乃南アサ(作家)まとめ!人気やおすすめ作品は?凍える牙などが代表作!

乃南アサは「凍える牙」で直木賞を受賞し、これまで500以上の作品を発表している人気作家です。乃南アサの経歴を簡単にまとめ、作品の中でもファンの間で特に人気のおすすめ作品、映画化されたものや最新の作品まで取り上げ、紹介しています。

乃南アサ(作家)まとめ!人気やおすすめ作品は?凍える牙などが代表作!のイメージ

目次

  1. 1乃南アサのプロフィール
  2. 2乃南アサの凍える牙以外の人気作品10選
  3. 3乃南アサのおすすめ作品【タイプ別】
  4. 4乃南アサの凍える牙など代表作品や受賞経歴
  5. 5乃南アサの最新や映画化作品
  6. 6乃南アサは代表作「凍える牙」など世に送り出す人気作家

乃南アサのプロフィール

・愛称:乃南 アサ
・本名:矢沢 朝子
・生年月日:1960年8月19日
・年齢:59歳(2019年9月現在)
・出身地:東京都
・血液型:不明
・身長:不明
・体重:不明
・活動内容:作家
・所属グループ:なし
・事務所:なし
・家族構成:不明

乃南アサの経歴

乃南アサ(のなみあさ)は1960年生まれ、東京都育ちの女流作家です。乃南アサは中高一貫校であるカリタス女子学校を卒業した後、早稲田大学の社会科学部に進学し中退し、広告代理店に就職して働きながら小説を執筆するという経歴をもっています。

1988年に書いた「幸福な朝食」が日本推理サスペンス大賞において優秀作に選出され、乃南アサは作家としてデビューを果たしました。その後、1996年には乃南アサは「凍える牙」で新人~中堅作家が書いた大衆向け作品に贈られる最高峰の賞と呼ばれる「直木賞」を受賞しています。

乃南アサは女流作家であることもあり、人物の心情描写が非常に細かく、物語に深みを与えています。女流作家としては珍しくサスペンスやミステリーなどの過激なジャンルを得意としており、シリーズ物も数多く執筆しています。

情景が想像できる巧みな表現やゾクゾクするようなラストの緊迫感やスリルが持ち味の乃南アサストーリーにハマっているファンも多いです。この記事では乃南アサの作品の経歴に触れながら、特に人気のあるおすすめ作品や、映画化された作品、最新作品などを紹介します。

乃南アサの凍える牙以外の人気作品10選

早稲田大学を中退し、広告代理店に就職するという経歴をもつ乃南アサですが、きめ細かな人物描写を基礎に構築されたあっと驚くようなストーリーの数々は、読みごたえ抜群です。乃南アサの経歴を踏まえ、最も有名な作品は直木賞を受賞した「凍える牙」と言われていますが、まずは「凍える牙」以外の人気おすすめ作品を見ていきましょう。

人気作品①「ボクの町」

「ボクの町」は乃南アサが1998年に発表した作品で、交番勤務の新人警察官を主人公に据えた、ユーモア溢れる筆致で描かれた警察小説です。20年以上前の小説ではありますが、リアルな若者の心情描写や、少しずつ自覚が芽生え成長していく様子を楽しめる作品となっています。若い人に特におすすめの作品です。

人気作品②「いつか陽のあたる場所で」

「いつか陽のあたる場所で」は、4つの短編で構成された連作の形を取る作品です。逮捕されて前科を持っている主人公と、同じく前科持ちの年上の女性が自身の過去を隠しながらもひっそりと現実社会と向き合う様子を描いたものです。「乃南アサだからこそ描けた」と評されるほどの少し孤独な女性の心理描写は必見です。

人気作品③「鎖」上下シリーズ

「鎖」は主人公である音道貴子という刑事が事件解決に奮闘するシリーズ作品で、乃南アサが直木賞を受賞した「凍える牙」の続編となる作品です。この作品の読みどころは、主人公の女性刑事が小説の半分以上の場面で鎖に繋がれた監禁状態であること。前作の「凍える牙」とは打って変わったスリルを味わいたい人におすすめです。

