【東京喰種】トルソーの正体や過去は?六月透を闇落ちさせた能力とは

アニメや実写作品が制作され、話題になっている漫画「東京喰種」。そんな「東京喰種」には個性豊かなキャラクターが登場しますが、今回はその中からトルソーについて紹介します。トルソーの正体や過去のほか、六月透を闇落ちさせた能力などを見ていきましょう。

【東京喰種】トルソーの正体や過去は?六月透を闇落ちさせた能力とはのイメージ

目次

  1. 1【東京喰種】トルソーとは
  2. 2東京喰種トルソーはどんなキャラ?
  3. 3東京喰種トルソーの正体や過去について
  4. 4東京喰種トルソーの六月透を闇落ちさせた能力とは
  5. 5東京喰種:reのトルソーの役割考察や行動
  6. 6東京喰種トルソーは壮絶な生い立ちの過去を持つキャラ

【東京喰種】トルソーとは

「東京喰種」は人間を捕食して生きる喰種(グール)と人間の共存や対立を描いた作品で、作者の石田スイさんのデビュー作品でもあります。「東京喰種」は第1部の「東京喰種」と第2部の「東京喰種:re」があり、どちらも「週刊ヤングジャンプ」で連載されていました。

物語はすでに完結していますが、2019年には実写映画の第2弾が公開されるなど、現在も多くのファンに支持されています。今回紹介するトルソーは「東京喰種:re」から登場するキャラクターです。

アニメ「東京喰種」の概要

「東京喰種」と「東京喰種:re」はアニメ化もされています。2014年にアニメの第1期がスタートしており、アニメの最終章は2018年に放送されました。アニメの放送は終了していますが、「Hulu」などの有料動画サイトでは現在もアニメの配信が行われています。

また、アニメのDVDも発売されていますので、より詳しく「東京喰種」の内容を知りたい方は、単行本とアニメのDVDをコンプリートしてはいかがでしょうか?

東京喰種トルソーはどんなキャラ?

アニメや漫画の「東京喰種:re」に登場するトルソーについて詳しく紹介していきます。トルソーのプロフィールや名前の由来など、トルソーに関する情報を見ていきましょう。

トルソー(冴木空男)のプロフィール

「東京喰種」には主人公の金木研を始め、人間、喰種ともに魅力あふれるキャラクターが多数登場しています。今回紹介するトルソーは「東京喰種:re」から登場した喰種ですが、正体を隠して人間と生活をともにしており、普段はタクシードライバーとして働いています。

トルソーは傷のある女性の胴体を愛するという異常な性癖を持っている不気味な存在ですが、「東京喰種:re」ではトルソーが主役になっている話があり、そこでトルソーの悲しい過去も明らかになりました。

「東京喰種:re」のアニメでは、手塚ヒロミチさんがトルソーの声を担当しています。手塚ヒロミチさんは「東京喰種:re」のほか、「鬼滅の刃」や「FAIRY TAIL」など、数多くのアニメで活躍している声優です。

トルソーの名前の由来はイタリア語が関係との噂

トルソーの本名は冴木空男(さえきからお)といいます。冴木空男という名前だけ見るとトルソーという別名の由来が不明ですが、実はこの別名は彼の行動から付けられたものでした。

トルソーとはもともと、イタリア語で木の幹や胴体などを意味する言葉です。冴木空男が女性の胴体に執着し、恋人のように愛することから、トルソーという別名で呼ばれるようになったのです。

トルソーはアオギリの樹と仲間なのか謎の喰種

「東京喰種」には高い戦闘能力を持つ喰種の集団・アオギリの樹というものが登場します。物語序盤でのトルソーはアオギリの樹と関わりを持つものの、仲間なのかははっきりしない微妙な存在でした。

喰種捜査官にとってもトルソーは謎の多い喰種でしたが、トルソーが他の喰種とは違って人間の頭を食べないことなどから、人間社会に溶け込んでいることや、職業がタクシードライバーであるということまで突き止めていました。

東京喰種トルソーの正体や過去について

正体や過去など、謎が多かったトルソーですが、「東京喰種:re」ではトルソーにフォーカスした話が制作されており、その話の中で様々なことが明らかになりました。一体トルソーの正体は何で、過去にはどんなことがあったのでしょうか?

