悠木碧が演じたキャラで人気なのは?代表作まとめ!

悠木碧は声優としてポケモンやまどマギなどの有名なアニメ作品に多数出演しています。しかし悠木碧がこれまでに演じてきたキャラのうちいったいどのキャラが人気なのでしょうか?今回は悠木碧が出演した代表的なアニメ作品を年代ごとにまとめてみました。

悠木碧が演じたキャラで人気なのは?代表作まとめ!のイメージ

目次

  1. 1悠木碧のプロフィール
  2. 2声優デビュー当時の悠木碧が演じた代表キャラ
  3. 3悠木碧が演じた人気キャラ【2010~2011年】
  4. 4悠木碧が演じた人気キャラ【2012~2014年】
  5. 5悠木碧が演じた人気キャラ【2015~2016年】
  6. 6悠木碧が演じた人気キャラ【2017~2018年】
  7. 7悠木碧が演じた人気キャラ【2019年~】
  8. 8悠木碧イチの人気キャラはまどマギのまどか

悠木碧のプロフィール

・愛称:あおちゃん、おいちゃん、子供先生
・本名:八武崎 碧(やぶさき あおい)
・生年月日:1992年3月27日
・年齢:27歳(2019年6月現在)
・出身地:千葉県
・血液型:A型
・身長:147cm
・体重:不明
・活動内容:声優、歌手、女優
・所属グループ:petit milady(プチ ミレディ)
・事務所:プロ・フィット
・家族構成:不明

悠木碧の経歴

悠木碧は4歳で劇団に入っており、子役として芸能界入りしています。フジテレビ「やっぱりさんま大先生」「あっぱれさんま大先生」にレギュラーとして出演し、可愛らしい子役として注目を浴びるようになりました。

その後、小学5年生で「キノの旅」さくら役で声優デビューを果たすと、2007年に本名から「悠木碧」へ改名、2008年より現在の事務所プロ・フィットに移籍し、声優としての本格的な活動を始めます。

悠木碧は中学・高校時代は声優としての仕事をする一方で、プログラミングやパソコンの勉強を続け、その後名門の早稲田大学へ進学するなど、見事に仕事と学業を両立させています。

仕事のほうでも2012年に第6回声優アワードの主演女優賞を歴代最年少で受賞したり、人気女性声優の竹達彩奈と「petit milady」というユニットを結成し、CDデビューするなど目覚しい活躍をしています。

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声優デビュー当時の悠木碧が演じた代表キャラ

悠木碧は芸能界で子役としてデビューし、テレビ番組などにも出演していましたが、アニメの声優としてデビューしたのはそれからしばらく経ってからのことでした。しかしながらそのデビュー作品で悠木碧は子供とは思えないほどの演技力を見せ周囲を驚かせています。

ここからは悠木碧の声優デビュー当時の代表的な出演作品と演じたキャラについて、当時のエピソードを交えながらそれぞれまとめていきたいと思います。

代表作:キノの旅/さくら

「キノの旅」はライトノベル原作のアニメで、悠木碧は観光ガイドを目指している宿屋の娘・さくらというキャラを演じています。後に2作目となるキノの旅では、主人公のキノ役として抜擢されています。

このころの悠木碧はまだ幼さと初々しさの残る演技で、さくらというキャラにぴったりのイメージとなっていますが、後に主人公キノを演じたときには中性的なキャラを巧みに演じており、悠木碧の成長が感じられる作品となっているようです。

 

悠木碧の声優デビュー作品

悠木碧はこの「キノの旅」で初めて声優として出演しました。悠木碧は出演当時はまだ小学5年生の子供で、風邪を引いた人の代役としてオーディションに参加して合格し、出演となったそうです。

悠木碧はのちにこの作品の出演がきっかけで声優としての仕事が気に入った、と述べています。実際この「キノの旅」への出演後、声優としてアニメ作品に登場することが増え、休業していた子役を辞めて、本格的に声優に取り組んでいくことになります。