人気作品④「結婚詐欺師」

変装や偽装を使い分け、女性からお金を騙し取る生活を続けていた40代の結婚詐欺師・橋口と、彼を追う刑事・阿久津の戦いを描いた作品です。一見すると「純愛」であるかのように勘違いしてしまうほどの手口は非常にリアルで、結婚詐欺師の恐ろしさを感じることができます。

人気作品⑤「涙」

「涙」は、人の運命の奇妙さを感じたい人におすすめの作品です。東京オリンピックの直前、婚約者の男性刑事が「もう会えない」という電話を残し、失踪するところから物語が始まります。婚約者の周囲の人間が惨殺されるなどの事件が起こり、主人公の女性は婚約者と事件の関係を1人で追い、真相に迫っていきます。

人気作品⑥「微笑みがえし」

乃南アサワールドを味わいたいなら「微笑みがえし」がおすすめです。4人の女性の「女の友情」を描いている作品で、華やか・賑やかである一方でドロドロとしたドス黒い感情の変化やしたたかな女性の振る舞いが緻密に再現されていて、リアルな恐怖を感じることができる人気作品です。

人気作品⑦「すれ違う背中を」

「マエ待ち女二人組シリーズ」の第2作目に数えられる作品で、「いつか陽のあたる場所で」の続編に位置付けられている作品です。刑期を終え、社会に復帰した女性2人が下町でひっそりと身を寄せて暮らしていく物語が展開されます。

人気作品⑧「風の墓碑銘」

「風の墓碑銘」は「女刑事・音道貴子シリーズ」の作品の1つです。男女2人と胎児の白骨死体が発見され、事件の匂いを嗅ぎつけた音道貴子は周囲に聞き込みをしますが、聞き込みに通っていた先の老人が殺されてしまいます。予想のつかないスリリングな息を呑む展開の連続で、同シリーズの中でも傑作の呼び声高い作品です。

人気作品⑨「晩鐘」

乃南アサが犯罪被害者に生ずる社会的な問題を取り上げ、書き上げた意欲作である「風紋」という作品がありますが、こちらはその7年後、さらに加害者家族に焦点を当てて犯罪が日常に影を落とす影響を描いています。1度の過ちで人生の全てが狂ってしまう恐ろしさをも感じるストーリーに、犯罪への戒めを感じる作品です。

人気作品⑩「未練-女刑事音道貴子」

こちらは乃南アサの人気シリーズ「女刑事・音道貴子」の短編を集めたものになります。全6篇から構成されており、スピンオフのようなストーリーを楽しめるのが特徴です。人気シリーズにおけるスピンオフはよりキャラクターやその物語の世界観の深みを生み出すので、シリーズのファンは読んでおいて損はないでしょう。

乃南アサのおすすめ作品【タイプ別】

ここまでは乃南アサの人気作品を中心に紹介してきましたが、ここからは乃南アサが執筆した作品の中でも、読者のタイプ別におすすめの物を紹介していきます。乃南アサの作品は、人間のエゴや複雑な関係をありのままに描いているので、人生が退屈だなと思った時に読むと感動する作品が多いようです。

疲れた時におすすめ作品「幸福な朝食」

「人生に疲れを感じることが多くなった」そう感じてしまう方には「幸福な朝食」がおすすめです。主人公はもともとルックスも良く、子供の頃から恵まれた生活を送っていた事から芸能界を志すようになりますが、一足先に自分と瓜二つの女性が芸能界に現れた事で、孤独や悲しみを抱えてしまうという話です。

この作品の主人公だけでなく、何かの影に隠れて生きている人は多いです。そんな人々を表すかのように描かれる物語には、共感をせずにはいられないでしょう。忘れたい過去があるような人には特におすすめです。

