【世界三大獣害事件】ライオンやワニなどによる獣害事件の真相とは!日本では羆?

獣害事件というのは人間に害を及ぼす動物が起こした殺人事件のことです。世界で発生した重大な3つの獣害事件は世界三大獣害事件と呼ばれています。「ギュスターヴのナイルワニ」「ツァボの人食いライオン」「パナールの人食いヒョウ」の世界三大獣害事件の真相に迫ってみました。

【世界三大獣害事件】ライオンやワニなどによる獣害事件の真相とは!日本では羆?のイメージ

目次

  1. 1【世界三大獣害事件】とは
  2. 2世界三大獣害事件①ツァボの人食いライオン
  3. 3世界三大獣害事件②人食いナイルワニ(ギュスターヴ)
  4. 4世界三大獣害事件③チャンパーワットの人食いトラ
  5. 5その他の獣害事件も調査
  6. 6世界三大獣害事件は猛獣との間で起こる恐ろしい事件

【世界三大獣害事件】とは

世界三大獣害事件というのはどのような事件を指すのでしょうか?「ギュスターヴのナイルワニ」「ツァボの人食いライオン」「パナールの人食いヒョウ」の3つの事件のことを世界三大獣害事件と呼んでいます。

獣害事件はどんな事件?

人間の生活に害を及ぼす動物のことを獣害と呼んでいます。人間の生活への害というのは農作物に被害を被ったりする場合や家畜に被害が被る、人間を襲うなどのことを指していて、獣害による殺人事件も多発しています。

世界三大獣害事件から学ぶ対策とは

世界三大獣害事件から学ぶ対策についてご紹介しましょう。世界三大獣害事件によって様々な対策が考慮されました。熊への対策や登山中に獣害事件を防止するための対策などをご案内します。

熊対策

熊への対策として環境省が「熊対策マニュアル」を発表しています。各自治体と政府とが連携し、地域ごとに熊対策方法を打ち出し、熊の獣害被害を減らすよう取り組んでいます。

登山中の獣害事件防止のための対策

現在、登山ブームなので登山される方が多いですが、登山中は熊に遭遇する場合もあります。登山中の獣害事件防止のための対策としては、まず熊との遭遇を避けるということが大切です。

熊鈴をつけたりラジオをつけて登山すると熊は自分から逃げていきます。熊スプレーという熊よけ撃退スプレーも持参されるのがおすすめです。万が一、熊に遭遇してしまった場合には刺激するようなことはしないでゆっくりと静かに後ずさりしましょう。

世界三大獣害事件①ツァボの人食いライオン

世界三大獣害事件の1つ、ツァボの人食いライオンについてご紹介しましょう。世界三大獣害事件のツァボの人食いライオンという事件はどのような事件だったのでしょうか?

ツァボの人食いライオン獣害事件の概要

ツァボの人食いライオンは世界三大獣害事件の1つで1898年に起きた事件です。現在のケニア、イギリス領東アフリカで起きた事件で、世界中に大きな影響を与えました。小説や映画にもなり、注目を集めた事件です。

鉄橋工事のためキャンプをしていた作業員がライオンに次々襲われたという恐ろしい獣害事件でした。

ツァボ川の鉄橋工事の作業員をライオンが襲撃

1898年3月にツァボ川の鉄橋工事が行われていました。ツァボ川にケニアとウガンダを結ぶ鉄道建設のための鉄橋がかけられるということでした。作業員はキャンプをして寝泊まりをしていましたが、その最中に2頭のライオンが作業員を襲撃したのです。

被害者の人数は?