代表作:紅/九鳳院紫

「紅」は同名ライトノベル原作のアニメ作品で、悠木碧は大財閥の御令嬢・九鳳院紫というキャラを演じております。この作品では世間知らずのお嬢様・九鳳院紫というキャラをあえて可愛らしいキャラに仕立て上げることなく、素の悠木碧に近い声で演じております。

コアな声優・アニメファンの間では悠木碧といえば「九鳳院紫」と答える人もいるくらいで、悠木碧が声優初期のころに演じたキャラの中ではかなり印象に残るインパクトのあるキャラだったようです。

悠木碧にとって初のヒロイン役

九鳳院紫はアニメ「紅」のヒロインキャラであり、悠木碧にとっては初のヒロイン役となりました。現在でも悠木碧が演じたキャラの中で一番印象に残っているという声優ファンやアニメファンも多く、代表的なキャラと言えるでしょう。

悠木碧はアニメの声優としてヒロイン役で抜擢されたことで、その後女優としての活動よりも声優としての活動がどんどん増えていき、事務所も声優としての活動が多いプロ・フィットへと移籍しています。

代表作:あにゃまる探偵/御子神リコ

悠木碧は「あにゃまる探偵キルミンずぅ」では主人公の御子神リコというキャラを演じています。この作品の原案は「超時空要塞マクロス」などで有名な河森正治で、動物に変身する女の子たちが動物に関連するさまざまな事件を解決していくというストーリーです。

悠木碧演じる御子神リコは明るく天真爛漫な女の子キャラで、キルミンという道具によって猫の姿に変身して事件を解決していきます。悠木碧の元気な声がぴったりと合うキャラとなっており、楽しく演じている様子がうかがえる作品です。

代表作:夢色パティシエール/天野いちご

「夢色パティシエール」は少女漫画原作のアニメ作品でお菓子作りを題材にしたアニメです。悠木碧はスイーツを作る菓子職人・パティシエールを目指している天野いちごというキャラを演じています。

悠木碧は少女漫画の主人公らしい、明るくまっすぐお菓子作りに取り組む天野いちごというキャラを素直に演じており、悠木碧が声優活動初期に演じたキャラの中では代表的なキャラとなっています。

悠木碧が演じた人気キャラ【2010~2011年】

子役を辞めたあと、声優として次第に活躍するようになっていた悠木碧ですが、子役時代に培った演技力と魅力的な声、物怖じしない度胸を武器に、声優としてさらにブレイクしていくことになります。

ここでは悠木碧が2010年から2011年にかけて演じた人気キャラを見ていきます。声優・悠木碧が大ブレークしたきっかけとなる作品もこの時期に集中しており、どれも一度は見ておきたい作品ばかりです。

代表作:アニメ・映画:ポケモン/アイリス

ポケモンのテレビアニメシリーズ作品「ポケットモンスター ベストウイッシュ」で悠木碧はヒロイン役のアイリスというキャラを演じています。野生で育った女の子という設定のキャラで、主人公サトシを「子供ねー」と馬鹿にしたりします。

悠木碧の元気で明るい声はアイリスの活発な性格と非常にマッチしており、相棒のポケモン・キバゴとともに元気いっぱいに動き回るキャラクターを力いっぱい表現しています。悠木碧が演じたキャラの中でも代表的なキャラの一人と言えるでしょう。

悠木碧はイーブイの声優も担当

悠木碧はアニメのキャラの声優としてだけではなく、ポケモンシリーズのゲーム「Let's Go!イーブイ」に登場する人気ポケモン・イーブイの声も担当しています。悠木碧は実はポケモンとはかなり縁の深い声優です。

自身のTwitterでは「(ポケモンから)自分の声したら萎えちゃうかな」と思っていたことを告白していますが、実際にポケモンをプレイしてみて「イーブイに中の人なんていない」と断言するほど、ポケモンのキャラとしての完成度は高かったようです。