強くなりたい人におすすめ作品「冷たい誘惑」

もっと自分を持って強く人生を歩んでいきたいと思う方は「冷たい誘惑」を読むといいでしょう。連作の短編集の形式をとっており、小さな拳銃がひょんなことからそれぞれの主人公の手を渡っていく様子が描かれており、乃南アサの見事な心情描写を堪能することができます。

「拳銃が紡ぐストーリー」と評されるこの作品は、「自分にピストルが回ってきたらどう思うか」など思いを馳せながら読むことで、より主人公たちに共感でき、人生を強く生き抜くためのヒントを得ることができるでしょう。

焦りを感じる人におすすめ作品「ヴァンサンカンまでに」

日常の中で焦燥感を感じることが多い人には「ヴァンサンカンまでに」がおすすめです。ヴァンサンカンというのは25歳という意味ですが、主人公の女性が不倫によって2人の男性と付き合い、打算で行動していた結果とんでもない事に巻き込まれてしまうという話です。

この「ヴァンサンカンまでに」は女性にとって人生の教訓ともなりえる作品ともいえます。他人が結婚することに焦りを感じたり、恋愛に必死になっている人を腐したり、そういった経験のある方には特におすすめできる作品です。

コンプレックスに悩む人におすすめ作品「躯(からだ)」

コンプレックスに悩まされる日々を送っている方におすすめできる作品が「躯(からだ)」です。身体の部位である「臍(へそ)」「血流」「つむじ」「尻」「顎」の5編から成る短編集です。

年齢・体格・性癖・能力、世の中は様々なコンプレックスを持つ人々で構成されています。自分のその姿を疎ましいと思い、変えようともがくけれど、どうしようもない人々の苦悩を描いた今作はカルト的な人気があります。「世にも奇妙な物語」のファンの方にもおすすめできる作品です。

人生にもがく人におすすめ作品「風紋」

人生に行き詰まり、もがいている人におすすめの作品が「風紋」です。こちらはある2つの家族の姿を描いた作品ですが、単なる心温まるストーリーではなく、とある殺人事件をキッカケに被害者家族・加害者家族という立場に分かれ、狂ってしまう家族の物語です。

身内を失った被害者家族は悲しみに暮れる暇もなく、警察の対応に追われ、加害者家族は殺人犯の家族というレッテルを貼られ、外出することもままならなくなってしまいます。現代社会の犯罪や警察の対応などを細かく描き、読者に考えさせる話題作です。

乃南アサの凍える牙など代表作品や受賞経歴

乃南アサの人気作品や、タイプ別のおすすめ作品などを紹介してきましたが、ここからは乃南アサが直木賞を受賞した「凍える牙」などの代表作品を呼べるような大作や、それにまつわる受賞経歴などを取り上げます。

乃南アサの見事な筆致で描かれるサスペンス・ミステリーは多くの読書家を唸らせますが、乃南アサの書く物語はその緻密さから様々な賞の審査員からも非常に評価が高いです。それでは乃南アサの代表作品や受賞経歴について詳しく見ていきましょう。

乃南アサの代表作①「凍える牙」

乃南アサが一気に有名作家として認知されることになった作品が「凍える牙」です。この作品こそが乃南アサが描く人気シリーズ「女刑事・音道貴子」の第1作であり、未だに多くの読者から愛されている作品です。

「凍える牙」で直木賞受賞経歴

乃南アサはこちらの「凍える牙」で1996年上半期・第115回直木賞を受賞します。この受賞によって、「凍える牙」は乃南アサの経歴を「直木賞作家」として世に知らしめることになった作品となり、乃南アサの様々な作品が映画化など検討されるようになりました。

ドラマ「凍える牙」は天海祐希が主演

2001年にドラマ化された「凍える牙」では元宝塚スターの天海祐希が主演を務めました。終盤の道路でのバイクを使ったチェイスシーンは迫力があり、ファン必見の映像化になっています。