2頭のライオンが次々と作業員を襲い、被害者の数は34人にものぼりました。ライオンはとても頭が良く仕留めることができなかったので犠牲者の数が増えたようです。

ライオンの危険性を知らせた獣害事件の1つ

世界三大獣害事件の1つ、ツァボの人食いライオンはライオンの危険性を知らせた獣害事件の1つで世界中で大きな話題になりました。

ライオンVS作業員の真相

現場総監督のパターソンは着任してすぐに作業員がライオンに食い殺されますが、始めは金目当ての殺人だと思い信じていませんでした。しかし、再び作業員がライオンに襲われ食い殺され、遺体を見てその危険性に気づきます。

パターソンはその後夜通し見張りをしていたにもかかわらず、ライオンは遠くのテントを襲撃したり、見張りがないテントを狙って襲撃しました。

ボマを張り巡らせライオンの襲撃防御も力及ばず

何度もライオンの襲撃にあった作業員たちはテントの周りに「ボマ」という垣根を張り巡らせて壁を作りました。しかし、2頭のライオンはボマを突き破り襲撃を受けます。ボマを張り巡らせても襲撃防御は力が及びませんでした。

作業員達が逃げ出し鉄道工事も中断に

その後もライオンは作業員たちを襲い続けました。12月になると恐怖に耐え切れなくなった作業員たちが次々と作業を放棄して逃げ出してしまいます。そのため鉄道工事は中断せざるを得なくなりました。

地方官もライオンによる襲撃?

パターソンは地方官のホワイトヘッドに救援を申し出ます。12月2日にツァボ駅でホワイトヘッドと待ち合わせしましたが現れませんでした。翌日に衣服がズタズタになったホワイトヘッドに会い状況を聞きます。

ホワイトヘッドは列車を下りてからキャンプ地まで歩いていましたが、その時にライオンに襲われたそうです。カービン銃を持っていたので命は助かりましたが同行していた軍曹は食い殺されてしまいました。

インド兵達を動員するもライオン確保に至らず

12月3日にインド兵20人がツァボに赴き役人たちと協力して様々な場所に見張りを立てました。パターソンは自作の罠を設置しましたが失敗に終わり、結局ライオンの確保には至りませんでした。

銃を発射しライオン1頭に命中

12月9日にパターソンは林の中に入るとライオンが目の前に現れ、銃をすぐに発射しました。1発目は不発で2発目がライオン1頭に命中します。しかし、ライオンは立ち上がり逃げ出してしまいました。

夜中に再びライオンが戻ってきてパターソンに襲いかかろうとしますが、パターソンの銃弾が見事に命中して1頭は遂に絶命しました。

その後は苦戦するも2頭目のライオンも確保

パターソンはその後、苦戦しながらも2頭目のライオンの確保に努めます。夜中に再び作業員のテントが襲われ、パターソンは木の上から2、3発銃弾を放ちました。しかし再び逃げられてしまいます。

12月29日に再度ライオンが姿を表したので、パターソンは銃弾を発射しますが、またもや逃げられました。ライオンは銃弾によって出血していたので血痕を追跡し、遂に2頭目のライオンが確保されました。

危害を加えたライオンの大きさとは

このように世界三大獣害事件となったツァボの人食いライオンはパターソンにより射殺されました。多くの作業員に危害を加えたライオンの大きさは1頭目が全長2.9メートル、高さ1.1メートルとかなり巨大でした。

2頭目が全長2.8メートル、高さ1.2メートルという大きさでいずれも大人8人くらいでやっと運べるくらい重かったそうです。

ライオンを仕留めたジョン・ヘンリー・パターソンは英雄に

世界三大獣害事件となったツァボの人食いライオンを仕留めたジョン・ヘンリー・パターソンは「悪魔殺しの英雄」と呼ばれました。

世界三大獣害事件②人食いナイルワニ(ギュスターヴ)

世界三大獣害事件の2つ目は人食いナイルワニ(ギュスターヴ)です。ギュスターヴのナイルワニはどのような獣害事件だったのでしょうか?ギュスターヴの人食いナイルワニについてご紹介しましょう。

ルジジ川に生息するギュスターヴによる獣害事件

ルジジ川はルワンダとコンゴ共和国との国境を流れている川でこちらにはギュスターヴというナイルワニが生息しています。ギュスターヴは数ヶ月ごとに消息をくらまし、場所を変えて殺人を繰り返しました。