東京喰種:reで正体や過去判明

トルソーの正体や過去が判明したのは「東京喰種:re」の78話です。トルソーの過去の回想シーンがあり、これまで知られていなかった若い頃の生活が明らかになりました。

そこまで重要なキャラクターではないトルソーの話で、1話まるごと使っていたことには驚く方もいたのですが、これはトルソーが石田スイさんのお気に入りのキャラクターだったためではないかと考えられています。

トルソーの正体は過去に父からの虐待を受けた喰種

トルソーは傷のある女性の胴体を好んで収集していますが、こうした特殊で異常な人格は過去の出来事によって形成されたものだったようです。トルソーは幼い頃、人里離れた山奥で父親と2人で暮らしていましたが、父親はトルソーに対して最低限の世話しかしていませんでした。

そんな閉鎖的な環境にいたトルソーですが、ある時父親の「人間とは関わるな」という言いつけを破り、街へ下りて人間の少女・道乃美(みのみ)と出会い、親しくするようになります。

道乃美はトルソーと同じく親から虐待を受けていたようで、体にはいくつかアザや生傷がありました。そんな道乃美はトルソーに生きていくうえで必要なことを色々と教えてくれ、トルソーも道乃美に好意を寄せるようになります。

そして、2人は「遠くへ行きたい」と願うようになるのですが、その願いはある出来事によって一生叶わぬこととなりました。道乃美がトルソーの父親に見つかり、解体され、捕食されてしまったのです。

トルソーの前に残ったのは道乃美の胴体のみ。この絶望的な経験がトルソーの心に強く残ってしまったためか、トルソーは女性の胴体に執着するようになってしまいました。

父と母の過去の闇も判明

トルソーには母親がいませんでした。なぜなら、空腹に耐えかねたトルソーの父親によって捕食されてしまったからです。喰種は人間を食べるか、喰種同士で共食いするかでしか空腹を満たせない生き物です。

人間社会に溶け込んでいる喰種の中には、人間にできるだけ危害を加えず、自殺者の遺体を探して食料にしている喰種もいますが、人里離れて暮らしていたトルソーの父親はなかなか思うように食事にありつけなかったのでしょう。そんな父親は道乃美を捕食した後、トルソーによって殺害されています。

東京喰種トルソーの六月透を闇落ちさせた能力とは

胴体を愛するという異常な性癖を持つトルソーが特に執着していたのが、クインクスの六月透でした。六月透の正体や、トルソーの能力、死亡説について紹介します。

六月透とは

六月透は喰種捜査官で、クインケと呼ばれる喰種殲滅用武器を体に内蔵したクインクスです。性別は女性ですが、過去のトラウマから女性であることを嫌悪しており、普段は自分を「俺」と呼ぶなど、男のフリをしています。

猫殺しの犯人

六月透は複雑な家庭環境で育ったせいか、サイコパスな人格を持ち合わせていました。六月透はCCG第二アカデミー出身ですが、アカデミー時代には構内にいた猫を殺して解体するという残虐な行為をしていたのです。

六月透はそうした行為をしている間は別人格になってしまうのか、正気に戻った時には猫殺しの記憶も曖昧になっていたようです。その証拠に、猫殺しを目撃した同級生から咎められても、六月透は「殺してない」と泣きながら否定していました。

ただ、その直後には六月透が土の中に埋まった瓶を掘り出し、大切そうにその瓶を抱きしめるという描写があります。その瓶の中には大量に猫の舌が詰まっており、六月透が猫を殺した後に舌を切り取って保管してあったことが発覚しています。

こうした行動からも六月透は完全に猫殺しの記憶を失っているわけでなく、自分の残虐な行為を受け入れることができず、無意識のうちに都合の悪い記憶だけを消してしまっていたようです。

六月透は一家惨殺事件の殺人犯

六月透の正体は一家惨殺事件の殺人犯でもありました。六月透は幼少期に実の父親から身体的・性的暴行を受けるなど、悲惨な日常生活を送っており、見て見ぬフリをしている母親に対しても憎悪を募らせていたようです。

そして、ある時家族を斧で惨殺しています。この事件は新聞にも報じられており、六月透は少年院に入れられることになりました。しかし、六月透自身は自分が家族を殺したことも記憶から消していたようで、「喰種にやられた」と発言したり、取り調べでも犯行を完全否定していました。

東京喰種:reで六月透の四股をもぎ捕獲

トルソーは男装していた六月透の正体が女であることに気付き、自分と同じ目をしている六月透に対して異常なほどの執着心を見せていました。そして、ある時六月透を拉致し、逃げられないように手足をもぎ取って監禁してしまいました。

トルソーは六月透のことを愛していたため、監禁している間は容姿を褒めたり、サプライズで花畑に連れて行ったりと、喜ばせるための努力はしていました。しかし、残虐性を伴うトルソーの歪んだ愛情は到底理解してもらえるものではありませんでした。

