2019年10月17日公開
2019年10月17日更新
【BLEACH】浦原喜助の卍解は強い?弱い?能力や効果などを検証
浦原喜助は週刊少年ジャンプの漫画「BLEACH」の人気キャラクターの1人です。この記事では浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」について能力や強さの考察や、浦原喜助が卍解を出し惜しみしていた理由などを取り上げ、その強さの秘密に迫っていきます。

目次
【BLEACH】浦原喜助の卍解とは
この記事では週刊少年ジャンプで連載されていた人気作品「BLEACH」に登場する浦原喜助について取り上げています。浦原喜助は様々な個性をもったキャラが登場する「BLEACH」においてトップクラスの人気を誇るキャラクターで、今でもイベント等でコスプレをするファンがいるほどです。
浦原喜助は「BLEACH」のストーリー序盤から多く出番があったものの、強い死神たちが披露する「卍解」をなかなか披露する機会がありませんでした。しかし最終章の千年血戦編において、ファンが待ち望んでいた卍解「観音開紅姫改メ」を披露しました。
漫画「BLEACH」の概要
漫画「BLEACH」は、有名漫画雑誌・週刊少年ジャンプにおいて連載されていた漫画およびアニメ作品です。あの「ワンピース」や「NARUTO」とともに"ジャンプ3大バトル漫画"と位置付けられているほどの人気を誇っていた作品で、単行本は全74巻ほど発売されている長期人気連載作品です。
「BLEACH」は霊感を持った主人公の黒崎一護が、虚に襲われそうになるところで朽木ルキアと出会うことにより、死神の力を手に入れるところから始まります。今回紹介する浦原喜助は黒崎一護にとってストーリー序盤の師匠とも呼べる存在であり、戦闘方法などのレクチャーを行いました。
浦原喜助のプロフィール
浦原喜助は、当初は黒崎一護の前に「浦原商店」という駄菓子屋の店主として登場しました。表向きは駄菓子屋を経営しており、裏で朽木ルキアら現世に派遣された死神のサポートをしており、黒崎一護への死神としての手ほどきをしたのも浦原喜助です。しかし、実は浦原喜助にはさらに裏の顔としての正体がありました。
「BLEACH」の物語中盤において、浦原喜助の正体が元尸魂界(ソウルソサエティ)の十二番隊隊長および技術開発局の局長という大物であることが判明しました。尸魂界を混乱に陥れた藍染惣右介の謀略によって、無実の罪で尸魂界から追放されてしまった過去をもっています。
もふもふちゃんス
— もふもふちゃん (@i_am_aymmm) October 6, 2019
ギリシャ神どころか
浦原喜助なんだが(笑)
#名前の最後をスに変えるとギリシャ神 pic.twitter.com/lBZvT4z5Vu
飄々とした態度で黒崎一護らに接している事からその強さを疑われていましたが、十刃のヤミー・リヤルゴを相手に完勝するなど圧倒的な実力を誇ります。また、涅マユリの先代にあたる技術開発局局長を務めていることから智謀に長けており、様々な策略や手段をもって戦うことができるキャラクターです。
斬魄刀は紅姫
浦原喜助の斬魄刀の名前は「紅姫」で、浦原喜助は自身の斬魄刀の事を「彼女」と呼び、女性扱いしています。BLEACH作中でも斬魄刀には明確な意思が存在し、斬魄刀を所持する人間と心を通わせる描写があることから、浦原喜助も斬魄刀を対話したことのある人物であると言えるでしょう。
斬魄刀「紅姫」の始解や解号
「始解」とは斬魄刀の能力を解放した状態の一段階目の状態のことを言い、始解をもって死神として一人前と言えます。基本的に斬魄刀は全て浅打と呼ばれる日本刀の形状をしていますが、始解をすることで刀の形状が変わったり、死神自身が持っている霊圧に呼応した固有の能力がプラスされていきます。
さらに、斬魄刀にはそれぞれ「解号」と呼ばれる、能力解放のためのキーワードが存在します。この「解号」と「斬魄刀の名前」を呼ぶことで、斬魄刀の形状が日本刀から多種多様な形に変化し、秘められた固有能力が解放されていくわけです。
浦原喜助の斬魄刀・紅姫の始解の解号は「啼(な)け、紅姫」です。浦原喜助は普段杖を持ち歩いていますが、始解をすることでツバがない真っすぐな短刀に変化します。紅姫から流れる血を利用し、斬撃にして放ったり盾を作ることも可能です。
浦原喜助の卍解の強さは?