300人を超える被害者

世界三大獣害事件となったギュスターヴのナイルワニによって300人を超える被害者が出たと言われています。

ギュスターヴ射殺も失敗に

世界三大獣害事件となったギュスターヴを射殺しようと狩猟家たちが試みますが、全て失敗に終わりました。ギュスターヴはとても頭が良く、人間が罠を仕掛けても簡単にくぐりぬけてしまいます。

通常のナイルワニとギュスターヴの大きさを比較

通常のナイルワニの大きさは雌が4メートルから4.5メートルほどとなっています。ギュスターヴは6メートルはあると言われていますので、通常のナイルワニと比較するとかなり大きいことが分かります。

現在のギュスターヴの生息は?

ギュスターヴは2008年に目撃されてから消息不明となっていますが、2015年6月に生存が確認されています。ギュスターヴが水牛を捕食しているところを地元の人が目撃し話題になりました。

現在も囁かれるワニのデスロールとは

ワニのデスロールとは仕留め方のことで、獲物をしっかり咥えたまま身体を回転させて肉を噛みちぎります。デスロールは現在も囁かれていて、デスロールされると獲物は助からないと言われています。

映画『カニング・キラー/殺戮の沼』も話題に

2007年には世界三大獣害事件であるナイルワニを題材にした映画『カニング・キラー/殺戮の沼』が話題になりました。アメリカのマイケル・ケイトルマン監督が手掛けた映画で、世界中で話題になった映画です。

世界三大獣害事件③チャンパーワットの人食いトラ

世界三大獣害事件の3つ目はチャンパーワットの人食いトラです。19世紀後半にたくさんの人を殺した人食いトラは世界三大獣害事件の1つとして注目されました。インドとネパールでトラにより多くの犠牲者がでました。
 

ギネス世界記録にも認定されている?

世界三大獣害事件のチャンパーワットの人食いトラによる犠牲者の数は436人と言われています。これだけたくさんの人の命を奪ったトラによる殺人はギネス世界記録にも認定されています。

400人を超える被害者

世界三大獣害事件のチャンパーワットの人食いトラは400人を超える被害者が出ました。トラはネパールを中心に襲っていたのですが、ネパール政府が軍を出動させたことでインドのクマーウーンに移動します。数年後にはチャンパーワットに移動し、ここで16歳の少女を食い殺し話題になりました。

ジム・コルベットにより射殺

チャンパーワットの人食いトラは狩猟家のジム・コルベットによって射殺されました。チャンパーワットの人食いトラによって食い殺された少女の血痕を追い、見事にトラを射殺したのです。ジム・コルベットは世界三大獣害事件の1つ、パナールの人食いヒョウも射殺しています。

人間ばかりを襲った理由は牙がないから?

チャンパーワットの人食いトラは人間ばかりを襲っていますがなぜ人間ばかりが襲われたのでしょうか?トラの死骸を検分した結果、右側の牙は上下共に折れていました。上は半分、下は根本から牙が失われていたそうです。

トラは犬歯がなかったので、野生の動物を狩ることができなくなり、人間ばかりを襲ったと推測されています。

その他の獣害事件も調査

世界三大獣害事件以外の獣害事件についても調査してみました。様々な場所で起こった獣害事件をご紹介しましょう。日本でも獣害事件が起きています。

日本で起きた「三毛別羆事件」

日本で起きた獣害事件には1915年12月9日から12月14日にかけて発生した「三毛別羆事件」があります。北海道苫前郡苫前村で発生した獣害事件で、クマの獣害事件の中では記録されるくらいの被害を出しました。

体長約2メートル70センチもの巨大なヒグマが15戸が暮らす開拓村の人々を次々と襲いました。7人の方が亡くなり、3人が重軽症を負っています。力がない女性や子供ばかりが狙われた悲惨な獣害事件として話題になりました。

