つくば母子殺人事件の真相!犯人・野本岩男の現在や謎が残る不可解な点は?

1994年に発生したつくば母子殺人事件。横浜市鶴見区の京浜運河で女性と子供二人の遺体が発見されたこの事件。その後殺害容疑にて逮捕されたのは被害者の夫・父親であった医師の野本岩男でした。今回はこの「つくば母子殺人事件」の真相について調査致します。原因は浮気か⁉

つくば母子殺人事件の真相!犯人・野本岩男の現在や謎が残る不可解な点は?のイメージ

目次

  1. 1つくば母子殺人事件とは
  2. 2つくば母子殺人事件の犯人・野本岩男
  3. 3つくば母子殺人事件の被害者・野本映子
  4. 4野本映子の悲惨な日記とは?
  5. 5つくば母子殺人事件の謎とは?
  6. 6つくば母子殺人事件のその後と野本岩男の現在
  7. 7つくば母子殺人事件の発端は「金と女」だった

つくば母子殺人事件とは

それでは早速この「つくば母子殺人事件」について検証して参りたいと思いますが、先ずは「つくば母子殺人事件」の事件概要について御説明させて頂きます。

横浜市の京浜運河で女性と子供の遺体が発見される

1994年11月3日、神奈川県横浜市鶴見区の京浜運河で、重しの付いたビニール袋に入れられた女性の遺体と幼児2人の遺体が発見されました。その後の調べでこの遺体の身元が茨城県つくば市に住む当時31歳の女性と、その長女(当時2歳)と長男(当時1歳)であると判明。

夫であり父親である総合病院の医師(当時29歳)からは、既に3人の捜索届が提出されている状態でした。そして遺体発見から22日が経過した11月25日、警察はこの夫を殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕。何とこのつくば母子殺人事件の犯人は被害者の夫であり父親に当たる人物だったのです。

つくば母子殺人事件の犯人は医師の野本岩男

被害者の夫であり父親である野本岩男

つくば母子殺人事件の犯人として逮捕されたのは、亡くなった女性の夫で子供達の父親でもある総合病院勤務の医師「野本岩男」でした。何者かの手によって妻と子供の命を奪われた悲劇の父親という立場だった野本岩男が、蓋を開ければ何と自ら家族の命を奪っていたという事に成ります。

野本岩男の事情聴取

警察は遺体発見後直ぐに野本岩男の事情聴取を開始。捜索届が提出されていた事もあり、具体的な3人の足取りや、失踪前後に関して何か不審な点や思い当たる点は無かったか?といった内容を中心に、事件発生に至る迄の時系列の確認などが何度も繰り返し行われてたそうです。

野本岩男は警察からの事情聴取に「自宅に帰ったら妻と子供が消えていた、行方不明になった理由については全く心当たりがない」と供述しています。当初妻と子供は実家に帰っているのだろうと思っていたが、実家にいない事が判明し慌てて捜索届を提出したといいます。

しかしその後の捜査の結果、妻と子供は自宅で殺されたものである可能性が極めて高いと推定される事に成ります。そうなると真っ先に疑いが掛けられるのは、他の誰でもない「野本岩男」という事に成ります。「自宅に居なかった」筈の妻と子供が「自宅で殺害されていた」と成れば、犯行に及んだ人間は自ずと想像が付くでしょう。

やがて野本岩男には妻を殺害するに足る充分な動機が存在するという事が判明。それらを加味すると最早「野本岩男以外に妻と子供を殺害した犯人は考えられない」という状況にまで、警察は野本岩男を追い込んで行ったのです。

野本岩男の右手の傷

警察によって詰将棋の様に野本岩男の犯行が固められていく中で、決定的な決め手と成ったのが野本岩男の右の手の甲にあった小さな傷でした。事情聴取の際に捜査官が野本岩男の右手の甲の部分に小さな傷がある事を発見。捜査員が「その傷は何処で?」と野本岩男に問うたところ、彼はその傷を「飼い犬に噛まれた際に出来た」と供述しています。

しかしその傷は、ロープなどの紐状のもので絞殺した場合に出来る擦過傷と非常に酷似しており、最終的にこの傷の存在が野本岩男を犯人と決定づける決め手と成ったのでした。

妻と子供を殺害して遺体を遺棄

11月25日、警察は妻と子供を殺害して遺体を遺棄したとして野本岩男を逮捕。逮捕後17日間に渡り野本岩男は犯行を否認をし続けたものの、動かぬある証拠によって犯行を認め、以降は事件についての自供を始めています。

野本岩男は妻と子供を殺害し、遺体を神奈川県横浜市鶴見区にある京浜運河に遺棄。その後自身に疑いの目が向けられる事を防ぐために捜索届を提出したという事でした。こうしてこのつくば母子殺人事件の犯人は夫による犯行であった事が確定されたのです。

つくば母子殺人事件の動機は?