浦原喜助の持つ斬魄刀・紅姫の始解や解号についての簡単な紹介をしましたが、死神たちが持つ斬魄刀にはさらなる能力解放をした「卍解」という状態があります。「卍解」を習得した死神は作中では「隊長格」と呼ばれ、文字通り護廷十三隊の隊長レベルの強さを兼ね備えていると扱われます。
「卍解を習得すれば隊長格」と扱われるだけあり、護廷十三隊の隊長は特例である更木剣八を除くすべての隊長が卍解を習得しており、基本的に卍解を習得できていない死神は隊長とは認められることはありません。そのため、浦原喜助も卍解を習得しているであろうことがファンの間で推察されてきました。
さらに浦原喜助本人も自身の卍解について「人を鍛えるのに向いていない」と言及しています。しかし、藍染惣右介との戦いの中で浦原喜助の卍解が登場することはとうとうなく、ファンの間では心待ちにされているところではありました。ここからは千年血戦編で披露された浦原喜助の卍解について詳しくまとめています。
浦原喜助の卍解は「観音開紅姫改メ」
浦原喜助の卍解の名前は「観音開紅姫改メ(かんのんびらきべにひめあらため)」と言います。千年血戦編でユーハバッハの親衛隊の1人である強敵、アスキン・ナックルヴァールとの戦いにおいて、ピンチに陥った浦原喜助が発動しました。
卍解「観音開紅姫改メ」の都市伝説も話題に
浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」が登場したのは、BLEACH作中の中でも最終局面にあたる部分です。それだけ浦原喜助が自分の卍解を出し惜しみしていたということであり、そのため「観音開紅姫改メ」に関しては囁かれている都市伝説が存在します。
ついに浦原の卍解がみれる pic.twitter.com/G5DPcbAjs8
— だりえん (@momodalian) May 8, 2016
卍解「観音開紅姫改メ」を発動することにより、浦原喜助を覆うようにして大きな女性が登場しますが、浦原喜助はこの女性を見せたくなかったのではないかと言われています。そもそも浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」の能力は非常に汎用性が高いため、本来であれば何度も使用していてもおかしくありません。
BLEACHのストーリーにおいて語られなかったのが、浦原喜助の恋愛描写です。浦原喜助は作中では女性好きであることが見て取れる上に、端正なルックスを兼ね備えていることから恋愛に全く縁がなかったことは考えられません。この紅姫の姿は浦原喜助の思い人の姿で、それを見せたくなかったのではないかと予想されているようです。
卍解「観音開紅姫改メ」の強さは?