悠木碧自身も大のポケモン好き

アニメやゲームでポケモンのキャラを演じている悠木碧ですが、自身も大のポケモンファンであることが知られており、Twitterなどでもたびたびポケモンに関するツイートを投稿するなど、ポケモンに対する深い愛情が感じられます。

また、悠木碧は小学生のときに初代ポケモンで遊びながらひらがなを覚えたとも語っており、大人になってもバンダイナムコ公式スタッフとポケモンで対戦して圧勝するなど、かなりのポケモンマニアであることが知られております。

前述した「ポケットモンスター ベストウイッシュ」でのアイリス役が決まった際も、喜びのあまり涙を流しながら母親に電話で報告した、というエピソードもあり、悠木碧のポケモンへの思い入れはかなり深いようです。

また悠木碧が得意とするイラストでも、プロ顔負けの上手さでピカチュウとイーブイを描いてTwitterに投稿しており、ポケモンに対する尋常ではない愛情が手に取るように伝わってきます。

代表作:アンパンマン/マロン姫・ブリキッド

悠木碧は人気アニメ「アンパンマン」でモンブラン城のお姫様・マロン姫というキャラを演じております。マロン姫はお姫様として甘やかされて育ったわがままなキャラですが、悠木碧は嫌味を感じさせずにマロン姫の可愛らしいさを上手く表現しています。

また、悠木碧はアンパンマンでは「ブリキッド」というブリキのおもちゃの姿をした宇宙人のキャラも演じており、この頃からだんだんと幅広い役どころがこなせるところを見せるようになりました。

代表作:まどマギ/鹿目まどか

悠木碧が出演した作品でもっとも有名な作品といえば「魔法少女まどか☆マギカ」(以下、まどマギ)をおいて他にないでしょう。このまどマギで悠木碧は鹿目まどかという中学生の女の子を演じています。

何にもとりえのない、おっとりした女の子・鹿目まどかが、暁美ほむらという謎の美少女と関わるようになって、だんだんと魔法少女の世界へと引き込まれていく様子を悠木碧が好演しています。

まどマギは当初テレビで12話のみが放映される予定でしたが、放送終了直後からもさらに人気が爆発し、のちに総集編となる劇場版2作と、完全新作の続編劇場版などが作られることとなりました。

さらにはゲーム発のスピンオフ作品である「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」が2019年にアニメ化予定などさらなる広がりを見せており、悠木碧が演じるまどかも再登場するのではないか?と期待されているようです。

まどマギのまどかは悠木碧イチの代表キャラ

「まどマギ」は絵柄だけを見ると可愛い女の子がたくさん出てくるいわゆる「萌えアニメ」のように思えますが、実際はその独特な演出・表現手法と、しっかり練りこまれたストーリーが魅力の作品で、放映開始直後から大変注目されていました。

また「まどマギ」はテレビ放映が東北大震災の時期とちょうど重なり、最終回は放送延期となりました。しかしその最終回が大震災を暗示するような内容だったため、ネット上で大変な反響を呼び、話題となりました。

また、物語の終盤に向かうにつれシリアスな展開のストーリーになっていく中で、主役・まどかのけなげな思いと行動、言葉に心を打たれたというファンも多く、悠木碧の素朴な演技が光っている作品ともいえるかもしれません。

このようにまどマギのまどかは、悠木碧が演じたキャラの中でも抜群の知名度と人気を誇っており、現在もなおその人気は続いております。悠木碧といえばまどマギのまどか、というくらいに代表的なキャラと言えるでしょう。

まどマギの声優を通して学んだ事とは?