つくば母子殺人事件の犯人が夫である野本岩男だった事は分かりましたが、気に成るのはその動機です。野本岩男は何故妻を殺し、そして幼い我が子2人の命を奪ったのでしょうか?

つくば母子殺人事件の動機①慰謝料請求で口論

その後の供述で野本岩男は妻の殺害の動機について、「妻を殺害したのは慰謝料請求で口論となり、その口論でカッとなって殺害してしまった」と自供しています。実は野本岩男と妻との夫婦関係はある事が原因で既に冷めきっており、犯行当日に我慢できなくなった妻が野本岩男に対し別れを切り出したという事だった様です。

また息子と娘を殺害した動機については、カッとなって妻を殺してしまった後で、2人の子供達が「殺人犯の子供」と成ってしまった事を憂い、だったらいっその事子供達も死んでしまった方が良いのではないか?と考え、眠っている2人の首を其々ロープで締めて殺害してしまったのだそうです。

つくば母子殺人事件の動機②浮気相手を暴露?

また、妻は野本岩男との離婚話の中で、野本岩男が誰と浮気をしているかを病院に暴露してやると言い放ったそうです。そう、野本岩男は他の女性と度々に渡り浮気を繰り返していたのです。その事実どころか相手までをも病院にバラしてやると、妻はそう野本岩男を脅迫した訳ですね。

結婚しているにも関わらず不貞を働いたのであれば、当然ながら罰せられるべきは野本岩男にあります。それによって心底辛く苦しい思いをしたと妻が申し立てるのであれば、その点の非は己に有ると認めざるを得ないでしょう。しかし彼はそこでバラされる事を恐れ、結果として妻を殺害してしまうという最悪の選択をしてしまったのです。

確実な証拠で自白

野本岩男はある証拠により殺害と死体遺棄を認めざるを得なくなったと申し上げましたが、その証拠というのは「Nシステム」でした。このNシステムとは簡単に言えば道路に設置されている監視カメラのようなもので、自動で通行する車両のナンバーを記録する装置の名称です。

このNシステムの画像で野本岩男の当日の足取りの裏付けを行ったところ、本人が供述した場所と実際に居た場所に大きな矛盾が発見されたのです。つまり野本岩男が嘘を付いていたという事がこの証拠で明らかと成った訳ですね。これによって観念した野本岩男は犯行を認める事と成りました。

つくば母子殺人事件の犯人・野本岩男

では続いてつくば母子殺人事件の犯人である野本岩男の人物像に迫ってみましょう。妻と2人の子供の命を自らの手で奪い去った野本岩男。彼は一体どの様な生い立ちを経て来たのでしょうか?そして彼が人としての道を踏み外す事に成ったきっかけは何だったのでしょうか?

茨城県の農家で育った野本岩男

茨城県出身の野本岩男は、農家の次男として昭和40年に誕生。頭脳明晰な子供であった野本岩男は幼少期から抜群の学力を誇り、中学時代は何と学年トップの成績で卒業した程。その秀才っぷりを遺憾なく発揮し、高校も地元茨城県でも有数の進学校である茨城県立水海道第一高等学校に進学します。

一浪で筑波大学医学部に入学

高校卒業後、一浪で筑波大学医学部に入学した野本岩男は文字通りのエリート街道を歩み始めます。平成2年に無事卒業を迎えた野本岩男は、その後筑波大学の近くにある筑波大学附属病院にて研修生として働き始める事に。

妻の野本映子との出会い

そしてこの筑波大学附属病院時代に、野本岩男は後に妻と成る野本映子と出会う事に成ります。当時の野本映子は「つくばメディカルセンター」という施設で受付のバイトをしており、彼女はある日医師と看護師が参加するテニスの会というモノに参加してみないか?と誘われます。

この誘いを受けた野本映子はテニスの会に参加し、そこで野本岩男と出会うのです。そのテニスの会を通して意気投合した2人は、その後どんどんと距離を縮めて行ったのですが、そこには一筋縄では行かない野本岩男の裏の顔が隠されていたのです。

 