六月透を闇落ちさせた能力とは

喰種には赫子(かぐね)と呼ばれる捕食器官が備わっています。赫子の能力は喰種によって様々ですが、大きく4つの能力に分けることができます。1つ目は、見た目が羽のような羽赫(うかく)と呼ばれる赫子です。

羽赫は遠距離戦にも近距離戦にも対応できますが、Rc細胞の消耗が激しく、長期戦には向きません。「東京喰種」のキャラクターでは、霧嶋董香(きりしまとうか)や、その弟である霧嶋絢都(きりしまあやと)などが羽赫の持ち主です。

2つ目は、甲赫(こうかく)と呼ばれる赫子です。重量があるため瞬発性にはかけますが、頑丈で耐久性に優れています。この能力を持っているのは、グルメこと月山習や、霧嶋董香の父親などです。

3つ目は、鱗赫(りんかく)と呼ばれる赫子です。鱗赫は触手のような見た目をしており、再生能力が高い赫子です。もろいという弱点はありますが、一撃必殺が可能なほど攻撃力があります。鱗赫は「東京喰種」の主人公である金木研や、金木研が喰種になった原因でもある神代利世などが持っています。

4つ目は、尾赫(びかく)と呼ばれる赫子です。尾赫はその名の通り尻尾のような見た目をしています。突出した能力はありませんが、全体的にはバランスの取れた赫子だとされています。尾赫は西尾錦や、鯱(しゃち)などが持っています。

トルソーの赫子「鱗赫」の能力

トルソーの赫子は鱗赫です。喰種は喰種捜査官によってSSSからCまで7段階のレートで評価されていますが、トルソーはその能力などからA級喰種に分類されています。

トルソーの死亡説の謎とは

トルソーが六月透を拉致した話の最後で、誰のものか分からない胴体が残されているシーンがありました。それまでの話の流れでは六月透が死亡したとも考えられたのですが、六月透ではなくトルソーが死亡したという説も浮上していました。

六月透の胴体はトルソーの物で死亡との声も

六月透とトルソーのどちらが死亡したのかは、その後の話で書かれています。死亡したのは六月透ではなく、トルソーというのが正解でした。死亡したトルソーは胴体だけの状態であり、手足や頭部などは胴体から離れた場所で見つかっています。

トルソーは六月透によって死亡させられたのでした。六月透はトルソーと過ごしている間に自分が家族を惨殺したことや猫殺しをしていたことを思い出し、自分に対して嫌悪感を募らせていました。

そして、このままトルソーに殺してもらおうという気持ちになるのですが、正気に戻った時に死亡していたのは自分ではなくトルソーでした。またしても六月透は無意識のうちに殺人を犯していたのです。

東京喰種:reのトルソーの役割考察や行動

上手く人を愛することができず、歪んだ愛情や異常性を持っていたトルソー。結局自分の間違った行動の結果、六月透に殺害されてしまいました。そんなトルソーの立ち位置や、アオギリの樹との関係について改めて振り返ってみましょう。

アオギリの樹との深い関係

喰種は単独行動をしているものもいますが、アオギリの樹などのグループに属しているものもいます。トルソーは「東京喰種:re」の序盤からアオギリの樹と深い関係を持っているかのような描写がありました。

アオギリの樹に情報提供のスパイ喰種?

トルソーは人間生活に溶け込み、タクシードライバーとして働いていたため、多くの人間と接する機会がありました。そのため、タクシーに乗せた客との会話を録音し、アオギリの樹に提供するなど、スパイのような活動をしていたようです。

しかし、その後は喰種捜査官に正体を見破られ、タクシードライバーとして働けなくなったため、アオギリの樹に属することになり、運転手や雑用を担当するようになりました。

六月透をサイコパスに変貌

六月透によって死亡させられたトルソーの遺体は、かなり悲惨な状態でした。殺すのを楽しんだかのように必要以上に体を損壊されており、舌もなくなっていたのです。

六月透はトルソーに監禁され、拷問を受けた結果、もともと見え隠れしていたサイコパスな人格が覚醒してしまったようです。それまでとは比べ物にならないほど攻撃力も向上しており、トルソーが死亡した後は次々と残虐な行為を繰り返すようになってしまいました。

東京喰種トルソーは壮絶な生い立ちの過去を持つキャラ

今回は、人気漫画「東京喰種:re」に登場するトルソーというキャラクターについて紹介しました。トルソーは歪んだ愛情を持つ不気味な喰種でしたが、トルソー自身にも複雑な生い立ちがあったようです。

「東京喰種」も「東京喰種:re」も完結していますが、2019年には実写映画の第2弾が公開されるなど、まだまだ「東京喰種」熱は収まっていません。今後の「東京喰種」に関する新たな情報も見逃さないようにしておきましょう。

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Windy編集部

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