悠木碧はAbemaTVのインタビューでまどマギを通して学んだことについて話しています。悠木碧はまどマギで演技を続けていくうちに「キャラクターは私のものではない」ということに気づいた、と語っています。

キャラクターはあくまで作品のものであり、状況に応じていろんな演出をしてキャラクターの可能性をひろげてあげることがキャラクターのためにもなる、ということが悠木碧がまどマギを通して考えられるようになったということです。

まどマギに出演する前まで悠木碧の演じていたキャラは、総じて「明るく元気で素直」というアニメの女の子らしいキャラが多かったのですが、まどマギ出演後からはだんだんと演技力が必要な難しい役も増えていっています。

「まどマギ」という大ヒット作を経たことにより、悠木碧は声優としてかなりの変化と経験値を得たようであり、その後に出演した作品や演じたキャラにも多大な影響があったようです。

悠木碧が演じた人気キャラ【2012~2014年】

「まどマギ」のまどかという「当たり役」を得て一気に有名人気声優の仲間入りを果たした悠木碧ですが、その後も次々と人気のアニメ作品へ出演し、声優としての技量と評価を高めていきます。

ここでは2012年から2014年にかけて悠木碧が演じた人気キャラを見ていきます。いずれもアニメファンや声優ファンの間で大変話題となり、大人気となっているアニメ作品ばかりです。

代表作:戦姫絶唱シンフォギア/立花響

悠木碧は「戦姫絶唱シンフォギア」で主人公の立花響というキャラクターを演じています。近未来の東京で発生した「ノイズ」という災害に対抗するため、立花響はシンフォギアシステムを身にまといノイズと戦うというストーリーになっています。

悠木碧は戦姫絶唱シンフォギアのベストシーンを選ぶ企画でのコメントで「響として戦うときはいつも、今まで倒してきた相手の事を思い返す」と述べており、しっかりキャラに感情移入して演じていることがわかります。
 

また戦姫絶唱シンフォギアは音楽プロデューサー・上松範康がプロデュースしている「音楽ライブ」をテーマにした作品です。そしてそれぞれのキャラの声優が実際のライブで歌を披露するなどリアルのライブと融合した新しいタイプの作品としても注目されています。

悠木碧はこの作品に出演した頃から、声優としてだけでなく歌手としての活動にも力を入れるようになってきており、悠木碧に大きな影響を与えた作品と言っても過言ではないようです。

代表作:男子高校生の日常/りんごちゃん

悠木碧は「男子高校生の日常」でりんごちゃんというキャラを演じています。いわゆる「日常系」と呼ばれる作品で、劇的な成長物語や恋愛物語ではなく、日常に転がるギャグを描いている作品です。

悠木碧演じるりんごちゃんというキャラも、ほっぺたがりんごのように赤くて可愛らしい顔をしていますが、性格はまったく真逆のガサツな性格というかなり変わった設定となっており、作品の中でもかなりの存在感を見せています。

代表作:はまち/比企谷小町

悠木碧は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(以下、はまち)という作品で比企谷小町というキャラを演じています。比企谷小町は主人公の妹で、ひねくれものの兄のことを「ごみいちゃん」と呼んだりしますが、基本的にはお兄ちゃん思いの優しい妹です。

「はまち」の比企谷小町はある意味、悠木碧がもっとも得意とする典型的な「妹系キャラ」であり、比企谷小町を「理想の妹」として挙げるアニメファンや声優ファンもかなり多いようです。

代表作:七つの大罪/ディアンヌ

週刊少年マガジン連載の漫画「七つの大罪」のアニメで、悠木碧は巨人の少女・ディアンヌを演じています。ディアンヌは伝巨体と怪力が特徴ですが、反面女の子らしい一面も持っているという二面性のあるキャラを悠木碧はうまく演じています。

漫画版の人気キャラ投票ではヒロインのエリザベスをしのぐほどの人気を誇るディアンヌですが、そのキャラの人気とイメージを壊さずに演技している悠木碧の演技力には高い評価が集まっているようです。

代表作:ケロロ 〜keroro〜/新ケロロ

「ケロロ 〜keroro〜」は2000年代に流行したアニメ「ケロロ軍曹」をフラッシュアニメーションという形式でリメイクしたアニメ作品です。この作品で悠木碧は主人公のケロロというキャラを演じています。