中絶を経験

野本岩男と野本映子がテニスの会を通して親密に成っていった当時、実は彼には交際中の彼女がいたのです。つまり野本映子の存在は野本岩男にとって「浮気」だったという事に成ります。そして恐らく野本映子もその事を何処かの時点で知らされており、それを承知で2人は密接な関係と成って行った様です。

そんな関係が続いたある日の事、野本映子は遂に子供を身ごもりました。勿論相手は野本岩男でしたが、野本岩男には交際相手が居た為、最終的にこの子供を中絶する事と成ったそうです。「男としての責任を取る」のではなく、「中絶させる」という選択をした時点で、この男の器は既に見えていたモノと考えられます。

二度目で出産するも

この中絶で関係が終わらなかった野本岩男と野本映子ですが、何と再び彼女は野本岩男の子供を妊娠してしまったのです。そしてこの二度目の妊娠の際に「結婚しなくてもいいから子供を産みたい」と野本映子が強く願い、結果としてこの二度目の妊娠で野本映子は野本岩男の子供を出産しています。

野本岩男は「結婚して欲しい」とは決して言わない野本映子の事をいじらしく思うように成り、また産まれた子供に対しても父親が居ないまま育つ事を不憫に感じたらしく、責任を取るという形で野本映子と結婚する事を決めたのでした。

2度目の妊娠で子供を出産した事によって、なし崩し的に結婚する事に成った野本岩男と野本映子。然しながら他の交際相手が居るにも関わらず手を出してきた事や、1度目で責任を取らずに中絶させた事等を考えると、野本岩男が魅力的な男性であるとは考えにくい節があります。

そんな野本岩男に首ったけに成ってしまった野本映子もまた、そうした因子の元に産まれた人物だったのかも知れません。こうした形で始まった野本一家は、ここから加速度的に負のスパイラルを描いて行く事と成るのです。

投資で借金を負う

筑波大学附属病院で研修を終えた野本岩男は、その後他の病院で本格的に医師として勤務を開始します。彼は「病院に雇用されている医師」で、つまり勤務医です。開業医と比べるとその収入は低いと言われていますが、勤務医であろうが医師は医師ですので、医師となった野本岩男の収入はかなりの額でした。

彼が医師として得ていた収入は年収1500万円程だったそうです。これだけの収入があればお金に困ることなど到底考えられませんが、何と野本岩男にはかなりの額の借金があったのです。その借金の内訳の一つに「投資の失敗」があります。

野本岩男は大阪や神戸に投資目的で購入したマンションを持っていたのですが、これが投資目的にも関わらず利益を上げるどころかコストが上回る状態で、維持するだけで借金が膨らんで行く状態にあったと言われています。

投資である以上目論見がハズレた時点で即座にロスカットしなければ成らないのですが、欲に目が眩んだ彼は「いずれ復活するかも」とロスカットをせずにそのままズルズルと持ち続け、結果的に大きな借金を背負うことに成ってしまった様です。

勤務先に愛人が8人も

医師が女性にモテるのは皆さんも御存知ですよね。安定して高収入が得られる上に社会的ステータスも高い「医師」という職業に従事する男性は、それだけでエリートであり勝ち組です。故に医師である事を武器に女性を口説く男性も多い訳で、「医師には女好きが多い」と言われるのも納得です。

野本岩男もこの典型的なパターンの男性医師であり、何と彼の勤務先の病院には最大で8人もの愛人が居たそうです。そもそも野本映子との関係も浮気から始まった関係ですので元々浮気癖があった事は明らかです。然しながら8人もの相手と浮気をしていたと成れば、その浮気癖の強さは異常と言えるかも知れません。

「英雄色を好む」を地で行く様に、多くの女性と浮気を楽しんでいた野本岩男。これら浮気相手にも湯水の様にお金を使う為、1500万円という高収入を得ていたにも関わらず、借金は雪だるま式に膨らむ一方だったそうです。

つくば母子殺人事件の被害者・野本映子

続いてはつくば母子殺人事件の被害者である妻の野本映子の人物像についてです。つくば母子殺人事件の被害者にも関わらず、一部で悪女扱いされている野本映子。彼女は一体どの様な道を歩んで来たのでしょうか?

