事件現場のアパート周辺の目撃情報は?

捜査本部は、事件現場となったアパート周辺の目撃情報を得るために東奔西走しました。A子さん夫妻が住んでいたアパートが近鉄名古屋線の戸田駅に近かったため、犯人が近鉄名古屋線で逃亡した可能性もあるとして捜査すると共に、近鉄が通っている東海地方から近畿地方まで捜査の手を広げ、目撃情報を求めました。

約4万人の捜査員を動員し捜査

名古屋妊婦切り裂き殺人事件捜査本部は、約4万人の捜査員を動員して捜査を続けました。目撃情報は100件以上寄せられたのですが、事件の解決に結びついていません。当初動員したのは17,500人でしたが、2年後には更に23,000人あまりが動員されています。しかし、約4万人の捜査員の尽力もむなしく、犯人発見には至らなかったのです。

被害者の死亡推定時刻

被害者であるA子さんの死亡推定時刻も、捜査当初から変遷しています。A子さんが死亡した時間に関しての明確な手がかりが得られなかったためです。A子さんの死亡推定時刻の推移を見てみましょう。

死亡推定時刻①14時30分~19時30分の間

死亡推定時刻その1は、14時30分~19時30分の間でした。これは、A子さんを司法解剖した結果、A子さんの遺体の状態から割り出された時間です。しかし、捜査の過程でこの推定時刻は否定されました。

死亡推定時刻②15時~暗くなるまでの間

死亡推定時刻その2は、15時~暗くなるまでの間でした。A子さんが訪れた友人と自宅で15時頃まで過ごしていた事が判明したので、この時間が推定されたのです。A子さんの友人は15時頃に帰路につき、A子さんは階下の駐車場まで見送りに行っています。この時施錠していなかった事を友人が証言しています。

死亡推定時刻③15時~16時頃

死亡推定時刻その3は、15時~16時頃でした。B夫さんが帰宅した時アパートが点灯していなかった事で、死亡推定時刻は15時から暗くなるまでの間とされていたのですが、その後に判明した新事実により、最終的に死亡推定時刻は15時から16時の間という事になりました。

死亡推定時刻の根拠とは

死亡推定時刻の根拠について解説します。A子さんが最後に会ったのは、友人母子です。その友人を見送ったのが15時頃でした。そして、その後新たな証人の情報により、「暗くなるまで」という曖昧な推定時刻が「16時頃」という内容に変更されたのです。

郵便配達員の証言

新たな証人というのは、16時頃にA子さん宅に郵便物を届けた郵便配達員でした。郵便配達員は、16時頃にアパートを訪れた時には異変がなかったと証言したのです。

その証言に基づいて、死亡推定時刻は具体的な数字に置き換えられたのでした。更に、A子さんが届いた郵便物を即回収する几帳面な性格だった事も、死亡推定時刻の裏付けとなっています。

放置状態の食器

更に、友人母子とお茶を飲んだカップが放置されていた事も、友人母子が帰宅した直後にA子さんが殺された事を証明しました。几帳面なA子さんは、使い終えた食器をすぐに洗っていたからです。友人母子を見送ったA子さんは、帰宅後に施錠していなかった自宅に侵入していた犯人に出くわし、殺されたのだと推定されたのです。

新たな目撃情報で捜査進展?

名古屋妊婦切り裂き殺人事件において約4万人の捜査員を動員し、近畿地方にまで捜査の手を広げた結果、数百件にのぼる新たな目撃情報を得る事が出来たようです。しかし有力な情報と見られたのは、やはり事件現場アパート周辺に住む住人の証言でした。

事件当日にサラリーマン風の不審者の目撃情報

最も有力な目撃情報とされたのは、事件当日にサラリーマン風の不審者と遭遇した、という内容のものでした。丸顔で中肉中背の30代位の男性が、A子さんの住むアパートの1階を訪ね、「ナカムラさんのところを知りませんか?」と聞いてきたのだそうです。

住人はその近所にナカムラという人はいなかったので「知りません」と答えたのですが、サラリーマン風の男性に落ち着きがないところが気になったと語りました。訪ねてきた時刻は事件当日15時頃でした。

被害者の友人がドアノブの音に気付く?

そして、事件当日A子さん宅を訪れていた友人は、A子さん宅にいる間にA子さん宅の玄関のドアノブが回された音を聞いたと証言しています。A子さんにそれを伝えたのですが、A子さんは「換気扇の音じゃない?」と、友人の発言を受け流してしまいました。

事件現場アパートに駐車された怪しい車

事件当日の14時半頃には、エンジンをかけたままの自動車が現場となったアパートの駐車場に駐車されていたという情報も寄せられました。それはアパート住人の乗用車ではなかったのだそうです。A子さんを殺した犯人が、強盗をした後すぐ逃げられるよう備えていたという可能性があります。

事件現場付近をうろつく男性に関する目撃情報とは

それに加え、16時半頃と19時頃に、近隣に住む小学生が不審な男性を目撃していました。16時半頃に目撃されたのは、事件現場となったアパートに近い道路をうろついていた男性でした。男性はしきりに北側の家を覗いながら歩いていた、と目撃した児童は語りました。