三毛別羆事件以外の日本で起きた獣害事件まとめ

日本で起きた獣害事件には三毛別羆事件以外にもたくさんあります。石狩沼田幌新事件は大正12年8月に北海道雨竜郡で発生しました。体長2メートルのヒグマが次々と人間を襲い、5名の方が被害に遭いました。

2016年5月には十和利山熊襲撃事件が発生しています。秋田県鹿角市の山で発生したツキノワグマによる獣害事件で、4人の方が亡くなりました。 日本では他にも様々な獣害事件が発生しています。

海外でもペトロパブロフスク羆事件が発生

海外でもヒグマによる獣害事件が発生しています。シベリア東部の川辺で発生したペトロパブロフスク羆事件は2011年8月に発生した事件で、親子2人が被害に遭いました。キャンプ旅行の際に河原でヒグマと遭遇し襲撃されたのです。

父親が最初に襲われ即死しました。娘は逃げましたがヒグマに捕まり生きたまま食べられました。娘は襲われながらも母親に電話をし、最後の言葉を残して亡くなりました。

フランスに出現したジェヴォーダンの獣

1764年から1767年にかけてフランスのジェヴォーダンで獣が次々と人々を襲いました。獣の正体には様々な説があり、ハイエナやオオカミ、未確認生物などがあげられています。犠牲者の数は100人以上にものぼると言われていました。

映画『ジョーズ』元ネタのサメ襲撃事件

1916年7月1日にアメリカ東部のニュージャージー州で起きた事件は映画『ジョーズ』の元になった事件です。リゾート地で起きた事件で、海水浴場が一瞬で恐怖に襲われてしまいます。その後も被害者が出ましたが、ホオジロザメは網にかかってすぐに殺され事件は収束しました。

飼い主を襲ったチンパンジーのトラビス

2009年2月16日にアメリカのコネチカット州でチンパンジーのトラビスが脱走しました。チンパンジーのトラビスは人間に大切に飼われていたのですが、飼い主の友人を襲ってしまいます。最後は警察によって飼い主の自宅で射殺されました。

チンパンジーブルーノの逃走事件

2006年にアメリカ西部で約30匹のチンパンジーの群れのボスであるブルーノが人間を殺害し逃走しました。27頭のチンパンジーは捕獲されましたが、ブルーノと残り3頭は今だ逃走しています。

動物園のホッキョクグマ「ビンキー」事件

1994年7月にアメリカのアラスカ州のアラスカ動物園で飼育されていたホッキョクグマのビンキーはオーストラリア人の観光客を襲いました。観光客は写真を撮るために二重の柵を飛び越え侵入したところビンキーに襲われます。飼育員に救出されましたが傷を負いました。

マイソールで起きたナマケグマ獣害事件

1957年インド南部のマイソールでナマケグマ獣害事件が発生しました。次々と約35人が襲撃され、12人殺害されるという悲惨な事件でした。

熊保護活動家ティモシー・トレッドウェル捕食事件

アメリカのグリズリー保護活動家、ティモシー・トレッドウェルは2013年10月5日にカトマイ国立公園でグリズリーに襲われ殺害されました。グリズリーを愛していたティモシー・トレッドウェルはカメラで撮影中に襲われ無残な死をとげました。

映画『グリズリーマン』も話題に

ティモシー・トレッドウェルはガールフレンドと一緒にグリズリーを撮影していて、襲われた時もそのまま作動していたので6分間の悲惨な様子がテープに残されていました。これを題材に映画『グリズリーマン』が製作され話題になりました。

世界三大獣害事件は猛獣との間で起こる恐ろしい事件

世界三大獣害事件は猛獣との間で起こる恐ろしい事件です。獣害事件は人間が生息地やエサを環境破壊で奪うことが原因と言われています。今後獣害とどう向き合っていくのかが課題となっています。

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この記事のライター
maki

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