野本岩男の前に結婚経験あり

野本映子は野本岩男と出会う前に一度結婚経験がありました。東京都大田区出身の野本映子は、高校卒業後に知り合った蕎麦屋の息子と結婚し、その後茨城県土浦市で蕎麦屋を開業しています。

経営難で離婚

しかし夫婦で開業した蕎麦屋の経営は上手く行かず、経営難に陥ります。それと共に夫婦関係もギクシャクするように成り、結果的に野本映子とこの男性は離婚することに成りました。実はこの結婚相手との間には2人の子供が居たのですが、野本映子はこの子供を2人共夫の元に残して離婚をしたそうです。

当時研修生だった野本岩男と意気投合

離婚によって土浦市を離れた野本映子は同じく茨城県にあるつくば市へと移り住みます。そして元々看護師に成りたいという夢を持っていた野本映子は医療に携わる仕事に就きたいと考え、つくば市にあるつくばメディカルセンターの受付のバイトの職に就くことに。そして当時研修生だった野本岩男と知り合う事と成るのです。

野本映子の悲惨な日記とは?

つくば母子殺人事件の被害者である野本映子。野本岩男と結婚した彼女を待ち受けていたのは「地獄」でした。医師である夫の妻であるにも関わらず、彼女の生活は文字通り悲惨な毎日で、彼女はそんな悲惨な結婚生活を日記に認めて居たそうです。

ここではそんなつくば母子殺人事件の被害者である野本映子が、自らの日記の中に書き連ねていた悲惨な結婚生活の実状についてご紹介したいと思います。

結婚後は借金返済に追われる日々

野本岩男と結婚した彼女を待ち受けていたのは「借金地獄」でした。先程も御説明した通り投資の失敗や浮気相手との散財等で、収入以上に支出が多い状態だった野本家の懐事情。そんな中で彼女は借金返済に追われる日々を過ごします。

然しながら幾ら彼女が生活費を切り詰めたとしても、そんな事はお構いなしと野本岩男は湯水のように金を使いまくる訳で、どう頑張った所で借金は減るどころか増える一方だったのです。

夜はランジェリーパブで働く

更には何と野本岩男は生活費すら家に入れない様に成っていったそうです。当時は上の子に続いて下の子供も産まれている状態でしたが、そんな状況にも関わらず彼は自宅を蔑ろにしたまま遊び呆ける毎日を過ごしていたのだとか。流石にどうしようもない生活状態に追い込まれた野本映子は、昼だけでは無く夜も働く決心をします。

彼女が夜のバイト先として選んだのは何とランジェリーパブでした。とにかく稼がなければ為らない状態にあった彼女は、手っ取り早く高額な時給を得る事が出来るランジェリーパブでのアルバイトに踏み切ったのです。こうして昼は事務職、夜はランジェリーパブといった生活が始まります。

野本岩男の浮気

また彼女の人気には野本岩男の浮気について事細かく記されていたそうです。自分達も浮気から始まった関係だけに、多少の浮気は致し方無いと覚悟していた部分はあったでしょうが、その度を超えた浮気癖が原因でランジェリーパブで働くことに成った訳ですから、彼女としては相当恨み辛みがあったのでは無いでしょうか?

ここまで見た限り、もしこの「つくば母子殺人事件」を知らない人が居たとすれば、「つくば母子殺人事件とは妻が夫を殺したという事件?」と。そう考えてもおかしくありません。それ程迄にこのつくば母子殺人事件は犯人である野本岩男の理不尽さが際立っている事件であると言えます。

つくば母子殺人事件の謎とは?

つくば母子殺人事件は犯人である夫の自供によって解決を迎えた訳ですが、実はこのつくば母子殺人事件には2点の謎が残されたままと成っています。果たしてそのつくば母子殺人事件の謎とは一体何なのでしょうか?

つくば母子殺人事件の謎①遺体を包んでいた袋の結び方

つくば母子殺人事件の謎の1つ目は「遺体を包んでいた袋の結び方」です。つくば母子殺人事件では3人の遺体がビニール袋に包まれ、重しをつけられた状態で沈んで居た訳ですが、その袋を結んでいた結び目の一つが「俵結び」と呼ばれる特殊な結び方だったのです。

この俵結びと呼ばれる結び方は昔の農家が米を俵にする際に使用した結び方で、一般的には全く普及していない結び方なのです。つくば母子殺人事件の遺体を包んでいた袋の内、一つがこの俵結びで結ばれており、それがつくば母子殺人事件には共犯者が居たのではないか?という噂に繋がっていきます。

つくば母子殺人事件の実況見分でも、野本岩男は3つとも縦結びをしていたらしく、却って謎が深まる形と成りました。然しながらこれがつくば母子殺人事件に何者かが関与していたという証拠には為らず、この謎は解明されないまま事件は幕を閉じる事に。

これはあくまでも予想ですが、実家が茨城県の農家である野本岩男は、幼い頃に祖父や祖母からこの俵結びを教わって居た可能性は高いのではないでしょうか?そして犯行後に気が動転している状態で遺体を袋に詰めた際、彼は無意識にこの俵結びで袋を結び上げたと。俵結びが1つだけなのは、2体目以降は少し落ち着いていたからでは?