目撃情報による不審者の特徴とは

そして19時頃、別の小学生が現場アパートの西側の道路をうろつく不審者を目撃しています。児童達が語った不審な男性の特徴は「38歳位で身長は175cm位、黒っぽいジャンパーにベージュのベレー帽風の帽子を被っていた」という点で一致していました。

「ナカムラさん」について尋ねた男性とは別人のようですが、この不審者が犯人である可能性もあります。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件のその後

近隣の住民や近鉄名古屋線沿線の住民達から、事件に関わると思われる人間の目撃情報が寄せられ、捜査は進展したかに思われたのですが、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の犯人を発見し、逮捕する事はついぞ叶いませんでした。

2003年3月18日に時効で未解決事件に

2003年3月18日、名古屋妊婦切り裂き殺人事件が発生してから15年が経った日に、名古屋妊婦切り裂き殺人事件の公訴時効が成立してしまいました。時効となる直前、愛知県警は捜査本部を解散し、約4万人動員されていた捜査員は2名を残すのみとなっていました。

被害者の父親がコメント

A子さんの父は、時効が成立した時に受けたインタビューでこう語っています。「今更犯人が逮捕されても娘は生き返らない」「公訴時効制度が憎い」「あんな猟奇的殺人は人間には出来ない」「この15年間犯人が罪の意識に苦しんできた筈だと思いたい」「事件を忘れようとしているが、心には一生残る」と。

その後も疑問点が残る名古屋妊婦切り裂き殺人事件

時効が成立した後も、名古屋妊婦切り裂き殺人事件には数々の疑問点が残っています。最大の謎は、やはりA子さんの遺体の腹部に詰め込まれていた受話器とキーホルダーが付いた車の鍵でしょう。

受話器の電話線が切られていたのは部屋から通報出来なくするためとも想像できますが、車の鍵まで何故詰め込んだのでしょうか?移動の手段を封じるためだったのでしょうか?この謎は未だに解明されていません。

被害者の夫や子供のその後は?

被害者A子さんの夫B夫さんや生まれた子供のその後についても調査しました。ベテランの警察官が愕然とするほどの惨状を見てしまったB夫さんは、生まれたばかりの子供と共にどうやって心の痛手を乗り切っていったのでしょうか?

事件のその後は東京都内へ転勤し起業の準備

調査の結果、B夫さんは事件後も元のアパートで暮らしていましたが、1年後東京都内へ転勤した後、会社を退職し、友人と新たな会社を起業するために動き始めたのだそうです。その間生まれた子供はB夫さんの実家に預けられていました。

子供の現在はハワイ移住?

A子さんとB夫さんの子供は、現在ハワイに住んでいるようです。子供はB夫さんの実家で暮らしていましたが、やがてB夫さんの父が病死した後、B夫さんは子供と母親を連れてA子さんの実家近くに転居しています。

そして、子供が小学6年生になった時、子供と母親と共にハワイに移住したのでした。B夫さんは子供が名古屋妊婦切り裂き殺人事件について知る事を非常に恐れていたので、その情報を遮断できる海外で暮らす事を選んだのも知れません。

妊婦を襲う殺人事件は海外でも多い?

名古屋妊婦切り裂き殺人事件のように、妊婦とその子供を狙った痛ましい殺人事件は、海外でも数件報告されています。この章では、その中で特に有名な事件3件の概要をご紹介します。

2017年にアメリカ・ノースダコタ州で起きた事件

1件目は、2017年にアメリカ合衆国のノースダコタ州で起きた事件です。妊娠8ヶ月だった22歳の女性が、同じアパートに住む女性に首を締められた後腹部を切り裂かれて死亡し、お腹の子供を奪われたのです。犯人はすぐに逮捕され、子供も無事保護されました。

2018年にブラジルのジョアン・ピニョイロで起きた事件

2件目は、2018年にブラジルのジョアン・ピニョイロで起きた事件です。妊娠8ヶ月だった23歳の女性が、知人女性に腹部を切り裂かれて殺され、1件目と同様にお腹の子供を奪われました。犯人は「自分が生んだ」と子供を病院に連れていきましたが、不審に思った病院側が警察に通報し、犯人逮捕に至ったのでした。

2019年に起きたアメリカ・シカゴで起きた事件

3件目は、2019年に起きたアメリカ合衆国のシカゴで起きた事件です。犯人は、Facebookで知り合った19歳の妊婦を殺し、切り裂いた腹部から取り出した子供を自分の子供と偽って育てようとしたのです。この事件も犯人は間もなく逮捕され、子供は保護されています。

名古屋妊婦切り裂き殺人事件は残虐な殺人事件

名古屋妊婦切り裂き殺人事件は、犯罪史に永久に残るであろう残虐な殺人事件でした。殺された母から生まれた子供が、現在も事件を知らないまま平和に暮らしている事を祈りましょう。

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この記事のライター
fuyuhome
漫画とゲームが好きです。 最近は古いドラマを発掘して観るのにはまっています。 昔の俳優、今の俳優、どちらも違う...

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