それでは浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」の強さについての考察をします。浦原喜助が卍解を使用したのはBLEACH作中においてたった1度のみであり、そのため正確な強さを測ることがなかなか難しい卍解の1つとして数えられています。
最終章の千年血戦編ではユーハバッハが率いる滅却師と死神たちが死闘を繰り広げましたが、その戦いは隊士たちの多くが命を失う総力戦となりました。護廷十三隊の隊長と言えど例外ではなく、中でもユーハバッハの親衛隊に数えられる4人の殺傷能力は隊長格を凌駕するほどでした。
5 浦原喜助
— 『しばらく夜勤戦士』ちーパパP🌻 (@NZK37938312) May 8, 2019
ホントはめちゃくちゃ強いのにひょうきんなキャラで誤魔化してるあたり憧れますねぇ、そして何気に台詞も好き! pic.twitter.com/KJso8eWznV
浦原喜助はそのユーハバッハ親衛隊の1人であるアスキン・ナックルヴァールと交戦し、グリムジョーや四楓院夜一らの協力を得ながら戦いました。アスキン・ナックルヴァールが完聖体状態になり、万事休すかと思われた時に披露した卍解が「観音開紅姫改メ」であり、その強さはアスキン・ナックルヴァールを驚かせました。
BLEACHの73巻で卍解「観音開紅姫改メ」が登場
BLEACHは既に週刊少年ジャンプ本誌では連載終了しており、単行本は全74巻が発売されています。浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」は74巻中の73巻に登場した、トップクラスに登場の遅い卍解です。浦原喜助というキャラクター自体がBLEACHの序盤に登場したことを考えると、その差が最も大きいキャラクターかもしれません。
浦原喜助の卍解の能力
浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」は登場も遅く、様々な都市伝説が語られている卍解であることを取り上げました。ここからは浦原喜助がユーハバッハ親衛隊・アスキン・ナックルヴァールとの戦いにおいて使用した卍解「観音開紅姫改メ」の能力を詳しく見ていきましょう。
卍解「観音開紅姫改メ」の能力を徹底分析
浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」は、強さを測ることが非常に難しい卍解です。その秘密は「観音開紅姫改メ」が持つ能力にあります。また、その能力や強さは浦原喜助の精神を具現化したようなものであり、浦原喜助の願望を忠実に再現していると言っていいでしょう。
卍解「観音開紅姫改メ」の能力は特殊
観音開紅姫改メのコスなんてどう!!??← pic.twitter.com/pnSzczJr8E
— ∴majo✠10/19ワンピースタワー🗼,10/26池ハロ🐍,11/10a!🦈 (@majo_orochi_) August 13, 2017
基本的に卍解は自身の戦闘能力を向上させたり、炎や氷の能力を強化したりと基本的に攻撃系の能力が多いです。しかし、浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」は戦闘に特化しておらず、BLEACHに登場する卍解の中でも特殊と言える部類に属しています。
接触したものを作り替え治す能力を持つ卍解
真人の『造り変える能力』プラス謎の縫い目はBLEACHの観音開紅姫改メを思い出すよね。 pic.twitter.com/OP5U9vehI1
— 月山 (@Tsukiyamma) August 4, 2018
卍解「観音開紅姫改メ」の能力は、触れたものの組成を組みなおし、全く別のものに作り替えるというものです。完聖体となったアスキン・ナックルヴァールが繰り出す毒は非常に強力で、浦原喜助は一瞬の内に目を「即死」させられてしまいますが、卍解によって新しく眼球を作り出すという離れ業を繰り出しています。
浦原喜助の卍解の効果を検証
浦原喜助の卍解・観音開紅姫改メの能力は物質を作り変えるという比較的シンプルなものではありますが、ユーハバッハに「未知数の手段」と称えられる浦原喜助の頭脳が合わさることで無敵の強さを誇る卍解となります。
卍解「観音開紅姫改メ」の効果①遠距離から近づき攻撃