とは言ったものの、正直この仮説もかなり苦しい内容であると言えます。そんな土壇場のタイミングにも近い状態で、普段しない結び方を無意識に行うというのはやはり些か無理がありますよね。となると、やはりこの袋を縛った人間は別にいるという事に成る訳ですが…。

つくば母子殺人事件の謎②長男殺害時の犯行時刻

つくば母子殺人事件の謎2つ目は「長男殺害に関する犯行時間」です。つくば母子殺人事件の被害者である長男ですが、この長男の胃からチョコレートが検出されています。チョコレートは消化が早く、およそ1時間程で消化されると言います。

そこから逆算するとつくば母子殺人事件で長男が殺害された実際の時間と、野本岩男が供述した時間に食い違いが生じるという事に成ります。まあ、こちらも明らかな矛盾が有るのであれば警察が見落とす筈がありませんから、捜査上特に矛盾を感じられる点では無かったのかも知れません。

つくば母子殺人事件のその後と野本岩男の現在

では最後につくば母子殺人事件のその後と、つくば母子殺人事件の犯人である野本岩男の現在についてご紹介しておきたいと思います。つくば母子殺人事件で野本岩男には一体どの様な判決が下されたのでしょうか?また現在野本岩男はどの様な生活を送っているのでしょうか?

つくば母子殺人事件で野本岩男に下された判決は?

自身の妻と子供を殺害したこの「つくば母子殺人事件」。妻に浮気を職場にバラすと脅された事でカッとなった野本岩男は、妻の首を締めて殺害。その後何の罪もない子供達をも手に掛けたという非常に身勝手極まりない事件です。このつくば母子殺人事件で犯人の野本岩男にはどの様な判決が下されたのでしょうか?

検察は「死刑」を求刑

横浜地裁で行われたつくば母子殺人事件の論告求刑公判で、検察側は「倫理観念がなく浮気を繰り返し、妻子3人を殺し、無慈悲にも海中に捨て、純粋無垢な子供すら手に掛けた行為は無慈悲で極刑をもって臨むしかない」として死刑を求刑しております。余りにも身勝手なこのつくば母子殺人事件は極刑を以て臨むしか無いという判断でした。

最終的に下された判決は「無期懲役」

平成8年2月22日、この日つくば母子殺人事件の判決公判が横浜地裁で行われ、横浜地裁の松浦繁裁判長は「医師という社会的な地位にありながら、自分の妻と子を殺害し遺棄し、その後偽装工作するなど極めて残忍な犯罪である。しかし、犯行は衝動的で殺害方法は残忍とはいえず、また犯罪を繰り返すような強い反社会性がない上、本人も深く反省している」として、野本岩男に対し無期懲役の判決を言い渡しました。

異例の数の減刑嘆願書が集まる

このつくば母子殺人事件には異例数の減刑嘆願書が寄せられており、その数は何と3000とも言われています。「明るい好青年だった」「熱心で親切な先生だった」といった理由で、彼の減刑を願う声が寄せられた訳ですが、果たしてこの嘆願書の効果はあったのでしょうか?

マスコミが妻を悪女に仕立て上げた?

またこのつくば母子殺人事件ではマスコミが意図的に妻を悪女に仕立て上げ、まるで「殺されても仕方無い」と言わんばかりの報道を行っておりました。「結婚しているのに・子供が居るのに・ランジェリーパブ」と、ここだけを意図的にクローズアップしてしまえば確かに印象操作は簡単でしょうね。

野本岩男は現在も服役中

つくば母子殺人事件から25年が過ぎた現在。野本岩男は未だ刑務所で服役中です。今後彼が仮釈放の対象と成る可能性があるか定かではありませんが、何れにせよしっかりと己の罪を償って頂きたいものです。

つくば母子殺人事件の発端は「金と女」だった

今回はつくば母子殺人事件についてご紹介してまいりました。結婚しているにも関わらず浮気を繰り返し、挙句の果てには妻と子供を殺害して遺体を遺棄するという、とんでもない事件であったつくば母子殺人事件。金と女に目が眩んだ末の結末は非常に虚しい結果と成った様です。

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