主人公のケロロの声は前作のケロロの声優・渡辺久美子のイメージが強く、旧来のファンからは違和感があるのではないか?と疑われていたようですが、悠木碧はケロロのイメージを崩さず、むしろ新しいケロロ像を作ることに成功しています。

悠木碧が演じた人気キャラ【2015~2016年】

「まどマギ」以降、悠木碧はさまざまなキャラに挑戦し、それまでの「可愛くて明るい、愛されるヒロインキャラ」だけではなく、だんだんと幅広いジャンルのキャラを演じるようになってきています。

2015年から2016年にかけて悠木碧が演じた人気キャラを順番に見ていきます。いずれも多彩で個性的なキャラばかりで、悠木碧の声優としての対応力の高さがうかがえるラインナップとなっております。

代表作:妖怪ウォッチ/未空イナホ

悠木碧は「妖怪ウォッチ」で未空イナホという小学生のキャラを演じています。眼鏡をかけたマッシュルームカットのオタク女子で、夢中になると早口でハイテンションでしゃべるのが特徴のキャラとなっています。

子供向け作品では珍しい突出した性格であるがゆえに「妖怪ウォッチ」の世界観やギャグを壊してしまっているという批判もあるキャラですが、悠木碧自身の性格に似ている部分もあり、のびのびと演じている様子がうかがえます。

代表作:緋弾のアリアAA/島麒麟

悠木碧は「緋弾のアリアAA」で島麒麟というキャラを演じています。見た目はお嬢様キャラの島麒麟ですが、男性には興味がないといういわゆる同性愛者であり、自分を救ってくれた火野ライカにぞっこんとなってしまいます。

悠木碧はこの頃から典型的なヒロインのような純粋でまっすぐなキャラよりも、性格にやや難がある特異なキャラを多く演じるようになってきており、悠木碧が新人声優から中堅声優へと成長した作品と言えるのではないでしょうか。
 

代表作:ワンパンマン/戦慄のタツマキ

悠木碧は「ワンパンマン」で戦慄のタツマキというキャラを演じています。タツマキは強力な超能力を武器にヒーローとして戦っておりますが、妹のフブキを溺愛しているという二面性を持つキャラです。

非常に攻撃的で乱暴な性格のキャラですが、悠木碧はギリギリのところで乱暴になり過ぎないように調節して演技しており、それによってタツマキというキャラの魅力を存分に表現していると言えるでしょう。

代表作:僕だけがいない街/雛月加代

悠木碧は「僕だけがいない街」で雛月加代というキャラを演じています。この作品はいわゆる「タイムリープもの」と呼ばれるタイプの作品で、同じ時間を繰り返すことで事件の展開が変わっていくというストーリーのサスペンス劇です。

この作品で悠木碧はめずらしく暗い感じのキャラを演じており、意外な一面を見せています。また、この作品の頃から複雑な設定のキャラにも対応できる、幅の広い演技をするようになってきたと言われているようです。

代表作:僕のヒーローアカデミア/蛙吹梅雨

悠木碧は「僕のヒーローアカデミア」で蛙吹梅雨というカエルをモチーフとしたキャラを演じています。ヒロインではないものの、漫画では番外編で蛙吹梅雨が主人公の話が展開されるなど、非常に人気の高いキャラです。

悠木碧はカエルのような容姿に合わせて声もカエルのようなダミ声で演じていますが、蛙吹梅雨が持つ独特の可愛らしさは失っておらず、悠木碧の新たな側面を見せたキャラと言えるのではないでしょうか。

代表作:君の名は。/名取早耶香

悠木碧は2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」では名取早耶香というキャラを演じています。名取早耶香は主人公の宮水三葉の親友で、クラスメイトの勅使河原に影ながら好意を抱いています。

名取早耶香はストーリーの展開上、決してメインとなるキャラではありませんでしたが、三葉の日常の世界や価値観を表現するキャラとして随所に登場し、「君の名は。」の世界観を作り上げているキャラの一人といえます。