完聖体となったアスキン・ナックルヴァールは浦原喜助たちを猛毒の空間に閉じ込めて戦っていました。卍解「観音開紅姫改メ」を使用することで毒が効かない体に作り替え続けた浦原喜助ですが、実は戦いの最中に「観音開紅姫改メ」によって猛毒の空間の外からアスキン・ナックルヴァールに向けて伸びる道も同時に作っていました。
アスキン・ナックルヴァールは気付かずに、戦いを有利に進めていると思っていましたが、その道を一直線で駆け上ってきたグリムジョーに心臓を貫かれ、絶命することになっていまいました。卍解の能力を使って勝つのではなく、勝ち筋を作るのが浦原喜助の真骨頂です。
卍解「観音開紅姫改メ」の効果②回復能力
浦原喜助の卍解「観音開紅姫改メ」は驚異的な回復能力と言い換えることもできます。アスキン・ナックルヴァールによって即死させられてしまったはずの目を作り出したことから、体組織の復元は完全に行えることが明らかになりました。
卍解「観音開紅姫改メ」の効果③戦闘状況の支えにもなる
「観音開紅姫改メ」は作り変える能力を持つことから、様々な戦闘状況においてサポート役に徹することができます。これほどの強さをもつ卍解をずっと出し惜しみしていたことから、よほど浦原喜助は「観音開紅姫改メ」を他人に見せたくなかったのであろうと予想されています。
浦原喜助の卍解をためらう理由とは
浦原喜助のキャラもあってこのセリフめちゃくちゃ好き pic.twitter.com/KpVafBX76o
— プーマ apex (@Market_K9) October 14, 2019
アスキン・ナックルヴァールに追い詰められ、自身が絶体絶命に陥る寸前まで卍解「観音開紅姫改メ」を決して使用しなかった浦原喜助ですが、作中ではその理由は詳しく明言はされていません。浦原喜助が卍解をためらっていた理由をいくつか挙げてみます。
卍解をためらう理由①活躍レベル
浦原喜助はBLEACHの物語序盤から登場しているキャラクターではありますが、黒崎一護や朽木ルキアらのサポート役に徹している印象があります。さらに、戦いの第一線で戦うようなタイプではなく、浦原喜助を戦闘面で追い詰めるような敵と会敵したこともありませんでした。
藍染惣右介には鏡花水月の能力があるため、どのような能力を見せても無意味であることから、浦原喜助には卍解を使用するだけの活躍の機会が与えられていなかったことが考えられます。
卍解をためらう理由②卍解解放は予定外
また、原作者の久保帯人の構想の中で浦原喜助が卍解をすることが予定されていなかった可能性もあります。あくまで黒崎一護を主人公とした物語であり、平子信二など卍解が使えるはずなのに解放していないキャラクターも数人いることから、物語の中で浦原喜助の卍解解放は予定外であったのかもしれません。
卍解をためらう理由③浦原喜助のイメージ
浦原喜助というキャラクターのイメージがあり、卍解の登場が遅れた可能性もあります。物語序盤で浦原喜助も卍解を習得していることが示唆されていたものの、サポート役に徹する姿や、高いレベルの鬼道をも使いこなす浦原喜助のイメージから卍解の能力をどのようなものにするのかを作者も決めあぐねたのかもしれません。
卍解をためらう理由④性格にマッチするタイミング
最後に考えられるのは、浦原喜助の性格です。実は浦原喜助の科学者としてのポリシーに「誰も見た事もない物を作るなら自分の手で」というものがあります。浦原喜助は技術開発局局長でもあり、様々な試行錯誤を経て多くの技術を開発してきた経歴をもっているのです。
それを踏まえて考えると、卍解の「触れた物を作り変えてしまう」という能力は浦原喜助にとって本意でない可能性が非常に高いと言えるでしょう。いくら自分の卍解とは言えど、触れたものを無条件で作り変えてしまうという能力は、浦原喜助の科学者としてのポリシーが許しそうにありません。
浦原喜助と科学者のライバルキャラとして現十二番隊隊長の涅マユリがいますが、彼は自分の卍解をも改造しており「完璧を嫌悪する」と語っています。浦原喜助の卍解の能力は物質を支配する完璧な能力と言えるものであり、科学者としての性格や気質によって無意識的に卍解を出し惜しみしていた可能性があるでしょう。
浦原喜助の卍解は特殊な強さを持ち都市伝説も語られる能力
この記事では、浦原喜助の卍解の能力や効果の考察を取り上げました。作中で1度しか登場していないこともあり、卍解にまつわる様々な都市伝説や、浦原喜助が卍解を出し惜しみしていた理由がファンの間で今でも度々議論になるようです。その能力から、作中でも随一の強さを誇る卍解と言えるでしょう。