乃南アサの代表作②「地のはてから」

「凍える牙」と同様に乃南アサの代表作品と位置付けられることの多い作品が「地のはてから」です。乃南アサはミステリーやサスペンスといったジャンルの作品を多く執筆している作家ですが、こちらは打って変わって人生に希望を与えてくれる物語が描かれています。

「地のはてから」で中央公論文芸賞受賞経歴

乃南アサの代表作品「地のはてから」は2011年に第6回中央公論文芸賞を受賞しました。幸せとは、生きるとは、様々なメッセージが込められたこの作品は現在でも多くのファンに愛されています。

乃南アサの代表作③「水曜日の凱歌」

乃南アサが戦時中~戦後を力強く生き抜いた女性を描いたのが「水曜日の凱歌」です。終戦後の大きな混乱の中で、敗戦国である日本に生きる女性たちが逞しく希望を見出しながら生きようとする姿が多くの読者の心を打ちました。

「水曜日の凱歌」で芸術選奨文部科学大臣賞受賞経歴

乃南アサは「水曜日の凱歌」で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞します。乃南アサの作品は悲しみに暮れる人々を描いていますが、そこから生きるためのヒントを得ることができる作品が多くメッセージ性に溢れていることから、人々に愛されています。

乃南アサの最新や映画化作品

続いて、乃南アサの作品の中で映画化された作品や、最新の乃南アサ作品の情報を取り上げていきます。乃南アサの作品は起承転結がしっかりしたものが多いため、映像化しやすいとされていますが、一方で人物の心理描写が非常に細かいため、演者の演技力がかなり必要と言われています。

乃南アサの最新作品を調査

乃南アサは現在60歳近い高齢ではありますが、現在でも多くの最新作品を世に送り出しています。まずはそれらの乃南アサの最新作品について見ていきましょう。

2018年にエッセイ作品「犬棒日記」を出版

2018年に発表された乃南アサの最新作品はエッセイという、乃南アサの作品の中では異色となるジャンルでした。「犬棒日記」と題したこの作品では、筆者である乃南アサが現実で出会った様々な不思議な人々の姿を面白おかしく描いています。

2019年最新作品は?

気になる乃南アサの最新作品について調べてみたところ、9月11日発売の「殺意・鬼哭(新装版) 」や7月10日発売「あなたの不幸は蜜の味・イヤミス傑作選」など、現在でも精力的に乃南アサが多くの最新作を世に送り出していることが分かりました。

乃南アサの映画化作品①「ジューンブライド6月19日の花嫁」

「ジューンブライド6月19日の花嫁」は、結婚を目前に記憶を失った主人公が自分の過去を調べていく内に予想外の事実が発覚し、衝撃の展開を魅せる乃南アサの作品です。1998年にはこの作品は映画化されています。

乃南アサの映画化作品②「ハウリング」

乃南アサが直木賞を受賞した「凍える牙」は様々な形で映像化されましたが、韓国で映画化されたこともあります。韓国内で公開された際は「ハウリング」というタイトルで上映され、日本でも2012年9月に公開されました。

乃南アサの映画化作品③「しゃぼん玉」

乃南アサのベストセラー小説である「しゃぼん玉」も2017年に映画化され、人気俳優である林遣都が主演を務め話題になりました。自身が犯した罪によって逃亡した青年が、逃亡先の村での触れ合いによって少しずつ変わっていく様子を描いた名作の呼び声高い映画です。

乃南アサは代表作「凍える牙」など世に送り出す人気作家

この記事では乃南アサが直木賞受賞などの経歴をもつ人気作家であることを取り上げ、彼女の代表作や映画化作品、最新の作品について紹介しました。乃南アサの作品は映画化されているものも多く映像でも楽しむことができますが、興味のある方は原作にも触れてみるとよいかもしれません。

関連するまとめ

Original
この記事のライター
まるすけ
1993年東京生まれ広島育ちの20代男。 基本的にドラマや映画、漫画などの娯楽に日常的に触れています。 特にア...

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