また、名取早耶香の「名取」という苗字は、東北大震災で甚大な被害を蒙った「宮城県名取市」の地名から由来しているとされており、防災無線の故障により避難が遅れた名取市の悲劇を暗喩しているキャラとも言われております。

実際この名取早耶香はラストシーン近くの彗星が落ちてくる場面で、防災無線で住民に避難を呼びかけており、声を震わせながらも落ち着いて情報を伝えようとする様子を悠木碧が好演しています。このシーンを見て「声優ってすごい」と感動した人もかなりいるようです。

悠木碧が演じた人気キャラ【2017~2018年】

悠木碧はそれまでの明るくて単純なハイテンションキャラだけでなく、徐々にテンションの振れ幅の広い役や、複雑な設定の難しい役どころ、あるいは嫌われるタイプの人間などを演じるようになってきています。

ここでは2017年から2018年にかけて悠木碧が演じた人気キャラを見ていきます。この頃から悠木碧は「七色の声を持つ声優」「カメレオン声優」などと呼ばれるようになっており、その幅広い演技力・表現力は必見です。

代表作:幼女戦記/ターニャ・デグレチャフ

悠木碧は「幼女戦記」でターニャ・デグレチャフというキャラを演じています。ターニャは見た目は幼女の姿をしていますが、前世の東京に住んでいたエリートサラリーマンの記憶を持ったまま転生している、というかなり複雑な設定のキャラとなっています。

外見は可愛らしい幼女の姿でありながら、中身は合理主義の成人男性というかなり変わっているキャラの異常性を上手く演じており、悠木碧が近年演じた中では代表的なキャラと言えるのではないでしょうか。
 

代表作:アホガール/花畑よしこ

悠木碧は「アホガール」で主人公の花畑よしこというキャラを演じています。花畑よしこは作品タイトルどおりの頓珍漢なことばかりするアホな女の子で、下ネタなども恥ずかしげもなく叫んだりします。

ハイテンションキャラはある意味、悠木碧の十八番とも言えますが、花畑よしこはその中でも群を抜いてテンションが高いキャラで、本能のままに動き回る姿を悠木碧はかなりのパワーで演じ切っています。

代表作:3月のライオン/高城めぐみ

悠木碧は将棋を題材とした漫画原作のアニメ「3月のライオン」で高城めぐみというキャラを演じています。作品中、高城めぐみはヒロイン役である川本ひなたをいじめる役として登場しています。

悠木碧は自身のTwitter上で高城めぐみの演技について「悠木碧絶対やな奴だよね。くらい言ってもらえたら大成功」とコメントしており、かなり嫌な性格をしているキャラをきっちりと演じています。

代表作:ヲタクに恋は難しい/桜城光

悠木碧は「ヲタクに恋は難しい」で桜城光というキャラを演じています。このキャラは一見男性キャラのように見えますが実際は女性です。さらにゲーム好きでコミュ障という設定になっております。

桜城光の声を聞くと男性が演じているのではないかと錯覚するほどかなり声が低く、悠木碧の声優としての技術に驚かされる人も多いようです。また、悠木碧自身もゲーム好きでコミュ障と言われており、悠木碧自身が共感できるキャラなのかもしれません。

代表作:ピアノの森/丸山誉子

悠木碧は「ピアノの森」で丸山誉子というキャラを演じています。重度のあがり症でいつもコンクールで実力を発揮できない丸山誉子ですが、主人公・カイのアドバイスによってはじめて緊張せず演奏を終えることができます。

悠木碧はピアノの森のエンディングテーマ「帰る場所があるということ」も歌っており、丸山誉子というキャラの演技と合わせて、作品独自の世界観を作り上げることに成功しています。
 

悠木碧が演じた人気キャラ【2019年~】

悠木碧は近年声優以外でも活動範囲を広げる中、本職の声優ではキャラの特徴を掴みつつ、変幻自在に演じ分けできるようになってきており、さらに声優として高いレベルに到達しているようです。

ここでは2019年に入ってからの悠木碧が演じた人気キャラを見ていきます。「人外」と呼ばれる人間以外のキャラも増えてきており、悠木碧の声優としての進化には驚かされるばかりです。

アニメ:ブギーポップは笑わない

悠木碧は上遠野浩平の小説が原作のアニメ「ブギーポップは笑わない」で宮下藤花の別人格「ブギーポップ」というキャラを演じています。「ブギーポップは笑わない」というタイトルどおり、ブギーポップは常に無表情のキャラで、落ち着いた声が特徴的です。

ブギーポップの声を聞いたアニメファンからは「誰?この声」「悠木碧のイケボ(イケメンボイス)が好き」という声が挙がっており、新たな悠木碧の側面を見せてくれる作品と言えそうです。

アニメ:からくりサーカス/コロンビーヌ

悠木碧は「からくりサーカス」でコロンビーヌというキャラを演じています。コロンビーヌは自動人形という設定で人間ではありませんが、徐々に主人公・勝の気持ちを理解していくキャラとなっています。

人形なのに誰よりも人間らしい反応をするコロンビーヌという難しいキャラを悠木碧は高い演技力で表現しており、「からくりサーカス」の中でもかなりの人気を誇るキャラとなっています。

アニメ:炎炎ノ消防隊/環古達

悠木碧は2019年7月5日(金)より放送予定のアニメ「炎炎ノ消防隊」で環古達(たまき こたつ)というキャラを演じる予定です。「ソウルイーター」でお馴染みの漫画家・大久保篤による漫画原作のアニメです。

環古達はエッチなイベントを巻き起こす「ラッキースケベられ」体質というキャラ設定になっています。悠木碧は「口調は乱暴な時もあるけど、とても女の子らしい部分もある、可愛いの塊みたいな子です」とインタビューに答えており放映前から非常に注目されています。

映画:あした世界が終わるとしても/ミコ

悠木碧は「あした世界が終わるとしても」でミコというキャラを演じています。Huluオリジナルアニメとして制作された「ソウタイセカイ」の世界観をベースにした作品で、悠木碧は人型兵器、いわゆるロボットの役を演じています。

映画を見たファンからは「悠木碧ちゃん演じるミコが天才的に愛おしくて可愛い!!」「悠木碧キャラは個人的にツボ」というコメントが寄せられており、かなりの好評価を得ているようです。

映画:クレヨンしんちゃん/プリンセスコアラ

悠木碧は長期にわたる人気アニメシリーズ「映画クレヨンしんちゃん」の最新作「新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」に仮面族の姫・プリンセスコアラというキャラで出演しています。

この映画で悠木碧は単に長期人気作品に出演したというだけでなく、ラスボス役という新たなタイプのキャラに挑戦しており、さらに演じられるキャラの幅が広がっていることを示しています。

悠木碧イチの人気キャラはまどマギのまどか

悠木碧は子供の頃からこれまでに無数ともいえるほどのアニメ作品に出演し、主人公・ヒロイン・脇役・敵役と様々な立場のキャラを演じてきました。悠木碧は現在ではかなりのキャリアがある声優として知られるようになっています。

また近年では可愛い女の子の声だけでなく、低い男性的な声やハスキーボイス、ダミ声など様々な声質を出せるようになってきており、複雑な設定のキャラや様々な年齢のキャラを演じ分けられる貴重な声優としても評価が高まってきております。
 

しかしなんといっても一番人気のキャラはまどマギのまどかです。悠木碧自身もまどかに関してはかなり思い入れがあるようです。現在でもまどマギ関連のゲームなどでまどかの声を担当しており、ますますキャラに対する愛情が深まっているようです。

悠木碧は優れた演技力と声質の幅、キャラへの理解力、子役時代からのキャリアなどを持っており、今後もそれらを存分に活かして声優として活躍していくことと思われます。悠木碧の今後の声優としての活躍に期待しましょう。

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この記事のライター
ゆすやん
漫画・アニメ・映画大好きの元CGクリエイター・デザイナーです。声優・アイドルなどサブカル全般詳しいです。

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